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2020年7月21日 (火)

今日の一枚 No.62

前回取り上げたMD101形を履いた小田急2200形が履くのは、本来は平行リンク式軸箱支持の所謂アルストムリンク、
住友金属FS203形でした。 2200形はMc1-Mc2の2両固定8本の16両の内、15両はこのFS203でした。

後のWN駆動に変更して登場した2220形の後に増備された2217-2218は、2両固定ゆえに2200形と称していましたが、車体も下回りも2220形と同様で、台車はFS316となりました。

 

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台車枠は一体鋳鋼製、軸巨2,200㎜の直角カルダンドライブ。 このアルストムリンクの軸箱支持が、小田急では標準仕様としてステンレス製の1000形に至るまで使われることとなったのです。

すれまでのイコライザー式やゲルリッツ式といった吊り架け車に比べて、一段とソフトな乗り心地だったことを鮮明に記憶しています。

 

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コメント

 この台車は中学生になった頃に初めて見て、その特異な外観にびっくりしました。どうして軸箱が上下に動けるのか、中学生の頭では理解できなかったですね。当時はまだ線路が悪く、継ぎ目で大きくバウンドすることがありましたが、この台車は揺れが数回で治まり、オイルダンパーの効果は抜群でした。

モハメイドペーパー さま
中学生で軸箱の動きを考察するなど、やっぱり凄い少年でしたね。
小生は小学生の中学年でしたが、このカタチの模型がOゲージで無く、寂しかったことを覚えています。5年生になって、「模型と工作」誌に出会い、カツミの16番FS307の存在を知ってから、16番転向した次第ですから。

今や世界的な車両メーカーになった「アルストーム」っていう名前を知ったのはこの台車(実際はカツミのFS307でした)がきっかけですね。
フランスの鉄道に嵌っていたころ、アルストーム式軸箱支持は、本国では電車より機関車の台車に多いことを知りました。

Cedar さま
フランスに限らずヨーロッパ各国は、電車ではなく機関車牽引方式が主流でしたから、機関車は勿論、ユーロ規格の客車にもアルストム型が多かったですね。でも、実際はフィアット社が作っているものもあったようです。

むむ、フィアット社。家には、フィアットの自転車があります。尤も、メーカーは日本、生産は中国、フィアットにパテント料を払っての承認を得てのエンブレムを付けています。

きぬやまスカンク さま
EUのメーカーにはブランド価値があるので、さまざまな製品にブランド展開していますね。 J-TRECの自転車、日車のベビーカーなんてあったら?

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