鉄道博物館(20)
走るホテル
と言われてデビューした特急寝台列車「あさかぜ」、それまでの客車列車の常識を覆し、固定編成列車となりました。青い車体から、いつしか「ブルートレイン」と呼ばれるようになった20系客車です。
丸味を帯びた最後部車両が、当時の図鑑や絵本に描かれていて、子どもの時の記憶では「ヘッドライトは何処にあるのかな?」と疑うほど、先頭車両だと勘違いしていました。最後尾車両が、列車の「顔」となること自体が画期的だった証拠です。
登場直後の最後尾はナハフでしたが、後に寝台特急からは座席車が外されて、食堂車を除き全て寝台車となりましたが、鉄道博物館に展示されてのはナハネフです。
乗降口上の★は、当時は無かった筈です。3段式寝台が当たり前の時代には、2段式寝台との区別は不要ですから。
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