SE車の雄姿を刻む
永らく海老名の収納庫内に保管されていたSE車3000形が、屋外で最新鋭70000形GSEと並べて公開されると聞き、後悔しないように5月最終の土曜日に行って来ました。 7月のような暑さの中、10時の開場前30分から列に並びましたが、これだけの人、ヒト、人。 なかなか思うように近づけません。
何とか粘ってやっとここまで。 GSEのバーミリオンが、SEのそれを継承していることが良く解ります。
もう少し左に寄って撮りたかったのですが、、、ここに到達するまで30分ほどを要しました。
堂々とした正面、製造当時のモニター屋根は、もう少し幅広だったのですが、SSEに改造されたときにクーラー設置に伴い変更されています。
YS-11を思わせる風貌に、60年前の高速に懸ける熱意を感じます。
OER3001氏にとっては、GSEとの並びより、SEをじっくり観察できることが魅力です。 低重心化のために思い切って下げた床。
ブレーキシリンダーを揺れ枕上部に設置した動力台車KD17.
当時は車輪径840φですが、その車輪よりも台枠は低い位置なのです。
こちらは当初の8両編成時代に3台車あった付随台車KD18、揺れ枕上部にブレーキシリンダーは無く、ディスクブレーキが初めて採用されています。
車輪径は動力車同様の840φでした。 保存車はSSEに改造されたものの復元なので、全て860φになっています。
会場の制約から、海側からだけの観察しかできませんでしたが、できる限り記録した次第です。
今回の公開2日目深夜、相模大野工場に回送されました。 ロマンスカーミュージアム展示に備えて、残念ながら中間車2両が解体されるようです。 OER3001氏としては、早急にSE車模型を完成させなければいけませんね。
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