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2016年7月29日 (金)

代々木八幡駅近況

各駅停車の10両編成化に備えて、小田急はプラットホームの改修を進めていますが、その中のひとつ、代々木八幡駅改修は見ものです。

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大きくカーブする当駅、下り快速急行が45km/hで通過します。

跨線橋からの眺めは下の通り。 下り線(右方)は小田急開業時からの位置ですが、普通の複線間隔で敷設されていた上り線は、営団千代田線乗り入れ工事で大幅に離れてしまいました。 お陰で小生には床下機器の撮影場所として重宝していた所です。

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1駅隣の代々木上原駅で、千代田線を小田急上下線の真ん中に接続するため、複線間隔を拡げた影響です。 下の画像が上り新宿行。 薄緑色の歩道橋の下で、千代田線は顔を出します。 この画像は山手通り陸橋のポリカーボネート板越しに撮影したので紗がかかったようになっています。

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代々木八幡駅下り方上方は、山手通りが跨ぎます。

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この下の上り線の半径は203mと急曲線のため、走行速度は45km/h制限となります。 昔はキーン、キーンとキシリ音を立てて通過していましたが、フランジ塗油器他の対策が進み、現在は静かになりました。

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60000形MSEが通過して行きます。

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さらに、この山手通り陸橋の下に代々木八幡1号踏切。 新宿方のホーム先端には参宮橋6号踏切もあり、10両対応のホーム延長も難題でした。

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そこで小田急は、この代々木八幡1号踏切を陸橋下に移設することで生まれる用地を使い、対向式から島式プラットホームにすることで10両化を図ることにしました。 島式ホームはOER3001氏の記憶では、下北沢、梅ヶ丘で姿を消して以来ではないかと思います。

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完成するとまた、床下機器撮影場所に苦労しそうです。

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駅事務室は売店があった左方に仮移設、これまでの事務室は取り壊されています。

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右方が元の事務室スペース。

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仮事務室は売店があった場所ですが、改札機の位置はほぼ変わっていません。

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現代では稀になった古レールで造られた跨線橋、代々木八幡駅のは上りホーム移設時に延長されたものです。

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この風景も見納めです。

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この画像の下端まで、島式ホームになるのですから。

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コメント

 高校、大学と7年間、お世話になった駅です。大規模改修しても地上のままというのは、昨今では珍しいケースかも知れませんね。

モハメイドペーパーさま、いつもコメントありがとうございます。
ところで7年間!? 大学の時は通過してたんじゃないの?(笑)
それにしても、立体化じゃなくて踏切移設というのも今時って感じですよね。

 私事ですが、長距離通学は一般教養の2年間だけで、その間もクラブ活動なんかで代々木八幡はよく乗り降りしていました。
 立体化、上は山手通り、下は地下鉄で、持って行き場がないですね。

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