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2017年3月25日 (土)

日本国有鉄道大宮工場の見学

1967年3月下旬のある日、鉄道趣味団体の大先輩の計らいで、日本国有鉄道大宮工場見学の機会に恵まれました。 

当然ながら当時は「バカチョンカメラ」や「コンパクトカメラ」などと言う代物は無く、全てシャッタースピードと絞り値を自分で合わせて撮影するカメラだったため、ろくな出来ではありませんが過去の記録としてご紹介します。

蔦が絡まった重厚な建物が待ち構えています。

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一通り注意事項の説明をを受けてから、場内に向います。

何やら鋳造も行っていますが制輪子でしょうか?

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鍛造もしていますがこれはいったい何だろう?

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吊り上げられているのはディーゼルエンジンですが、この時代だとDMH17ということになるのでしょうか。

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パンタグラフ職場ではPS16やPS101あたりが主流だったのかも知れません。

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台車職場ではちょうど、コキあたりのTR63に車輪入れをしていました。

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外には整備を終えたTR40が並んでいました。

19670329_0013_tr40

やっぱり目を引くのは車体職場です。 EF13 31号機が台に乗せられています。 その後ろにEF65 55号機が。

19670329_0009_ef13

その横ではEF80 37号機と後ろにED71が。

19670329_0011_ef80

車体職場は迫力がありますが、素人には完成検査の方が活きた姿を間近に見られて良いですね。 EF15 122号機が試運転していました。

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さらに、C58 184号機も。 この当時はまだ蒸気機関車の全検も実施されていたのです。

19670329_0004_c58

敷地の隅には廃材と共に、ED42 1号機の廃車体が置かれていました。

19670329_0002_ed42

このED42 1号機が、やがて碓井峠鉄道文化むらで保存されることになるなど、想像もしていませんでした。

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鉄道(国鉄・JR)」カテゴリの記事

コメント

普通ではお目にかかれないとても貴重な記録ですね。鍛造、鋳造の現場写真には興味津々です。

ぼっちぼちさま
小田急の工場しか見ていなかった身には、流石国有鉄道の工場という感じでした。

これは貴重な体験ですね。この頃は工場の裏に思わぬお宝がゴロゴロしていました。

モハメイドペーパーさま
電車は扱っていない工場なので電車ファンには期待イマイチでしたが、行ってみたらそれはそれで感激しました。

 貴重な写真です。まだ、鋳物職場があったりするので、大宮が機関車を専門に修繕していたのがわかります。つるしてあるディーゼルエンジンは、DD13のもののようですね。このころ行ってみたかったです。

昔は今と違い自社内で出来る限りの部品等修理調達していましたので
生産工場に近い設備を有していたのでしょう。私鉄の某工場でもサスメタや軸受メタルの鋳造
ロットの鍛接、電機子の巻き替え等やっておりました。

工房5丁目さま
そうですね、エンジンはDD13のものだと思います。確かDD13の車体も見ましたから。


ぬか屋さま
確かに、自社内でなるべくという風潮もありましたね。 それが技術でもあるのでしょうに、今では・・・。

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