保存ハチロクとウェスパ椿山駅
奥羽本線の東能代と川部間147㎞(奥羽本線では98㎞)を結ぶ五能線は、東能代側と川部側から延伸した線路が1936(昭和11)年、陸奥岩崎駅 - 深浦駅間を最後に全通して81年になります。
その中でウェスパ椿山駅は、国鉄が1987(昭和62)年にJR東日本となってから後、2001(平成13)年12月1日に開業した最も新しい駅で、当初は快速列車の「リゾートしらかみ」しか停車しなかった珍しい駅。 普通列車が停車するようになったのは翌2002(平成14)年12月1日のことでした。
付近は深浦町が第三セクター「ふかうら開発」に運営委託する観光施設が広がります。 駅は単線に沿うホーム一本のみの無人駅。
それでもバリアフリー対応になっています。
一日の列車は普通列車が上下5本、土日休日運転の快速「リゾートしらかみ」が最大で上下3本だけ。
風力発電所と展望台に向かうスロープカーという乗り物もありましたが、昨年から運休中です。
とは言え、観光列車の停車駅ということもあって、華やかな感じです。
この駅前広場の一角に、ハチロクが保存展示されています。
78653、朝陽に綺麗な姿が輝いています。
比較的良い手入れがなされていて嬉しい限りです。
正面はプラットホームと同レベルの高さのステージから捉えることができました。
ドームの「造製立日」は、製造会社の誇りですね。
これより近付くことはできませんが、雄姿を存分に眺めることができました。
このハチロク、弘南鉄道新里駅に保存展示されている48640とともに、NPO法人五能線活性化倶楽部が管理しています。 復活運転の夢もあるようですが、なかなか思うように運ばないようです。 http://www.gonousen.jp/
駅前の物産館では、ハチロクという吟醸酒が売られていました。
これをチビチビやりながらの五能線、是非お勧めします。
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