展示模型の修理-1
自宅で“入院治療”となった2編成の内の一つの破損はこれです。脱線すると言うので現場で何度か試運転しても再発せず、原因が分かりませんでしたが・・・。模型を分解して漸く原因が判明しました。
この模型の動力はカツミが博物館仕様としているもの。Canon EN-22の回転をスパーギアで台車に降ろし、ウォームギアのギアボックス伝達する方式。ギアボックスは相当加工精度の高いものです。
この電動ユニットを、床板上の梁に止めるものです。
ところが・・・、
原因はセンターピンが外れていたことでしたが、この構造は床板に取り付ける枕梁(A)は、本来ギアボックス(B)の上にあるべきものですが、センターピンの雌ねじ部分が動力ユニットから外れていたのでした。
この補修はどうしたものか、本来はギアボックスにハンダ付けされていたようですが、完全にハンダで修復するのにはかなり無理がありそうです。ギアボックスの分解法が解らん。それに油まみれ。
仕方ないので綺麗に油分を拭き取って、エポキシで接着することにしました。果たして耐久度がどれくらいあるものか?
この修繕でダメなら、MPギア仕様に変更しましょうかね。
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