C12187号機
形式入りの堂々たる赤いナンバープレートを掲げ、綺麗な姿でC11187号機が保存されていたのは常陸大子駅。
暫しその雄姿をご覧頂くこととしましょう。
ん? 正副2灯の後部前照灯の左にあるものは一体何でしょう? 蒸気に明るくないOER3001氏にはわかりません。 ご存知の方有れば是非ご教示ください。
(追記)
後部前照灯の左にある漏斗状のものは、キャブの換気口であり、主に九州のタンク機関車に、装備されていたもの。主灯の両側についていたと、工房5丁目さまからご教示頂きました。この機関車は、副灯を増設していますが、その後ろに穴があるとのことです。
また八千代運転所さまからは、換気口は石炭庫の中をパイプが貫通してキャブに通じていたとご教示頂きました。九州ではこの通気口に加えて、密閉キャブの乗務員扉を外すなど、暑い地方ならではの対策をしていたそうです。
工房5丁目さま、八千代運転所さま、ありがとうございました。
因みにこのC12187号機は1932(昭13)年日本車輛名古屋工場製。 西唐津、豊後森、宮崎、鹿児島機関区と、30年あまりを九州で活躍の後、1967(昭和42)年に水戸機関区所属となり、1970(昭和45)年の廃車まで水郡線で活躍したとのことです。
車輪・動輪の踏面がシルバーに塗装されているからでしょうか、今にも動きそうな姿でした。
併せて保存機の横に、銅像が接地されていました。
根本 正(ねもと しょう)氏だそうで、水郡線開通の功労者とのこと。
水郡線の歴史に触れることができた駅前でした。
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遠路、お疲れ様です。
C12の後部の漏斗状のものは、キャブの換気口です。主に九州のタンク機関車に、装備されていたもので、主灯の両側についています。この機関車は、副灯を増設していますが、その後ろに穴が見えます。配置の履歴を見ると、一生のほとんどを九州で、過ごしているのが何よりの理由です。
投稿: 工房5丁目 | 2020年3月15日 (日) 10時31分
工房5丁目 さま
早速のご教示ありがとうございます。単なる換気口でしたか。キャブまで通気官はどのように通っていたのかな?石炭で潰れなかったのかな?興味深いです。
投稿: OER3001 | 2020年3月15日 (日) 12時31分
すでに工房5丁目さんのご教示がありましたが、九州地区のタンク機関車に取り付けられていたそうです。趣味仲間に問い合わせたところ、C11に取り付けられた画像をいただきました。
キャブまではどの様にしていたのかは、聞き漏らしました。再度聞いてみます。
投稿: 八千代運転所 | 2020年3月15日 (日) 13時17分
換気口ですが、石炭庫の中をパイプが貫通してキャブに通じていたそうです。その方は撮影時に何かと思い、直方機関区の検修の方に聞いたそうです。
九州では、密閉キャブの乗務員扉を外したりと暖地対策等地方ならではの対策をしていたそうです。
投稿: 八千代運転所 | 2020年3月15日 (日) 19時01分
八千代運転所 さま
いろいろ調べて頂きありがとうございます。興味深いですね。
工房5丁目さまからのご教示も併せて、本文に追記させて頂きました。
投稿: OER3001 | 2020年3月15日 (日) 22時29分