« 1600形走る! | トップページ | ゴハチ »

2018年4月25日 (水)

EB58

その昔、少年の多くは‘でんかん’で遊ぶことを夢見ていた時代がありました。

OER3001氏の場合は小学校進学前年の晩秋、1956(昭和31)年だったように記憶していますが、父親が買って来てくれた3線式Oゲージの線路とトランス、そしてグリーン濃淡塗装のEB58でした。 当時はこれを‘でんかん’と称されていました。 幹線列車は蒸機機関車、電化区間は電機機関車牽引列車が主体で、電車は都会と中距離列車の一部と言う時代だったからでしょうね。 電気機関車を短縮して‘でんかん’、今どこまで通じる言葉でしょうね。

このOゲージが、鉄道模型を趣味とする人生の源となったわけですが、1962(昭和32)年秋には、3線式Oゲージより大人のゲージと思っていたHOゲージを始めることになります。木製道床エンドレスとパワーパックを、神田のカワイモデルで父親に買ってもらいました。

とてもそれ以上の贅沢を言える状態ではなかったので・・・、最初の機関車は完成品ではなく、別の日に渋谷の東横デパート(今の東急渋谷店)で確か1,950円で求めたのがカツミ製EB58キットでした。 当時の小遣いは300円/月でしたから、お年玉を貯めて買ったのだと思います。

その後、高校生の時代にパンタを取った屋根上にエアータンクを載せてDBに改造していましたが・・・、近年の運転会で拝見する‘懐かしきEB、ED’たちに刺激され、再びEB58に戻したくなり、分解してシンナープールへドボン、綺麗に洗浄しました。

20180424_0001_20

カツミ製EB58は長いこと製造されているので、何度か仕様変更されていますが、この時代はブリキ製ではなく真鍮製。 車体と台車(台枠?)だけのシンプルな構造です。

20180424_0004_20

驚くことに車体は一体プレス加工なのでしょうか、ハンダ付け部が確認できません。

20180424_0005_20

ハンダ付けされているのは、ルーバーの波板、ランボード、前照灯ケーシング、挽物のテールライトといったディテールを別とすれば、屋上モニターパーツだけです。

20180424_0006_20

少々歪んでいた前照灯は、しっかりハンダ付けし直しました。

20180424_0008_20

さて、どんな色を塗りましょうか、懐かしい濃淡グリーンの2色塗り、それともブルートレインの青? 天気と暇の時間を見計らって、ゆっくり楽しもうと思っています。

« 1600形走る! | トップページ | ゴハチ »

鉄道模型(フリー)」カテゴリの記事

コメント

 DBの頃に見た覚えがあるな。我が家にもEB61があるはずなんで、発掘してみよう。

断捨離を始めると懐かしい物が出てきますね。
当方は造りかけ等が出て来て組み挙げるべく頑張ってます。

モハメイドペーパーさま
DBを覚えておいでとは嬉しいお話です。うっかり最後の姿を撮っておくのを忘れました。
みんなでEB復活なんていうのもシニアとしては楽しいでしょうね。


ぬか屋さま
別に断捨離をしているつもりはありませんが、溜め込んでいても何の価値もありませんから、元気なうち、手が動くうち、目が見えるうち、仕上げておくべきです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: EB58:

« 1600形走る! | トップページ | ゴハチ »

フォト
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

他社線ご案内

無料ブログはココログ