エドモントンで見た CN と VIA
前回の「今日の一枚 No.50」で取り上げたエドモントン(カナダ・アルバータ州)のダウンタウンを歩いていて見つけた駅、たった1本の低いプラットホームが伸びていますが、本当にここが駅なのかと思う光景に驚きました。
その広い構内に、車両が留置されていたので、これらを見ない訳には行きません。 青い車両ばかりですが、赤い帯ののと黄色い帯のが居ます。 赤いのは「CN」と標記されています。 物凄く背高のこの車両、貨車ではないようです。 標記を見ると何か業務用の車両のようです。
その向こうに繋がっているのはこれ。 マロネ41を思い出す姿です。
こちらは黄色いので「VIA」です。 屋根の排気口が、日本なら限界オーバーと言う感じです。 スチームが出ているので稼働車であることは間違いありません。
衝撃だったのがこれ、スイテ?ではありませんか!
本で見たような、憧れが今、目の前にあるのですから。 これは特別車両なのか定期列車なのか、さっぱりわかりません。
この車両にも限界オーバー(笑)の排気筒があります。
向こうにいるのは一部2層式の車両なのでしょうか。
その連結部はこんな感じ。 まさに今、出庫準備中と言う感じです。
これらが停車している向こうのビルが、CNタワーと呼ぶ高層ビルで、今もGoogleMapで確認できますが、この場所からは線路は撤去され、再開発されたようです。
電源車のような車両が編成の中間に入っていますが、接客サービス用の業務用車両なのでしょうか。
こちらは別線に留置されていた2両、個室式の車両のようです。
やたらと限界オーバーの排気筒が多い車両はダイニングカーなのかな?
台車も日本とはだいぶ異なる重厚な構造でした。
北米大陸の鉄道知識がほぼ皆無ながら、昔絵本で見たような車両に出会い、興奮したひと時でした。
これらに関する知識をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けたら幸いです。
« 今日の一枚 No.50 | トップページ | 今日の一枚 No.51 »
「鉄道(海外)」カテゴリの記事
- スイス国鉄オフィシャル鉄道ウォッチ(2024.03.13)
- Nostalgie Istanbul Orient Express に乗る(2023.10.24)
- München(2023.10.02)
- 地中海の木造電車(2022.09.20)
- お絵描き後遺症(2022.08.26)
北米の車輌は、車号が数字だけで、日本の国鉄/JRのようなカナで、重量や種類が示されていません。調べる楽しみがあるとも云えるが、親しみ易さがないと言えるかも。半世紀前に新幹線が登場するまでは熱狂的な関心を集めたのに、走りだしてからあまりファンの人気を得なかったのは、車号が番号だけだったのが、大きな理由だったんではと、思っています。脱線しました。8枚目の一部2層式?は、ルーメット(1人用個室)ではないかと思います。凸型のユニットを組み合わせ、2段式にしているのかと。11枚目の電源車のような車輌は、Steam Generator Car(暖房車)です。編成中間に組み込んでいるのが、面白いですね。編成端に置くと反対側エンドには、蒸気が届き難くなるのを防ぐためでしょうか。
投稿: 宮崎繁幹 | 2020年7月 3日 (金) 16時01分
宮崎繁幹 さま
詳細なるご教示をありがとうございます。
8枚目の一部2層式はルーメットというものですか。大陸横断列車に充当されるのでしょうね。
11枚目はSteam Generator Car(暖房車)とはびっくり。蒸気暖房故、日本のように機関車の直ぐ後方より、編成中間に組み込む方が暖房低下を防げますよね。なるほど。
投稿: OER3001 | 2020年7月 3日 (金) 21時41分