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2013年5月

2013年5月31日 (金)

大発見!

小田急線の下北沢界隈(東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅)の地下化がなされて2か月以上が過ぎています。

下北沢ではホーム階はB3、将来は急行線ホームとなるところが先に使われています。その上層階B2が将来の緩行線ホームになります。

それを乗客に知らせるため、楽しい壁面、床面装飾がなされていますが、そこで面白いことに気が付きました。

将来の緩行線となる部分に線路が描かれ、下り方面の壁面には前照灯を点けた新宿行の4000形が描かれています。

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そして反対側、上り方面の壁面には赤くテールライトが点く新宿行の4000形。

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あまりにも良くできているので、ついつい見入ってしまいました。

・・・そこで、んっ?何かへん。まあこんなことに気づく人はなかなか居ないとは思いますが、OER3001氏としては発見してしまいました。

上の画像、新宿行の先頭車ならクハ4054のはずなのにクハ4554です。

下の画像、新宿行の最後尾ならクハ4554のはずなのにクハ4054です。

せっかくここまで作ったのに、ナンバーとライト点灯を間違えているのです。残念ですがまあいいか。

2013年5月30日 (木)

トップナンバー

小田急線は登戸駅下りホームでの1コマ。

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やって来た多摩急行唐木田行は東京メトロ16000系のトップナンバー、16101でした。

右側の緩行線は用地買収が地元と折り合わず、将来の着工までこの状態。緩行線はホーム手前で急行線に渡ります。

2013年5月29日 (水)

JR東日本205系

神奈川臨海鉄道のイベントに行くために利用した南武線の205系。

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中間車を改造した先頭車。なかなか好感の持てる良い顔だと思います。

・・・いやいや、だからと言って、斯様な車両まで模型化する意欲はありませんよ。

2013年5月28日 (火)

鉄道イベント

神奈川臨海鉄道50周年記念のイベントでは、貴重な貨車の展示もありました。電車ファン、とりわけ小田急ファンを自認するOER3001氏は、日頃貨車をよく見ることはありませんが、このナンバーには目が止まりました。

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タキ1000-1、タキ1000形のトップナンバーです。 その隣は・・・

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タキ1000-2ではありませんか! 貨車は電車とちがって固定編成など組みませんから、新製直後でもないのに1、2と連続で揃えることは大変なことだと思います。

で、同じ形式の1、2号車と思っていたら、台車が違うんですね。タキ1000-1の軸受部分は・・・

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防振ゴム式。これに対してタキ1000-2の軸受は・・

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シェブロン台車のような複合ゴム式です。吉岡心平氏の解説資料によれば、両車は1993年に日車と川車で試作されたものとのことでした。

さらに、銀色に輝くタキ43000形が居ました。タキ143645と標記されています。

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唯一のステンレス製タンクだそうです。1987年に試作されたとのこと。貴重な貨車をじっくり観察した次第です。

2013年5月27日 (月)

鉄道イベント

旅客輸送をしない貨物鉄道の「神奈川臨海鉄道」が50周年のイベントを行うと聞いて、電車ファン、とりわけ小田急ファンのOER3001氏が昨5月26日、生まれて初めて(?)斯様なイベントに行ってみました。

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まずは国鉄DD13が転じたDD5518.

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その隣には自社発注のDD602。

どちらも好天に恵まれた順光の下で十分撮影ができました。

が、最大の目的は・・・

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同社が保存するC56139です。

午前、午後の2回、構内をDD602に連結されて3往復、煙を吐きながらしました。会社を上げての素晴らしいイベントでした。

2013年5月26日 (日)

東京スカイツリー

東京スカイツリーが開業1周年だそうです。

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東武鉄道ばかりではなく、OER3001氏のお膝元、小田急の電車も東京スカイツリーを入れての撮影ができるのです。ここはコルティ成城の屋上ガーデンから。

残念なことは、スカイツリーを撮ることを目的に望遠にすればするほど、架線ビームの間が詰まって電車の顔が切れることです。

まあ良しとしましょう。

2013年5月25日 (土)

レイアウトの参考?

グランシップ静岡へ遠征のため宿泊地に選んだ焼津。焼津までは東静岡から東海道線を楽しめます。

焼津駅で見つけた看板。 ・・・ん?

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 「天野医院」と「山下内科医院」ですって!

2013年5月24日 (金)

トレインフェスタ2013(5)

連続でご紹介してきたグランシップ静岡の全館を使用しての 「トレインフェスタ」は10年以上続いてきたイベント。メインは1階大ホールに集合する多くのクラブレイアウトだが・・・

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2011.3.11の東日本大震災を受けて、同年は我らのクラブは不参加でしたが、2012年から再参加しています。けれど参加クラブ数は減少気味なのか? ご覧のようにゆったりしています。

我らのグループは当初からこのホールには加えてもらえず・・・最近は展望ロビーの10階への出展です。

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利点は、富士山を眺められ、眼下を往来する新幹線を見られること。そして何より明るい会場だけに、模型が見やすいのです。

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まだ開場から間もないお客様が少ない時間帯の撮影、明るく広々していました。

2013年5月23日 (木)

トレインフェスタ2013(4)


静岡ではJR東海の現役車両を走らせなくては、地元の人たちに失礼です。

とは言え、OER3001氏や同好の仲間では、N700Aなど最新型新幹線を作る人は居ません。まして、用意したレイアウトのイメージは在来線です。そこで、313系を走らせました。

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実物ではありえないのですが、カシオペアとすれ違います。右手は桜が満開!

模型はペーパー自作するつもりで設計を進め、一部のパーツも入手したところでヤフーオークションに出品されていた日車夢考房製品を見つけ、比較的安価に入手してしまった完成品。OER3001氏が完成品を入手することは極めて少ないのですが、それまでして買ってしまった理由は・・・

OER3001氏が好む小田急車両が乗り入れている御殿場線車両だから!

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313系の俊足ぶりには脱帽ですよ。

模型でもそれを表現したく、茶畑バックに流し撮りに挑戦してみました。

2013年5月22日 (水)

トレインフェスタ2013(3)

このブログでご紹介しているペーパー自作の伊豆箱根鉄道7000系も、元気に活躍しました。

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実物は三島~修善寺の路線では隧道を通ることは無かったと思いますが・・・

模型の世界ではご覧のような光景を。流し撮りは難しいものです。

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彼方に遠鉄2000系が見えますが、それは撮るのを忘れてしまいました。

2013年5月21日 (火)

トレインフェスタ2013(2)

「青大将」編成の雄姿、来場客が入館前の試運転で、その姿を記録しておきました。

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広く大きなレイアウト上を、一切のトラブルを生じることなく、気持ちよく快走してくれました。

2013年5月20日 (月)

トレインフェスタ2013(1)

5月18日(土)~19日(日)の2日間、グランシップ静岡での「トレインフェスタ2013」に参加していました。

撤収と荷物積み込み終えて、新東名経由で自宅に帰ったのは20:30過ぎ。荷物を収納してぐったり疲れました。

ここに報告すべき内容は少なくありませんが、取り急ぎ今回は「青大将」走行の姿を。

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KATO製品を青大将色に塗り替えたEF58先頭に、プラキット、ペーパー自作、真鍮バラキット組立てからなる客車が繋がります。

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テールライトもテールマークも点灯させて、レイアウトを快走してくれました。

2013年5月19日 (日)

焼津の宴会

グランシップ静岡「トレインフェスタ2013」遠征中のOER3001氏。

お泊まりはJR東海313系に揺られて東静岡から西へ。静岡、安倍川、用宗、そして焼津。そこで昨夜は宴会。

お店は地元で水揚げされた旨い魚と、そして静岡県の地酒を提供してくれる「黒潮」。

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頼んだ料理は・・・

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先ずはお造り。大きめに切られていてボリューム満点。

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そして揚げ物。

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メインイベントはマグロのカマ、ではなかった兜。お店のお姉さんが上手に取り分けてくれました。

で、気を良くしたOER3001氏は、鰹のカマも追加してしまいました。本来は鰹は自分でバラスのですが、お姉さんに特別にお願いした結果、スマイル付きでご覧のように・・・

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いや~満足な宴でございました。

さ~、今日は二日目。15時までの公開運転を終えたら帰宅しますが、東名の渋滞が心配です。

2013年5月18日 (土)

実況!

愛車プリウスの後席をフラットにして、線路や車両を目いっぱい積み込み、早朝4時半自宅発。会場のグランシップ静岡には7時過ぎに到着!

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さっそく参加者全員で組み立てが始まりました。

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我がグループは総勢3組のレイアウトが終結。相互に乗り入れが可能に。

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OER3001氏が持ち込んだ小田急や伊豆急もヤードに待機しています。

ここでの公開運転は明日15時までです。

2013年5月17日 (金)

非鉄勤続?

当ブログ、決して毎日書き込みなどせぬと言いながら、なんだかんだと連日更新続けています。

お陰様で訪問くださる方も増えていて、それなりに楽しみにされていらっしゃることと思えば、開けるわけにも行かず悩むところです。

でも、流石にグランシップ静岡行前にして、ネタ切れで閑話休題。話題を変えて・・・

昨夜のひととき。

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まだ完全に日が暮れないうちに入った木造のイタリアン。千駄木の「露地」です。

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下町の築80年という民家をリニューアルしての素晴らしい店舗。内装にも老木が活用されていて素晴らしい! お姉さんも素敵ですよ。

旨い料理とワインを楽しんで帰宅。  あっ!すっかりその画像を撮り忘れましたが、最後にしっかり鉄分補給しましたよ。

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酔っているからかなりのブレ、お許しを。

2013年5月16日 (木)

東海道本線特急列車(7)

KATO製EF58を手に入れたことから始まった、OER3001氏の安価な東海道本線特急列車。プラキット、ペーパー自作、真鍮バラキットを織り交ぜた1編成、完成は1999年です。

今年も間もなく、グランシップ静岡で開催される「トレインフェスタ2013」に登場します。ここにご紹介の画像は2010年のものです。

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シーナリー付きの組立てレイアウトを、ヘッドライトを点灯、誇らしげに「つばめ」のヘッドマークを掲げて疾走します。

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最後尾の展望車、室内の白いソファも目立ちます。テールライトの赤い光と共に、行燈式テールマークが走り去ります。

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これと同様の模型が、間もなくお金を払えば、天賞堂から入手できるとのことです。きっと、この姿が運転会場で多くみられるようになるのでしょうね。

でも、手作りの価値は製品には負けませんよ。

2013年5月15日 (水)

東海道本線特急列車(6)

機関車牽引客車特急列車のシンボルは、なんといっても最後尾の1等展望車です。

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この車両ばかりは、ペーパー自作と言うのにはデッキを作るのにハードルが高すぎます。そこで市中を探しまわり、マイテ49(2)のタニカワ製真鍮キットを手に入れました。 最大の見せ所はデッキであることに間違いはありません。

先ずはテールライトを何とか点灯させたい!

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角型のLEDをそのまま使うことにしました。レンズ部分に「輪」がありますが、これはワッシャを嵌めることで解決しました。

次にテールマーク。これも何とかして行燈のように点灯させたい!

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直径10ミリの真鍮パイプを利用、後ろ側は0.3ミリ厚真鍮板で塞ぎます。そこにテールライトで使用したのと同型の黄色いLEDをセット。表から真鍮パイプの先端までエポキシ樹脂を流して、「真鍮枠が付いたエポキシ体」のようにした表面に、カラーコピーしたマークを張り付けました。

中からボワーっと行燈のように光らせることができました。

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如何ですか、この雄姿。デッキに紳士、淑女を立たせてみたくなります。

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もちろん車内も作りました。白いカバーが掛けられたフカフカなソファーが並びます。

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こちらは個室。車内の仕切りも作りました。シートには市販パーツを利用しつつも数が足りなく、一部はシリコンゴム型を介してウレタン樹脂で成形したものを利用しました。結果的には軽量化が図れました。

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台車は日光モデル製のTR73、3軸台車です。トイレ、洗面所の窓ガラスは、多分ダイヤカットガラスと判断、荒目の紙やすりで削り目を目立たせました。

2013年5月14日 (火)

東海道本線特急列車(5)

機関車牽引の特急列車では、最後尾の展望車とともに重要な構成要素である食堂車を欠かすことはできません。オシ17です。

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これもペーパー自作。車端デッキが無い分、車体製作は楽です。この車両も前掲の「模型と工作」西村正平氏の記事を参考にしています。

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調理室側の廊下部分、水切りが付いた2段窓が並びます。

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台車は日光モデル製のシュリーレン型、TR53。業務用扉は抜いてはなく、鉄筆で周囲をへこましただけです。

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もちろん車内も作りました。テーブルと椅子は、真鍮板が抜かれ、折り曲げて使うタイプの製品、天賞堂製だったでしょうか、これを利用しました。食事を摂る乗客と、テーブル上の料理が欲しくなってきました。

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窓越しに覗く車内、仕切り板とドアものぞけます。窓サッシは窓ガラスとするエンビ板にアルミ製キッチンテープを貼り、窓部分を抜いて作りました。本物のアルミサッシです。

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反対側、調理室側の側面全景です。

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カシオペアや北斗星など一部を除き、特急列車に食堂車が連結されない時代になってしまったのが残念に思います。車窓を眺めながらの食事は、本当に良いのに寂しいですね。

2013年5月13日 (月)

東海道本線特急列車(4)

スハニ35、スハ44と、3等車が続いた後には2等車です。

ここで2等車、3等車と書きましたが、この時代は現在の普通車とグリーン車という2クラスではなく、3クラス制だったことをご存じない若い人も増えて来ました。

2等車は軽量客車が製造されてから、ナロ10に変わりました。これはペーパー自作としました。

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ペーパールーフです。電車製作を続けてきた身からは、車端のデッキ仕上げに不慣れなところがありましたが、何とかなるものです。

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実は「模型と工作」という雑誌がありましたが、そこに掲載されていた西村正平氏の記事を参考にしました。

20130506_0015_30台車は日光モデル製品。走行性能も良く、素晴らしいディテールです。

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側窓の上部にある水切り、数が多くて悩みますが、前掲の西村正平氏の記事に従い、糸ヒューズを利用しました。

窓の大きさの角丸角材を作り、そこに糸ヒューズをぐるぐる巻きつけ、それをカッターで切り離すという技です。

窓サッシは窓ガラスとなるエンビ板にアルミキッチンテープを貼り付けだだけのものです。

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これも走らせてしまえば細部はわかりません。

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妻板の下部もそれらしくしてあるだけで、ジャンパー栓などは省略。カプラーはKATOの安価な製品です。

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ガーランド型ベンチレーターは、ストックしたあった天賞堂のポリエチレン製品です。同社発売の10系軽量客車に使われていた製品です。

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車内には天賞堂製のリクライニングシートを入れました。シート色は多分臙脂だったのでは?との判断から、該当の色を吹き付け、タックシールから切り出したカバーを掛けましたが、これが目立ちます。 ただ、経年で剥がれてくるものもあり、メンテナンスが必要です。

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トイレ、洗面所の窓ガラスは、多分スリガラスというよりダイヤガラスだったような気がしているので、エンビ板を荒目の紙やすりで90度直行する形で削り目を入れました。

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感じは如何でしょうか?

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ナロ10が連なるのは圧巻です。

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今夏に、天賞堂がこの編成をプラスチック製品で発売すると予告しています。プラ製品ですから入手しやすい価格になるはずですが、こうしてペーパー自作すれば、それよりも安価に入手することができます。

2013年5月12日 (日)

東海道本線特急列車(3)

スハニ35の次にはスハ44が続きます。

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これも中村精密のプラキット利用です。 

このプラキットへのラッカー吹き付けは、下地のプラが溶け出すのでお勧めできません。 本来はプラスチック用塗料を使うべきですが、淡緑色5号が発売されていませんのでやむを得ずラッカーとしました。 1回目の吹き付けで下地が溶け出しますが、乾燥後に2回目の吹き付け、さらに乾燥後に3回目の吹き付けとして、何とか誤魔化した次第です。

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オーバースケール感の台車ですが、このプラスチック台車でも走行には十分耐えます。

2013年5月11日 (土)

東海道本線特急列車(2)

手頃な価格で手にすることができたEF58ですから、続く客車も手頃な価格で実現することにします。

機関車の次位、1号車はスハニ35です。

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中村精密から発売されていたプラスチック製キットを組みました。台車もキットに入っていたプラスチック製。幾分オーバースケールの感じですが、これも走らせてしまえば分らない!です。

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車内にはカツミ製品のクロスシートを、1脚づつ切り離して窓ピッチに合わせて配置しました。シートが付いていることを目立たせるため、シートの色は製品の明るい黄緑のままとしましたが、本当は紺だったのでしょうか、臙脂だったのでしょうか? 当時のカラー写真が見当たらず、車体色にマッチすると判断しての黄緑です。

サボはパソコンで作りましたが、写真用紙にプリントしなかったため、滲みが出てしまいました。

2013年5月10日 (金)

東海道本線特急列車(1)

東海道本線の特急列車は、特別の存在でした。

今のように全国各地に「特急」が走る時代ではなかった昭和の時代、「交通の図鑑」などという書籍を手に取れば、その表紙を飾るのが東海道本線の特急列車、EF58形電気機関車はでした。

EF58形電気機関車は、車体を短くしたEB58やED58がOゲージやHOゲージで売られていて、本格的な模型を手にできない子どもたちの人気を得ていたものです。

手頃な価格で発売されたKATOのEF58、OER3001氏も迷わず買ってしまいましたが、完成品コレクターではないだけに、自分だけのものにすることを考えた結果、前述の特急列車を作ることにしました。

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正面には真鍮材で、ヘッドマークを掛ける金具を付けました。ここに誇らしげな丸いヘッドマークが付けられます。

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ヘッドマークは天賞堂製。 そう言えば子どもの頃、自転車の前にボール紙で製作したヘッドマークを掲げて走り回ったこともありました。 ヘッドマークを掲げた機関車には特別の憧れがあったのです。

入手したKATO製EF58は茶色、綺麗な塗装でしたが勇気を奮って分解。日光モデルのラッカー(淡緑色5号と黄1号)を吹き付けました。プラスチックがシンナーで溶けないか心配もありましたが、元の塗装の上に塗ったことで防げました。

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細かいことを言えば、ワイパーの形状など、当時の姿とは異なる部分がありますが、走らせてしまえば分らない! 1998年に製作したこのEF58が、その後に続く展望車を含む客車編成を作ることにさせました。

                                           ・・・続く

2013年5月 9日 (木)

静岡県の鉄道・・・その17

今、当社に揃う100系は5両です。この後1000系2両の製作予定があり、最終的には7両編成とする計画ですが、実現はいつになることか。

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クモハ103(左)とクモハ128(右)。 1961年の伊豆急開業の時に揃えられた顔と、1964年以降に製造された高運転台の顔。

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両方とも良い顔していると思います。 両車とも当初はスカートなど履いていませんでしたが、スカート履いて引き締まった顔になりました。

20130429_0069_30高運転台のクモハ128のスカート。

20130429_0070_30低運転台のクモハ103の伊東方スカート、どちらもペーパー製です。

2013年5月 8日 (水)

静岡県の鉄道・・・その16

最後は「ロイヤルボックス」サロ1801の伊東方に連結されていた両運転台車クモハ103です。

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伊東方にパンタグラフが載り、精悍な顔つきです。スカートはこちらの顔にだけ装備されていて、下田方にはありません。そのスカートもペーパーで作りました。ペーパー製でも整形後に瞬間接着剤を塗っているためがっちりしています。

最大の難題は屋根上でした。

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乗務員室への風洞なのでしょうか、パンタグラフ後部の送風器から長い管が屋根を這っています。

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そしてその上をパンタ引き込み線が越えています。この複雑な構造、伊豆高原車庫で何度も観察したものです。 風洞の材料にはなんと、ぺろぺろキャンデーの芯を利用しています。もちろん良く洗浄して乾燥させて。

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クモハ103のクーラーは3台。

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そしてベンチレーターの間には送風器のようなものがあります。

改造費用を抑制するために家庭用のクーラーなどを使ったと言われていますが、模型製作では大いに大変でした。

2013年5月 7日 (火)

静岡県の鉄道・・・その15

ロイヤルボックスのサロ1801です。1987年にサハ184から改造されて誕生した車両で、海側の大きな連続窓からの眺めが良かったもの。

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カメラ位置を低くして撮ると、片瀬白田の海岸線を走る姿を思い出します。

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屋根上は国鉄形のクーラーや通風器でしたが、トイレ上の換気装置は大きなものだったので国鉄形パーツでは合わないため、角材を組み合わせて自作しています。

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この「ロイヤルボックス」だけ、他車とは上半色が違っていて白っぽいグレー、帯はゴールドでした。

2013年5月 6日 (月)

静岡県の鉄道・・・その14

伊東向きのクモハ128、高運転台の車両です。これも前々回にご紹介の下田向きクモハ121同様、正面には真鍮製パーツを利用しています。

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床下機器などはほとんど国鉄(JR)用のパーツが利用できましたが、主抵抗器の表面はペーパーで形状を変更しています。
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この車両、中間に連結されていることが多く、顔を出す機会が少なかったです。

が、模型ではライト配線をしていますが、4灯の前照灯に米粒電球を入れる配線には手こずりました。

2013年5月 5日 (日)

静岡県の鉄道・・・その13

サハ181です。元はサロ、国鉄のサロ165に似ているものの、窓は固定窓でスマートな車両でした。

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後年、その窓がユニット窓のように改造されたため、外板に窓枠が出るような形になりました。これは薄いペーパーを貼るのではなく、マスキングして塗装のみで表現してみました。
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クーラーは新製当初から付いていたので、国鉄同様のもの。この車両のパーツに悩むことはありませんでした。

2013年5月 4日 (土)

静岡県の鉄道・・・その12

「静岡県の鉄道」としてこれまで、静岡鉄道、遠州鉄道、伊豆箱根鉄道とご紹介して来ましたが、今回からは伊豆半島東端を走る伊豆急行、2001年に完成させ100系電車です。

先ずはクモハ121を。

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正面には、長い間ストックしていたピノチオ製真鍮パーツ(タニガワと同品と思われる)を利用しペーパー自作(ペーパールーフ)です。

100系電車は人気があり、多くの人が持っているので、他人とは違った姿をということで、後年の冷房改造後の姿で作ることにしました。

ところが・・・、流石に古い車両の冷房化で相当苦労した設計らしく、肝心のクーラーは何処にも無い形のもの。 

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小型のクーラーが3台載っています。

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右側がクーラー、その左横はインバータ装置でしょうか。

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これら全て、手作りすることになってしまいました。

角材とペーパー片から作り、シリコンゴムで型取り。 ウレタン樹脂を流して量産するという方法を採りました。

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これがシリコンゴム型。左下から時計回りでクモハ121のクーラー、そのインバータ装置(?)、クモハ103の送風装置、クモハ103のクーラー。

2013年5月 3日 (金)

静岡県の鉄道・・・その11

ステンレス車体の色には、マッハ模型のステンレスシルバーを使ってみました。

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ブルーの帯にはカッティングシートを利用してみました。ちょっとシートの厚みが気になりますが、マスキングして塗装するより簡単です。一度張り付けると意外に剥がれません。ただ、正面のようにカーブしたところに貼るわけには行かず、正面には調色したプラスチック用塗料を塗っています。

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乗務員室扉と側扉の間にある伊豆箱根鉄道の社紋は、撮影して来た画像をサイズ調整してからシルバーつや消しフィルムにプリントしています。このフィルムは便利なもので、車両番号表示にも使っています。

2013年5月 2日 (木)

静岡県の鉄道・・・その10

伊豆箱根鉄道7000系はクモハ7100+モハ7300+クハ7500の3両編成です。中間のモハ7300の屋根には2台の下枠交差形パンタグラフ(PT48)が乗ります。そして、その配管が複雑なこと!

駿豆線では、三島~修善寺間のどの駅にも跨線橋というものが無く、屋根上を観察できる場所がありません。強いてあげるなら、大場駅の先に道路橋(熱函街道)がありますが、電車はここを通過する時既に50~60㎞/hに達していて観察できません。

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三島と修善寺、両終端での長時間停車中に、首を長くして眺めるしかありません。そしてあとは、似通った西武の車両から推測するか。

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やっとの思いで、何とかカタチにしました。

2013年5月 1日 (水)

静岡県の鉄道・・・その9

伊豆箱根鉄道7000系電車の顔は、近年の観光バスのようです。

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全てペーパーで製作、瞬間接着剤で固め、パテを盛ってヤスリ掛けという工程を繰り返して表現しました。車体断面など基本寸法はJR211系などと同様なので、設計にはさほどの苦労はありませんでしたが、床下機器はJR車両とはかなり違います。親会社の西武に近いのかも知れませんが、OER3001氏としては西武に明るくないのです。結局、かなりの機器を自作しました。

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これは何だか判りませんが、角材をベースにペーパー片で整えました。中央は天賞堂のEF62車体側面のルーバー(ドロップフォージング製)を利用しました。

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コンプレッサーとアフタークーラーは、小田急9000形用パーツ(みどりや)をシリコンゴムで形取り、ウレタン樹脂で複製しました。

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主抵抗器もウレタン樹脂の複製品。フェニックス模型やモデル8のパーツから形取りしました。

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その他の機器は角材とペーパー片からの自作と、適当な市販パーツを織り交ぜています。

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中間の電動車モハ7200台車寄りには赤く塗装された高電圧機器箱があります。

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遮断器は角材に、市販パーツからルーバー部分を切り出し、2+3列にして貼りました。

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