0番ゲージの電車(5)
当車両の最大の見せ場、下回りです。
台車は実車とはイメージが大きく異なるDT16を使用していますが、これには深い理由があります。
この台車は、OER3001氏が小学生の頃、1台づつ買って大切に大切に保管してあったカツミ製のダイキャスト製品です。 1960年代には、台車は1両分ではなく、1台車単位で販売されていましたので、毎月のお小遣いで少しづづ買うことができました。
高校を卒業し、出会った鉄道趣味界の大御所・AKBならぬABH氏。 さまざまな面で多々ご指導いただくこととなりましたが、残念ながら既に他界されてしまいました。
そのABH氏はTDKという通称の「私鉄経営」(模型鉄道運営)をされ、TDK方式の駆動装置を考案、広めて来られました。 そのABHに、いつかはOER3001氏も0番を、との夢から、上記の台車を、他の手持ち台車と共に、TDK方式に改造してもらっていました。
プラスチック消しゴムから切り出したブロックを挟んで、横向きに取り付けています。
モーターからシリコンジョイント(以前はゴムでしたが劣化のためシリコンに交換)で台車に伝えます。
センターピン部分で自在継手を介してクラウンギアで駆動軸に至る構造です。「TDK乗り越しカルダン」と名付けられた方式です。 ギア比も低いのでかなりのスピードも出せる優れものです。
床下中央部には箱、そこに4個のスライドスイッチが取り付けられています。 ①1エンド側方向標識灯類、②2エンド側方向標識灯類、③室内灯のon-offに加え、④はスピーカー。
そう、この箱状の床下機器は、スピーカーボックスでもあるのです。 天賞堂のEL-1を使用して、タイフォンやブレーキ音を発せることができます。 勿論お遊びでロマンスカーの電子音も。
たった1両ですが、思い出の詰まった手作りの電車。 広~い線路で思いっきり走らせたくなりました。 関東合運の時、0番のクラブにお邪魔させて頂きましょうか。
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関東合運ではエンドレス1本を空けてお待ちしています。年に1度は電気ショックを与えてやりましょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2013年8月31日 (土) 01時45分
モハメイドペーパー さま
ありがとうございます。 お言葉に甘えて・・・かっ飛ばしてみたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
投稿: OER3001 | 2013年8月31日 (土) 09時29分