凸型電気機関車(その1)
ED201と言います。
天賞堂が1962年に1,990円で発売したEB10形。その車体はベークライトのようでした。
ある時、その車体だけ入手することができ、いずれ何とかするかとの軽い気持ちで保有し続けていた車体を利用して、フリースタイルのEDとして完成させたものです。
いざ、完成させようと、あれこれ考えていると、この車体は2軸のEBにしてはかなり大きいことに気づきました。流石国鉄サイズ、車体幅も2,800㎜とのことです。
それならということで、ボギー化することを考えるのですが、車体長からして市販台車を活用してということになると、結果は軸距24.5㎜のブリル台車しか使えません。イコライザー式のD14などでは、台車枠が干渉してしまうのです。
そこで、床板を製作することになるのですが、これが結構な手間仕事に。1.0㎜厚真鍮版に、パワートラックが入る四角い穴を2箇所開け、ボルスターとなる部分に1.0㎜厚真鍮版を半田付け。この作業だけで疲れてしまいました。
形式は手持ちの他の機関車と重複しないように、ED201としてステンレス切り抜き文字を貼りました。
塗装は湘南電車のグリーン(緑2号)とし、遊び心からなんとなくドイツ風にしたくなったので、屋根をシルバー、そして赤く塗ったパンタグラフを乗せてみました。
パワートラック2台の全軸駆動で、車内にはウエイトをできるだけ積んだ結果、小型ながら結構なパワーが発揮できる働き者になりました。
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