中間連結器
編成物の中間連結器として、近年は曲線部で連結面間隔が拡がる伸縮式カプラーが発売されていて良いのですが・・・ 経済的には結構な重荷になります。
そこで、自作車両の中間連結器には、エンドウのドローバーを使って来ました。
しかし・・・
近年は脱線復旧作業などの際、残念ながら穴に入れることに手間を食います。 加齢現象であることは間違いありません。
そこで、安価で最も確実な、棒状連結器を自作することにしました。
手元にあった端材の1×5×1㎜のチャンネル材に5㎜×0.5tの帯板をハンダ付けして厚みを稼いだチャンネルに、24㎜間隔で3.1φと2φの穴を開けただけの簡単なもの。 これをスプリングを介して装着します。
片方の車両は、床板の上から下方に伸びる2㎜ビスをこの穴に挿すだけ。 もっとも簡単、確実で、連結方向も決まるので良いのですが、近年この種のパーツは市販されていませんね。
ところで「ドローバー」という単語。 実物では中間連結器をこうは呼びません。 「drover」は牛や羊などを市場へ追っていく人、家畜追いを意味しています。 いかにもアメリカから来た言い方ですね。 日本人としては馴染めません。 せめてカプラーと呼びたいです。
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drawbar 引張棒,牽引バーだと思っていました。
投稿: moewe | 2016年9月29日 (木) 18時08分
一応wikipediaを引用しておきます
Two or more passenger cars or freight cars may be attached by means of a drawbar. At both extremes there is a regular coupler such as the North American Janney coupler or the Russian SA3 coupler. This drawbar eliminates slack action.
投稿: moewe | 2016年9月29日 (木) 18時12分
moewe さま
そうかもしれませんね、先生が仰るのですから。 それにしても引っ張るだけではなく押すこともあるのですから、やっぱり「連結器」「カプラー」が良いですよね。
投稿: OER3001 | 2016年9月29日 (木) 18時13分
確かにdrawですからね、カプラーと普通に言えばいいのですが。私も視力が弱くなり、細かなものを見るのに苦労します。簡単で確実な連結器を希望します。グループで作りませんか?売れそうならア○○○で販売していただければ…
投稿: moewe | 2016年9月29日 (木) 18時33分
作るのは少し手間がかかるけど、蒸機用のように押し込んで連結できる構造にしておけば、だいぶ楽ができます。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年9月29日 (木) 23時47分
モハメイドペーパーさま
仰る通りなのですが、長さや間隔を揃えたものを何個も作るには、治具などが不可欠となりなかなか・・・。
投稿: OER3001 | 2016年9月30日 (金) 09時21分