ちょっとした事情がありまして、2300形ロマンスカーを取り上げます。
「ちょっとした事情」、東北地方に居住する友人氏が、2300形イメージの作品に取り組むとか。 そこで、1989年にペーパー自作したこの作品も参考になるのではと、アップすることとした次第です。
先ずはその全景を。
手前が小田原方、2304。後方に2303、2302、2301の順。オールМの4両固定編成です。
続いて下は、新宿方2301からの全景。
近付いて、見上げてみます。
ヘッドマークは「あしがら」。 キーホルダーを複写した写真を使いました。
小田原方からも編成全景を見上げてみます。
組み立て式レイアウト用に製作した築堤に乗せています。
模型では上りを設定して、座席が全て新宿方を向いているので背もたれ背面しか見えません。
ペーパー車体ですが、床板は1㎜厚の真鍮板。車体裾の5㎜アングル材に留めているためかなりの重量です。 モーターは中間2両にそれぞれカツミ製のトラクションモーター。
2号車2303。海側に喫茶カウンターが設けられている車両です。 山側から室内を覗きます。お判り頂けるでしょうか?
海側から覗いてみても座席が見えないだけで、苦心して製作した割には寂しく、こういうのを自己満足と言うのですね。
続いて3号車の2302。小田原方にトイレと洗面所を備えますが、ここはもちろんその中を覗くことはできません。
そして4号車、2301。乗降用の客扉は1号車とこの4号車にしかありません。
薄い押し込み型ベンチレーターが2列に並ぶ屋根、中間車にはPT42パンタグラフが載ります。
乗務員室仕切りを通して前方を眺めていた幼少時代を思い出せるように、室内製作にも取り組み、前照灯、通過表示灯、後部標識灯、室内灯と、全ての電球を点灯可能にした作品。さらにこの新宿方2301の床下には薄型スピーカーも組み込み、実物ではこの2300形の後に登場した3000形SE車の補助警笛音(オルゴール)を発することも可能です。
台車はFS203、アマミヤのドロップ製品を使用しました。
800㎜幅の側窓がずらり並ぶ思い出のロマンスカーです。
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