1600形完成
2編成の2400形HE車と並行製作してきた1600形の4両編成が完成しました。 ペーパー自作であることは言うまでもありません。 屋根はオデコも含めてペーパールーフ。 デハの床板だけ真鍮としました。
OER3001氏が一番好きだった1960年代後半の姿です。 この当時、デハ1600形は奇数車が新宿方、偶数車が小田原方を向き、それぞれクハ1650形との2両固定編成とされ、末尾が1+2、3+4、5+6、7+8、9+10の4両編成5本が組成されていました。
この中、OER3001氏が好きだったのは1601の編成でした。 クハ1651が、当時まだ珍しかった空気ばね台車を履いていたからです。 MD5-Aという形式の台車は、三菱重工製。当初は特急車のサハ1750が履いていたもので、一連のABF車更新工事の際に空気ばねに改造されたもの。 模型はTR23コロ軸にTR60の枕ばねを組み合わせてそれらしくしてみました。
通常は下のようにクハ1652と睨めっこするカタチで連結されていたので、先頭に出ることは少なかったですが、先頭に出た際には鉄道少年として前方注視して空気ばねの乗り心地を堪能していました。 当模型では渡り板も可動します。
新宿方のデハ1601とクハ1652は、ジャンパ栓が目立ちます。
1958(昭和33)~1959(昭和34)年の車体更新後も、デハにはリベットが残っていますが、クハにはリベットはありません。 リベットはピッチには目をつぶり、点線引きで表現しました。
左が1601、右が1652、これをポイントの先で連結し、4両編成として運行します。
今年、これで好きな小田急車両は12両を完成させたことになります。 これまでの趣味人生でも新記録ですが、この後も小田急の製作が続きます。 はたして年末までに何両完成となるか・・・。
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