新装なった参宮橋駅
「モハメードペーパーの何が出てくるか2」の12月17日には、「参宮橋駅(小田急)がリニューアル」が取り上げられました。 OER3001氏も温めていた題材なので、コラボレーションとさせて頂きます。
そもそも参宮橋という橋は、明治神宮に向かう西参道(渋谷区特別区道第860号路線)が、小田急線を越えるために架けられた橋です。 ↓は、正面(奥)が明治神宮ノ参宮橋口となります。
南新宿を通過した下り電車は、この参宮橋の前に架かる天王橋を潜ります。
天王橋を潜って、電車は参宮橋の下に。
参宮橋の南側は直ぐ参宮橋駅のプラットホームです。
その参宮橋駅の上りホームに直結する駅舎は、東京都の多摩産材を使い、駅前のちょっと腰を下ろせるベンチも設けられた、なかなか好ましい姿におリニューアルされました。
改札口を通ると直ぐに上りホーム、バリアフリーです。
加えて下りホーム側には、新たに東口が設けられました。
その構内は、モハメイドペーパーさまのレポート通りです。
加えてトイレも見てみました。勿論男子用しか見られませんが、内装は化粧板ながら木のぬくもりが伝わってきます。
ピクトグラムは木彫りでした。
ここまでは好ましく思えていたのに、残念なところが残りました。 下はリニューアル工事中の撮影ですが・・・。
完了したというのに、上りホーム新宿方上屋は以前のままで、幅が狭く風がある日の雨は凌げそうにありません。
下りホームでは上屋が無かった新宿方も、
小田原方も、そのままでした。 上屋に関しては増設されていませんでした。
それでも、多摩産材使用でリニューアルなった参宮橋駅、少しだけ良くなったようです。
そんな参宮橋駅を、この日もVSEが通過して行きました。
毎年大晦日からの終夜運転で、明治神宮初詣客のために運転する、古くは「初詣号」、今は「ニューイヤーエクスプレス」の上りロマンスカー。 このコロナ禍で、この年末年始の終夜運転の中止が発表されてしまいました。
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小田急に限らず、都心に向かう路線の駅は上り方向の乗客が多いため、ホーム上屋の延長もこちらが優先される例が多く見られます。私が通学で利用した大根(現在の東海大学前)は当初は上下とも1両分に満たない上屋でしたが、数年後に上りホームのみ、上屋が延長されました。
もっと極端な例では、成城学園前は上りホームが朝の通勤急行停車に対応して6両分の長さに対し、終日、急行が止まらない下りホームは4両分の長さでした。
投稿: モハメイドペーパー | 2020年12月19日 (土) 11時16分
若しかして、都心区間ではもはや南新宿と参宮橋だけが、上屋の無いホームで我慢しているのかも知れませんね。複々線区間や地下では、電車降りたら雨に濡れるというような駅は無くなったのに残念ですね。
投稿: OER3001 | 2020年12月19日 (土) 16時41分
木造駅舎なかなか趣があっても好いですね。
防腐処理等メンテナンスが大変そう。
投稿: ぬか屋 | 2020年12月19日 (土) 20時33分
ぬか屋 さま
まあ趣という点では一般受けするものと思います。
一応、コロナ禍ではともかく、外国人も訪れる明治神宮下車駅ですからね。
投稿: OER3001 | 2020年12月19日 (土) 23時24分