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2017年7月

2017年7月27日 (木)

1600形完成

2編成の2400形HE車と並行製作してきた1600形の4両編成が完成しました。 ペーパー自作であることは言うまでもありません。 屋根はオデコも含めてペーパールーフ。 デハの床板だけ真鍮としました。

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OER3001氏が一番好きだった1960年代後半の姿です。 この当時、デハ1600形は奇数車が新宿方、偶数車が小田原方を向き、それぞれクハ1650形との2両固定編成とされ、末尾が1+2、3+4、5+6、7+8、9+10の4両編成5本が組成されていました。

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この中、OER3001氏が好きだったのは1601の編成でした。 クハ1651が、当時まだ珍しかった空気ばね台車を履いていたからです。 MD5-Aという形式の台車は、三菱重工製。当初は特急車のサハ1750が履いていたもので、一連のABF車更新工事の際に空気ばねに改造されたもの。 模型はTR23コロ軸にTR60の枕ばねを組み合わせてそれらしくしてみました。

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通常は下のようにクハ1652と睨めっこするカタチで連結されていたので、先頭に出ることは少なかったですが、先頭に出た際には鉄道少年として前方注視して空気ばねの乗り心地を堪能していました。 当模型では渡り板も可動します。

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新宿方のデハ1601とクハ1652は、ジャンパ栓が目立ちます。

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1958(昭和33)~1959(昭和34)年の車体更新後も、デハにはリベットが残っていますが、クハにはリベットはありません。 リベットはピッチには目をつぶり、点線引きで表現しました。

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左が1601、右が1652、これをポイントの先で連結し、4両編成として運行します。

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今年、これで好きな小田急車両は12両を完成させたことになります。 これまでの趣味人生でも新記録ですが、この後も小田急の製作が続きます。 はたして年末までに何両完成となるか・・・。

2017年7月24日 (月)

代々木八幡駅近況 2017.7.15

2018年3月からの各駅停車10両編成化対応のために進められている、代々木八幡駅の改造工事。 前回、当欄で紹介したのは6月17日でした。https://vse50001.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/2017617-856d.html

それからほぼ1か月後の7月15日、所用で近所に出掛けた折に、その進捗状況を見て来ました。 小田原方の代々木八幡1号踏切から、折しも通過中の快速急行8000形を撮影。 ここからの眺めにはそれほど変化は感じ取れません。

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跨線橋に上がってみました。 新宿方には新しいプラットホームの骨格が並び始めているのが見えます。

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それでは、ということで・・・、新宿方に移動します。 折しもフラッグシップロマンスカーの50000形VSEがやって来ましたので撮影。 

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通過後に振り返ればそこには・・・、島式ホームが現れていました。

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上り新宿行各駅停車の1000形が停車します。 今は進行左側のドアを開閉していますが、完成の暁には右側、この島式ホーム側のドアを開閉します。

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ただ、このホーム使用開始時にはホームドアも設置されるようですから、斯様な眺めは期待できません。

追伸;この1週間後の状況がモハメイドペーパーさまから紹介されました。http://jorctk.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-3003.html

2017年7月20日 (木)

あつい日が続きますが・・・

あつい日が続きますが、あつい作業をしています。

エアコンの室内でも暑い。そして熱い半田ごてを持って、ひたすら手摺の組立て作業です。

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これで4両分。

撮影後にキサゲブラシで余分なハンダを削り落とします。

最近はエッチングパーツも市販されていますが、OER3001氏には断面が☐の手摺では満足できません。 これまで28両の手摺、合計56個をこうして作って来たのですから、熱くても我慢して抑えつつ、真鍮線材で組み立てたものでなければ。

2017年7月16日 (日)

2400形HE車2編成完成

やっと完成しました、2400形HE車の2編成が。 手前は登場時の2451F、奥側が後年の2497F。 塗色以外にいろいろと差異があります。

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正面ではまず列車種別表示窓の有無、ジャンパ栓の形状、ブレーキ管の有無、渡り板の奥行など。 実車は日鋼式密着自連から柴田式密連に交換されていますが、模型では他形式との連結運転に対応するため、KDタイプとしています。

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屋根上では列車無線アンテナと信号煙管の有無。

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側面では乗務員室後ろの戸袋窓の通風化、サボの有無、新塗装の塗り分け線に架かるため取り外された社紋、車側表示灯の増設など。

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小田急ファンとして些細なことにも拘っての完成です。 LN15コアレスモーターとMPギア装備の2編成が、出場を待っています。
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これで当社の2400形は3編成。 小田急車保有両数は134両(内電車128両)となりました。 まだまだ作りますよ。

2017年7月15日 (土)

名古屋へ⑥

リニア・鉄道館の展示で、好感が持てる工夫に出会いました。 視覚に障がいを持つ方への心配り。 点字による伝達に留まらず、触覚で形状を伝えています。

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これはクモハ52の解説例。

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健常者に対する解説内容のほとんどが、触覚で伝えられていました。

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博物館のユニバーサルデザイン、思いやり、心配りが感じ取れた良き事例でした。

2017年7月14日 (金)

名古屋へ⑤

1937年に製造された「流電」クモハ52004、、流石に美しい姿だと思います。

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1階メインホールに堂々と展示されています。

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私鉄と熾烈な競争を繰り広げた京阪神間、国鉄が用意した急行電車。 流線型の正面がいかにも早そうに見えます。

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標識灯も流線型。

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これ、模型で点灯式にするの大変そうです。

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側面はウィンドシル・ヘッダーも無くなって大型の側窓となり、好ましい色でツルツルピカピカ。

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この運転台、乗客の視線を集めたに違いない。 OER3001氏だったらこの座席を陣取って前方注視します。

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その座席、グリーンのモケット、砲金の窓金具、ニス塗りの窓枠。 いい匂いがします。

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クロスシートの車内はとても良い雰囲気です。

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この室内灯、気品に溢れていますね。

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1937年、戦前の昭和12年ですか。 こんな立派な車両が京阪神間に登場していたなんて!

見入ってしまい、惚れ惚れしましたが、模型製作? しませんよ、他に製作しそうな方が沢山いらっしゃいますから。

2017年7月13日 (木)

お願い

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ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

 

名古屋へ④

2007年10月、JR東日本が開設した「鉄道博物館」に続いてJR東海は、2011年3月に「リニア・鉄道館」を開設しました。 

  • 「鉄道博物館」が、
    • 日本と世界の鉄道に関する遺産と資料を広く人々に公開し、かつ旧日本国有鉄道の改革および東日本旅客鉄道に関する資料を保存し調査研究を行う。
    • 鉄道システムの変遷を鉄道車両などの実物展示を中心に各々の時代背景を交えながら産業史として公開する。
    • 鉄道の原理・仕組みと最新の鉄道技術、将来の鉄道技術を子供たちに模型やシミュレーション、遊具を使いながら体験的に学習できる。

    というコンセプトであるのに対し、「リニア・鉄道館」のコンセプトは、

    • 高速鉄道技術の進歩の紹介
    • 鉄道が社会に与えた影響について学習する場を提供

    であり、鉄道というシステムに関して、総合的に理解を深められるのには少々物足りないと感じるのはOER3001氏だけでしょうか。

    「高速鉄道技術の進歩」は、C62の高速運転試験から始まり、小田急3000形SE車による145㎞/hという狭軌世界最高速度樹立も、その後の151系の163㎞/hやクモヤ93での175㎞/hにつながりますが、このことは紹介されていないのが誠に残念です!

    とは言え、新幹線に関しては別。 先ずはこれ、0系がが始まりだ。 0系は先頭車21形式と食堂車36形式が展示されています。

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    0系の後に登場した100系は、先頭の121形式と2階建て食堂車の168形式の2両が。

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    1990年製造の「のぞみ」300系。 東京から新大阪まで招待試乗会に参加できた思い出があります。

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    さらなる高速化を目指して数々の試験車両が登場したが、ここで保存・展示されているのは1994年に作られた955形「300X」。

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    そして今も活躍中の700系。 

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    あっ、この他に0系スタイルのドクターイエローがありましたが、撮影を失念してしまいました。 いずれにしてもこれだけの新幹線車両が保存展示されているのは魅力です。

    2017年7月12日 (水)

    名古屋へ③

    1,000円の入館料を払って「リニア・鉄道館」へ入ります。 エントランスホールで迎えてくれるのは蒸気機関車C62と、新幹線試験車両の300X、そしてリニア試験車両のMLX-01。

    OER3001氏には残念ながら右側の2種にはさほどの興味が湧きません。 ここではやっぱりC62に目が行きます。

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    比較的広いスペースで、全景を収めることができる展示には好感が持てます。 他の見学者が居なくなるのを待ってシャッターを押します。

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    「つばめ」のヘッドマークを掲げた雄姿が目の前に。 煙室扉のハンドルは磨き出しの方が良かったのですが。

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    赤いナンバープレートと共に、日立のプレートが輝きます。

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    初めての訪問、先ずは混雑していない環境で、C62をゆっくり観察することができましたが、機関車の下に入ることができない展示に少々がっかりしました。

    2017年7月11日 (火)

    名古屋へ②

    名古屋駅からは先ず、この電車に乗ります。

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    このあおなみ線は、新設路線だけに全線高架線。 

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    座席はあまり座り心地の良いものではありません。

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    終着駅が近付きました。

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    目的地が左眼下に見えます。

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    終点の金城ふ頭駅、どことなく東京のゆりかもめの駅に似ている気がします。

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    この日、下車した乗客のほとんどは我々とは反対側へ向かいます。 レゴランドが目的のようです。 OER3001氏御一行が目指したのはこちら。

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    リニア・鉄道館です。

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    今回はここまで。 

    2017年7月10日 (月)

    名古屋へ①

    七夕の日、名古屋に向かいました。

    主目的は、この日東京法務局品川出張所に7人の仲間と共同で設立登記申請した株式会社の役員会ですが、折角名古屋でやるので教養を深めるために諸施設視察も計画しました。

    東京駅から利用したのは残り少なくなりつつある700系。

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    JR西日本の編成、718-3001でした。

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    JR東海ツアーズの規格商品「ぷらっとこだま」を利用、東京~名古屋はグリーン車で9,100円、ワンドリンク付きという魅力的な料金です。

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    「のぞみ」普通車に乗りなれた身にはちょっと時間がかかりますが、広々としたシートで約3時間弱です。

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    隣のホームにはN700系が。

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    良く見れば何と、修学旅行!

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    いや、凄い時代になりました。 役員会に向かうシニアが700系「こだま」、中学生が「のぞみ」並みのN700系。 OER3001氏の修学旅行は155系「ひので」だったのに、今の子どもたちは幸せだな~。 いや、155系に乗れたから幸せだったかな。

    2017年7月 4日 (火)

    いわき市での運転会②

    OER3001氏は50000形VSEを持ち込まなかったのに、同じのが走っていたではないか! 何故? 機関車牽引列車主流の地域で、最新型の連節車にお目に掛かれるとは思ってもいなかったのに。 なんと、いわき市内在住のH田さんが所有していました。

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    軽やかに連節車独特のジョイント音を発しながら走り回ります。 注視すると、なんと乗客が!

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    展望室は勿論、一般客室にも。

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    さらにサルーンにだって。 楽しそうに談笑する4人の姿が。

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    売店スペースを歩くのはサービススタッフでしょうか。

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    人形を乗せるのは費用も手間も結構大変ですが、その効果は小さくありません。

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    つい、フロアに腹ばいになって、築堤を行く雄姿に見入ります。

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    素晴らしい刺激を与えてくださったH田さん、ありがとうございました。

    2017年7月 3日 (月)

    いわき市での運転会①

    文月に入って最初の土日、福島県いわき市内での運転会に参加して来ました。 参加者は市内の愛好者が10人ほどでしょうか、OER3001氏は古くからの友人のお誘いを受け、往復440㎞となるドライブも楽しんできた次第です。

    参加者年齢や、地域事情を考えると、走行車両は蒸機や電機牽引列車が主体となることを予想して、OER3001氏が持ち込んだ車両は、先ずは最新作の新京成N800形。

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    農協の売店に併設されたカルチャーセンター、会議用テーブルを退かして広い床に直接拡げられたレイアウトを快走します。

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    小田急も走らせねば、OER3001氏参加の証になりません。 今回はABF車である1900形の4両編成です。

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    レイアウトの状態にトラブルが発生した時に、テスト走行に便利な車両としてフリーのデトも。

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    もう一形式を持ち込んだのですが、外観に少々問題が生じていたので走行させませんでした。 

    運転会では他者の作品から多くの刺激を頂きますが、今回はまずこの客車。 H田さんはKATOのプラ製品から高崎の旧型客車に仕立てています。 目立たぬ存在ですが、良く見るとこの床下の加工が素晴らしいではないですか。 クルクルっとケーブルが!!

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    茨城県から参加のY田さんは、いつもながらため息が出るくらいの完成度高い作品を。 見てください、このキハの屋根を。

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    電車と違って、イボ付きビニールなどの絶縁対策を採らない気動車屋根の鉄板接続部を、見事に表現しています。 勿論ペーパー製ですよ。

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    Hゴム支持の窓セルは全て嵌め込み。 乗務員室扉のハンドル、クツズリ、フック、ジャンパ栓、どれもが素晴らしい表現です。

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    ひたちなか海浜鉄道湊線に来て活躍した羽幌炭鉱鉄道からのキハ221、側窓部とともにサボまわりにも驚愕でした。

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