パーツの値段
マーケティングの一端を担った仕事に従事していた若い頃の基本中の基本、マーケティングミックス。
- 製品(Product)
- 価格(Price)
- 場所(Place)
- プロモーション(Promotion)
鉄道模型の業界において、この基本を理解されている企業はどれほどあるのでしょうか?
必要になって購入したこのパーツ、定価は600円です。
3か所に穴を開け、内1ヶ所に2φのタップを切って、プレス加工した金属材料に、別途調達したであろうプラスチックパーツ2種、金属バネ、ワッシャ2枚と2㎜×8㎜ビス。これらのセットが2組です。
これに消費税8%の48円が加算された648円を支出しなければ入手できません。 Nゲージの2軸貨車1両、たとえばKATOのヨ8000
とほぼ同じ値段です。冒頭に記載した1.製品(Product)、2.価格(Price)、3.場所(Place)、4.プロモーション(Promotion)の中の「2.価格(Price)」決定をどのようになされているのでしょうね。
これでは16番ゲージの市場は益々小さくなってしまうと憂うのはOER3001氏だけでしょうか?
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難しい問題です。個々のパーツの原価は知れたものだけど、数をチェツクして袋詰めするというコストが馬鹿になりません。もともと大きくはない市場だし。
投稿: モハメイドペーパー | 2018年11月15日 (木) 20時05分
モハメイドペーパー さま
世間の製造業は、とにかく市場価格を目指してコストとの熾烈な戦いを余儀なくされており、さまざまな企業努力をするのですがね・・・。
投稿: OER3001 | 2018年11月15日 (木) 23時15分
この1袋に入った製品原価云々よりも、この1袋にどれだけ需要があるかということではないでしょうか?。
毎日毎日飛ぶように売れて行くものであれば、もっと安くなるかもしれませんね。
ちなみに前のコメントでモハメイドペーパー様がおっしゃる通り、人件費がバカにならないというのが本質のようです。
友人がメーカカーやっているので、あまったエッチングのパーツをイベントなでジャンクで売れば?と言ったら、
そんなもんを袋詰めにする時間が勿体ない、、、と。
金属屋さんに引き取ってもらった方がマシ、なのだそうです。
16番も大手模型メーカーのプラ製品が発売されるようになって手が届きやすくようになった半面、
逆にNゲージであっても手を動かして作る人の数が激減していて、小ロット故の障害で何だかんだ値段が高騰していますね。
投稿: よういち | 2018年11月18日 (日) 22時49分
よういちさま
コメントありがとうございます。
仰ることは現場を知っている身としてはわかっていますが、基本の基本となるパーツが高ければ、それが顧客の参入を妨げているということにもっと真剣に向かって欲しいと言うことです。
作って売る立場の視点を離れ、もう少し市場を理解して顧客視点で発想して欲しいということです。
金型作って鋳造して、枕梁をビス止めして販売する台車が、鋳造パーツが4枚入って2000円程度ですよ。台車枠は多種多様なのに。
投稿: OER3001 | 2018年11月18日 (日) 23時22分
Twitterにありました。
https://twitter.com/KITASAN1231/status/1076018639994646530?s=19
投稿: よういち | 2018年12月23日 (日) 15時21分
よういちさま
小さな鉄道模型市場においては顧客が弱すぎますね。製造側の思うままという現況に、OER3001氏は市場拡大視点から疑問を呈しています。
投稿: OER3001 | 2018年12月23日 (日) 16時41分