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2019年6月

2019年6月26日 (水)

同い年生まれの車両-3

 
暫く製作中断と宣言しながら、ちょっとだけ進めてしまいました。 オデコをバルサ材から整形、ラッカープライマー浸み込ませてからパテ塗ってサーフェサー吹いて、ここまで到達しました。

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後部連結面はこんな感じ。

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一気に床板も付けました。 動力車にする方は‘床板’ならぬ‘床紙’、そうペーパーです。 およそ0.5㎜厚のアイボリー紙を2枚貼り合せ、ご覧のようにラッカープライマーを浸み込ませて硬化しています。

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ところが、サハに台車を付けて見たところ何と腰高! 今さら床板止めの角材位置を修正することなど不可能なので、ご覧のように床板を薄く削ることにしました。20160626_0004_20

こんな感じになりました。 床面高1,100㎜と低い車両なので・・・。

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目線を下げて確認、こんなところでしょう。

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3両ハコになったところで暫し中断です。

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いろいろと平行製作するのも良いものです。 材料が用意できたところで、気が向いたものに移ります。

 

2019年6月20日 (木)

同い年生まれの車両-2

そして、窓枠、側扉となる内貼りを貼った後、窓抜きを完了しました。

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たったの2両なので、即組立てに。 屋根肩部分の裏面にスジ入れした後に、定規で挟んで曲げます。 先頭部は今回オデコはペーパールーフとせず、バルサ材の削り出しにします。 正面屋根へのR開始が弓形になっているからです。 車体腰の補強材には、先の小田急4000形同様、3×5を使用しました。

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とにかくこれで、3両がハコになりました。

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で、中断していた2テーマの材料が調達できましたので、今度は暫くこれの製作は中断することといたします。 オデコのバルサ材削り出しはいつでも気軽にできそうなので、合間を見て進めることにしましょう。

 

 

2019年6月18日 (火)

同い年生まれの車両

OER3001氏が誕生した1950(昭和25)年と言えば、先の戦争終結から僅か5年、我が国はまだ戦禍から立ち上がり切れていなかった時代だったかと思います。 荒廃した鉄道の復興も、資金不足から思うように行かなかったようですから、この年に新造された車両もそう多くないようです。 

そんな時代に誕生した電車を製作したくなりました。 丁度製作中のSE車も2100形も、材料やパーツの調達が必要となり、暫く製作が止まることとなってしまったので、多量在庫で黄ばんだアイボリー紙に向いました。 

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CADではなく、三角定規とシャープペンシルで所定寸法を罫書きます。 最初は側扉、側窓上部のR部に丸刃彫刻とを入れます。

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中間車体は既に半年ほど前に組み立てられていますので、今回は先頭車両です。

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R部を抜いたら、縦方向にカッターを入れます。

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その後に横方向、とは言っても用紙を縦にしてカッターは縦に入れます。 すると、切り抜かれた窓片がどんどんたまります。 あっという間に2両外板窓抜き完了!

この後は内貼りを貼ってから窓枠を抜くことにします。

 

 

2019年6月15日 (土)

凄いポイント

何年も乗り慣れていた筈の路線ながら、あらためて気づいたことがあります。 ここは京王線・笹塚駅。 上り新宿行特急が通過しようとしています。

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カメラを左に向ければ、都営新宿線からの折り返し線2線を挟んで、下り本線を高尾山口行き各停が発車して行きました。

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都営新宿線の車両も、気づけばいつの間にかこの新しいバージョンが主流になりましたね。 10-560Fと10-610Fが並んでいます。

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しかし今回の話題は車両ではなく、この折り返し線そのものです。

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都営新宿線からの京王新線が、新宿からの京王線の上下線間に割って入って来て、以西への直通列車用渡り線を挟んでそのまま折り返し線となっているのですが・・・。 

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その渡り線用ポイントを良く見れば、三線分岐のような仕様で、配線スペースを節約しています。 軌道時代から発展してきた京王線だけに、こんな工夫をしていたのかとも思ってしまう傑作ではないでしょうか。 模型でもこの方法が採れればだいぶ長さを節約できますね。

 

 

2019年6月 9日 (日)

井の頭線走る!@シニアの運転会

先日のシニアの運転会、今回のテーマは井の頭線としました。 OER3001氏にとって井の頭線は、京王井の頭線というより帝都電鉄、または帝都線という小田急ファミリーだという思い。 第一目的は竣功間もないデニ101を広い会場で走らせることです。

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たった1両の荷電だけに身軽です。

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橋梁を渡り快走します。

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チップLEDで点灯化した前照灯が効果的でした。

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荷電のデニ101だけでは寂しいので、1400形、1300形、1700形で構成する4両編成も持ち込みました。 こちらは手前が1400形。 1400形こそ、帝都電鉄が開業時に揃えた100形が源流です。

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こちらは1700形。 戦後の新造車両です。

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どちらも気持ち良く快走してくれたお陰で、楽しいひと時となりました。 そして最後はこれ。

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同好諸氏との一献もまたサイコーでした。

 

 

2019年6月 7日 (金)

黙祷

小田急線登戸、そこはJR南武線と接続する多摩川縁の郊外。 上りの新宿行急行が多摩川を渡って都内に入って行きました。

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JR南武線の駅は小田急の高架線下に位置します。

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ホームは2面3線で、中線は上り快速の退避と、一部折り返し電車が使用します。 左が川崎行の快速、右が退避している川崎行各停。

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下りの立川行が登戸駅を後にします。

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反対側を向けば、川崎行上り電車がやって来ました。 このカメラ構えた線路脇の小路は、カリタス小学生の通学路だそうで、シニアカーに乗った人が居る辺りを右折して、スクールバス停に向かうことになっていたのだそうです。

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5月28日の朝、2人の命が奪われ、18人の小学生が切り付けられたという 悲惨な事件が起きた場所には、今日も花や飲み物などが供えられていました。 良く見れば、地面の血痕は消えきれていません。 

出掛ける用があり、登戸で乗り換える機会に素通りする気にはなれず、そっと手を合わせて来ました。

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何度も報道で見た、51歳の犯人が自傷した現場のスクールバス停です。

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バス停のポールに、手作りのメッセージが添えられていました。

「生徒の皆さん、私も泣いています。 でも頑張って生きていこう!!」

チコちゃんに似た絵とともに添えられたメッセージに、心が少し温かくなりました。

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学校は子供たちに配慮して、スクールバス停を変更したらしいので、ここにはもうスクールバスは来ないのでしょう。

元農水事務次官の長男殺傷事件など、多々複雑な背景が推察されますが、こんなことが二度と起こらないことを切に願うばかりです。

 

 

2019年6月 4日 (火)

ロマンスカーへの拘り

 0.8t真鍮板から8㎜幅の板を切り出し、所定の位置に2.0φ、3.1φ、5.2φの穴を開け、斯様なものを製作していますが、なかなか手間がかかる作業です。

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こんなパーツ、わざわざ作らなくても・・・、と思われるでしょうが、いろいろ事情があって作らざるを得なくなった次第です。 そもそもこれは、昨年11月21日に掲載した「パーツの加工」に端を発します。

台車が台枠内に深く潜り込む程の低い床面高さによって、低重心で高速運転を実現したSE車。 先日の海老名での展示の際にあらためて良く観察して来たもので、カツミ製品など完成品では床が高く気に入りません。

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模型にすればこんな感じです。 ところが先頭はこれで良いのですが、連節部分では枕梁高さ、ボルスター高さなどの調整がなかなかうまく行きません。 

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実車はこんな感じ。 動力台車のKD17では、台車枠上部のブレーキシリンダーは完全に車体裾部の内側に収まっています。

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先頭車と2両目の連節部は手作りしたため、ほどほどいい感じになっていると思います。

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仮組みした2両目と3両目の連節部分は付随台車のKD18ですが、キット付属のパーツを使うと高さはまあまあながら、実は絶縁に課題があります。 (右の車体は片方が仮置き状態のため水平になっていません。)

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そのため、冒頭に紹介したパーツを自作する羽目になってしまいました。 ボギー車ならこんな手間は不要なのですが、そもそもキットの原設計通りに組み立てず、動力方式と台車メーカーの変更や音源搭載などのため、かなりの手間がかかっています。

 

 

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