ペーパー車体集2巻
1967(昭和42)年、技術出版株式会社が発行する「模型と工作」から、HOペーパー車体集なるものが発売されました。
最初は右側のもの、8月発行となっています。続いて11月に左側の特急シリーズが発行されています。価格は右側が550円、特急シリーズはビニールミラーコーティングによって光沢を出したからなのか、650円でした。
右を開けて見ると、見返しの広告が何と懐かしいことか。鉄道模型社とつぼみ堂模型店。
目次を拡大すると次の通り。各車とも形式図が添えられていて、大いに役立つものでした。
特急シリーズは全て竹村徹夫さんの設計と解説。「ペーパー車体用に特別抄紙したエクセルアイボリー紙使用」とうたっていますが、エクセルアイボリーは当時は興陽製紙が製造していたものですが、特別抄紙ということなどあり得ませんね。因みに興陽製紙は2012年に日本製紙クレシアに吸収合併、エクセルアイボリーというブランドも消滅となっています。
それでも良い紙であることは事実。OER3001氏はその後に、神保町の洋紙店でA-1判サイズのエクセルアイボリー紙100枚を購入しましたから。
よく考えてみれば、これを窓抜きして組み立てて完成等と言うことはあり得ず、最終的に塗装という工程を採らざるを得ないのですが、当時はこれで満足したものです。
とある事情から、出版社から贈呈されていた2冊づづがあるので、1冊は窓抜きしてみようか・・・などと考えたり。
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ペーパー車体集といいながら、表紙に載っているのは金属製の完成品。通常号でも作例写真がメーカーの完成品ということはよくありました。それにしてもA1サイズ100枚、まだ使い切れていないのでは・・・。
投稿: モハメイドペーパー | 2021年10月 9日 (土) 10時59分
小生が所持していたシリーズとは違うものですね。当初は、通常号の付録として付いていました。
たしか、最初に付いたのは101系(クモハ101?)でした。本来は1枚のはずが、2枚入っていました。ピッタリ張り付いていて、1枚のようにも見えました。
という事で、クモハ101+クモハ100の2輌編成として組立てました。部品は、神田美土代町にあった科学教材社へ出向きました。
この当時、16番を始めたばかりで直流電源装置を持っていなかったので、交流仕様で作りました。(交流モーター)
切り替えスイッチは、Oゲージと同じような物がありました。このスイッチは連結面の所に付けました。現在は、モーターのみ残っています。
投稿: 八千代運転所 | 2021年10月 9日 (土) 13時13分
◆ モハメイドペーパー さま
そうそう、一瞬このペーパーでここまでできるのか!と思って。
A-1判エクセルアイボリー紙は、半分は新宿歌舞伎町にあった模型店に売ってしまい、残りは友人にも分け、お陰様で殆ど在庫無しになりました。
◆ 八千代運転所 さま
流石に歴史をご存知なのですね。通常号の付録はあまり記憶無いですね。それでもアルゼンチンへの輸出車両、銀色のを組み立ててみたような気がします。
投稿: OER3001氏 | 2021年10月10日 (日) 00時06分