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2016年2月

2016年2月25日 (木)

続:床下機器製作中

製作中の小田急2400形HE車2編成、今回は制御装置系の製作進捗状況を。

左から断流器、主制御器、スイッチ箱。

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断流器およびスイッチ箱のルーバーは、ストックしてあるカワイのソフトメタルパーツを流用し、主制御器とともに桧角材と合わせて製作しています。アイボリー紙とタックシールを細切りしたテープを使って、点検蓋表面を表現しました。

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裏側は、ソフトメタルパーツを含めてそれぞれアイボリー紙で塞いだ後、一つひとつラッカープライマーとサフェーサーを刷毛塗りします。

近年は、旧型国電や旧型吊り掛け私鉄車両用は「別として、床下機器類のパーツ販売が少なくなり、特に私鉄電車の製作には利用できるパーツが空気溜以外の入手には苦労します。

無ければ自分で作るしかない。これが模型製作の基本です。

2016年2月23日 (火)

小田急2300形ロマンスカー

ちょっとした事情がありまして、2300形ロマンスカーを取り上げます。 

「ちょっとした事情」、東北地方に居住する友人氏が、2300形イメージの作品に取り組むとか。 そこで、1989年にペーパー自作したこの作品も参考になるのではと、アップすることとした次第です。

先ずはその全景を。

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手前が小田原方、2304。後方に2303、2302、2301の順。オールМの4両固定編成です。

続いて下は、新宿方2301からの全景。

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近付いて、見上げてみます。

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ヘッドマークは「あしがら」。 キーホルダーを複写した写真を使いました。 

小田原方からも編成全景を見上げてみます。

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組み立て式レイアウト用に製作した築堤に乗せています。

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模型では上りを設定して、座席が全て新宿方を向いているので背もたれ背面しか見えません。

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ペーパー車体ですが、床板は1㎜厚の真鍮板。車体裾の5㎜アングル材に留めているためかなりの重量です。 モーターは中間2両にそれぞれカツミ製のトラクションモーター。

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2号車2303。海側に喫茶カウンターが設けられている車両です。 山側から室内を覗きます。お判り頂けるでしょうか?

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海側から覗いてみても座席が見えないだけで、苦心して製作した割には寂しく、こういうのを自己満足と言うのですね。

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続いて3号車の2302。小田原方にトイレと洗面所を備えますが、ここはもちろんその中を覗くことはできません。

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そして4号車、2301。乗降用の客扉は1号車とこの4号車にしかありません。

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薄い押し込み型ベンチレーターが2列に並ぶ屋根、中間車にはPT42パンタグラフが載ります。 

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乗務員室仕切りを通して前方を眺めていた幼少時代を思い出せるように、室内製作にも取り組み、前照灯、通過表示灯、後部標識灯、室内灯と、全ての電球を点灯可能にした作品。さらにこの新宿方2301の床下には薄型スピーカーも組み込み、実物ではこの2300形の後に登場した3000形SE車の補助警笛音(オルゴール)を発することも可能です。
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台車はFS203、アマミヤのドロップ製品を使用しました。
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800㎜幅の側窓がずらり並ぶ思い出のロマンスカーです。

2016年2月19日 (金)

続:床下機器製作中

小田急2400形のアフタークーラー製作を進めました。 以下が全て自作の主要パーツです。

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1.床板に使用した1㎜厚真鍮板の余りから、1.6㎜径の穴を4つ開けた四角形のパーツを切り出しました。

2.前回紹介の通り、1㎜径真鍮線に0.3㎜径真鍮線をグルグル巻いた、12㎜長のパーツは、その両端をドリルレースで少々細めに加工しました。

3.この「1」に、4本の「2」を差し込み、反対側にも「1」を嵌め込みます。

4.それをハンダでジューっと一体化し、

5.左方に空気管を差し込みました。

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それがこれ、小さなパーツなのに実に手間がかかった代物ですが、自作しただけの価値があると自負しています。

4両2編成の同時製作もなかなか手間がかかります。


2016年2月15日 (月)

床下機器製作中

「OER3001氏の優雅な生活」、健康維持のウォーキングに手料理挑戦、時には旧知の友たちとの美食にカラオケ、そして家族との時間など、優雅過ぎてゆっくりモデルに向かう時間もままならぬ日々を続けていますため、ブログ更新も日が空いてしまっています。

そんな中、斯様なものを作っていました。

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1㎜径の真鍮線に、0.3㎜真鍮線をグルグル巻いてはんだ付け。

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そしたら12㎜長に切断します。

コンプレッサーで圧縮された空気は熱を持ちますので、それを冷やす「アフタークーラー」の製作です。

昨今の新型車両に搭載されるコンプレッサーはユニット化されていて、アフタークーラーもユニットに収められているのか目にすることが無くなりました。

下は1970年に製作した小田急2400形のアフタークーラー。

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この時は2㎜ビスを利用しましたが、今回は前述のように、若干細めに仕上がるように製作中です。

同じ2400形を製作中の友人KW氏が自作していると聞き、大いに刺激された結果でした。1月21日の本欄で紹介した蓄電池とともに、床下機器の製作に手間がかかります。

2016年2月 5日 (金)

運転会

サラリーマン諸氏が必死に働いているであろう平日の昼下がり、それぞれ立派に社会で活躍して引退したシニア達が、各自の自慢の模型を持って多摩川の畔に集まりました。

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模型人の心を知り尽くされた、ご自身もご立派なシニアで在られる店主の経営するこのお店。 OER3001氏も半世紀に渡って利用させて頂いております。

この2階にある運転場を借用して、集まったシニアが各自の持ち時間の中で、持参した模型を走らせました。 OER3001氏は、OERとKTRを持って参加させて頂きました。

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最新作の京王帝都2010系、ダブルルーフの小型サハを挟んだデビュー時の4両編成。 集まったシニアの方でも、この時代をご存じない方も少なくありませんでした。

カルダン車にダブルルーフが連結されているなんて、やっぱり変ですよね。 その「変」なところが懐かしくなって製作した作品でした。

運転を楽しんだ後は居酒屋で一献、これがまた旨いし楽しい。 シニアになったら趣味を持っていないと惨めですね。

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