3線分岐器
ここのところ何かと多忙で、なかなか模型に取り組む時間が取れません。 傍らではある事情からフィルムのデータ化を進めていてます。 そんな中からこんな画像を。
模型の線路配置では大いに役立つ3線分岐器を間近に観察できる機会がありました。 ここは叡山電鉄修学院車庫。 2001年の秋、叡山電鉄関係者とのご縁から訪問させて頂くことができました。
限られた土地を有効に活用する線路配置がなされています。 また珍しいレールも発見。 クロッシング部分から右方向のレールは40㎏/mのものでしょうか。 それに比べて左側は細い37か30㎏/mのものが使用され、特殊な接続が行われています。
お陰様で構内をゆっくり観察でき、構内に佇む720形や
本線を行く810形、
さらには奥に仕舞われた600形
など、落ち着いて観察、撮影することができました。
この翌日は大阪での仕事、出張を有効活用しての、実に良い思い出です。
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3線分岐は先端レールの位置がすべて同じになります。これは複合分岐というのがより正確な表現だろうと思います。
重量が異なるレールを継ぐ場合、最近は太い方の一端を細い方に合わせて加工することが多いです。異形継目板は強度的に無理がありますが、車庫の中で速度も低いから問題ないのでしょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年3月 9日 (土) 20時21分
複合分岐ですか、なるほど。 いろいろご教示頂きありがとうございます。
模型ではないから、ポイントも量産品ではなく、施工場所に合わせて一基一基設計して造るから、複雑なものでも作っちゃうのでしょうね。 こうして注意深く観察すると面白くなります。
投稿: OER3001 | 2019年3月 9日 (土) 22時48分
当時は中に入れてもらえたのですか。数年前にこの地を訪問しましたが、外からだとこうは行きません。複合分岐だとか、重量違いの線路接続など興味深く拝見しました。
投稿: ぼっちぼち | 2019年3月10日 (日) 07時17分
遥か昔、越後交通栃尾線の悠久山駅にも異なるレールの接続がありました。
今画像を見ると二種類のフィシュプレートを何層にも溶接加工した特注のフィシュプレート
で接続してあります。
投稿: ぬか屋 | 2019年3月10日 (日) 15時38分
ぼっちぼちさま
いやいや、普通は中に入れてはくれないでしょうね。
この時は取締役氏に引率されていたものでしたから・・・。
ぬか屋さま
以前、模型でも太さの異なるレールを接続したモジュールなど考えたりもしましたが、なかなか難儀ですよね。
実物の苦労も相当なものですね。
投稿: OER3001 | 2019年3月10日 (日) 22時15分
珍しい複合分岐器このようなところにあったのですね。3線分岐器は、津田沼電車区の洗浄線に入る線に使っていました。(まだ健在?)
間違っても、このポイントだけは壊すなよ、要注意のポイントでした。(電車の洗浄が出来なくなる。)
投稿: 八千代運転所 | 2019年3月14日 (木) 16時22分
八千代運転所 さま
コメントありがとうございます。 津田沼電車区にあったのですか? 津田沼電車区って、上りが駅を発車して直ぐ、左カーブして入って行くのを見ていながら、残念なことに一度も行ったことがありません(涙)。
投稿: OER3001 | 2019年3月14日 (木) 16時53分