代々木八幡駅現況

改良工事が進む代々木八幡駅を見て来ました。　代々木八幡駅と言えば先ず、ホーム新宿方から下り列車を撮るのが定番です。　丁度ＥＸＥがやって来ました。　ＥＸＥ-αへの改装も進みますから、この姿も早晩見られなくなります。

振り返れば上下線間に新設される島式ホームの躯体が、ここまでできていました。

その新設ホームの小田原方は、まだ途中まで、６両分くらいでしょうか。

ここから下り方面に目を向ければ、橋上駅舎の躯体工事が進んでいます。

一部解体されたものの未だ残っているホーム上屋に使われている古レール、アルファベットが気になって良く見ようとしましたが、なかなか全てが解読できません。　１９２５とありますので、１９２５年米国産のレールのようです。　テネシーなんとかとも読めますが、このあたり詳しい方にご教示頂けたら嬉しいです。

この日は、ここから参宮橋方向に歩いてみました。　９月１０日に発生した沿線火災の火が緊急停車した電車の屋根に燃え移り、その際の乗客誘導に問題が無かったか、話題になっている現場の確認のためでした。https://mainichi.jp/articles/20170919/ddm/041/040/078000c

火元はここ、オザキボクシングジム。

この現場には線路西側の道路から、狭い道を通って民家の横を抜けなければ入れない場所でした。　右側の建物はオザキボクシングジムではありません。

従って、消火活動も困難だったはずです。　ちょうど上り電車が現場横を通過しましたが、手前の信号機のＧ現示を確認した運転士が、ここを通過しようとするのは当然の行為だと思います。

同じ場所の下り電車での下り電車です。　この先にある踏切の非常警報が作動して、通過中の上り電車が火災現場横で止められてしまったということでした。

今回のことで、消防、警察、鉄道事業者の連携や、乗客誘導に関して問題が検討されています。　現場周辺を見てあれこれ考えながら、結局参宮橋まで歩き、通過中の上りＶＳＥを撮りました。

ここ参宮橋駅も、特徴あった駅舎は姿を消し、副都心新宿から僅か２駅というのに閑散とした長閑な風景になってしまいました。

ただし、手前に用意された臨時改札口が、正月の明治神宮参拝客で賑わうことを示しています。