東武鉄道の特急電車
東武の特急と言えば、関東というか首都圏では小田急とともに歴史あるものです。
なんといっても5700形は、その流線型の姿、大型のヘッドマークから「ネコ」と呼ばれて親しまれました。
この車両は1951(昭和26)年に東京・汽車製造株式会社で製造されたものです。
流線型というより湘南顔のような正面は、その後貫通扉が設けられ、1991年に引退、暫く保管状態にありました。しました。ところが、、、
嬉しいことに東武博物館での保存に際して、金型を新たに製作し、鉄板の叩き出しで正面を新製時に復元したのです。
「ネコひげ」と慕われたヘッドマークも!
モハ5701という標記も、誇らしげです。
2段上昇式側窓です。
台車はゲルリッツ形と言われる構造の住友金属製のFS106形。
上は左が先頭部、下は連結面側の台車。ブレーキシリンダーやボルスターアンカーの取り付けが対象となっていることがわかります。模型を作る立場としては見逃せませんね。
淡緑色の清潔な車内ですが、蛍光灯照明は製造当時からだったのか、少々疑問ですが、まあいいか。
運転室、マスコンも制動弁も、デスク状にビルトインされています。
貫通路は防塵のため、幌にアクリル板が取り付けられています。
丹念に当時の姿を復元し、保存された東武鉄道様に感謝ですね。
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