静岡県の鉄道・・・その6
遠州鉄道2000形、その顔は四角いケーキの端をナイフで削いだような顔をしています。窓ガラスが大きいこと!
窓が大きいので、ペーパーでの造形の多少手間取るとは思いましたが、流線型ではないのでそれ程難しいものではないと判断しました。しかし、製作開始とともに意外に難しいことに気づきます。前照灯部分を「ゼロ」とすると、上方は上に向かって、下方は下に向かって、それぞれ内方に折れ曲がっています。そして、その形状が前照灯の左右から、側面に向かって折れ曲がります。さらに、そのフォルムはそのまま車体裾のスカートにも及びます。シャープなその稜線を出すのに大変でした。
側面はユニットサッシの枠を、タックラベル紙を利用して表現することくらいで、さほど大変なことではありません。
雨樋は側板内側に収められた形状のため、屋根は側板の内側から立ち上がるようにしています。連続型のクーラーはペーパーで自作です。
貫通路は広く、大きな幌です。その幌は、0.5φ真鍮線を数本並べて半田付けした材料をグイッと曲げて作りました。
« 静岡県の鉄道・・・その5 | トップページ | 静岡県の鉄道・・・その6 »
「鉄道模型」カテゴリの記事
- 関西私鉄を愉しむ(2023.10.20)
- 小田急が関西進出?(2023.09.30)
- 製作技法勉強会?(2023.09.26)
- 第22回国際鉄道模型コンベンション:2(2023.08.23)
- 第22回国際鉄道模型コンベンション(2023.08.21)
遠鉄は吊掛車の頃から全断面幌を採用しています(地下鉄6000系よりも古い)。
しかし、模型で再現すると連結面の強度を出しにくいし、幌らしきものをつけないと車内も丸見えになってしまう、なかなか手強い存在です。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年4月27日 (土) 23時55分
営団6000より前からでしたか! でも小田急SEよりは後でしょうね? 模型、仰る通り室内丸見えです。
投稿: OER3001 | 2013年4月28日 (日) 21時27分