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2021年11月11日 (木)

地下鉄車両

国鉄中央線と相互直通運転が予定された営団地下鉄東西線に登場したのは、地下鉄車両初めての20メートル車体を持つ5000系でした。

1964(昭和39)年12月23日の高田馬場~九段下間開業時に登場したのは、模型的にも手を出しやすいMc1-M2-Tcの3両編成。模型雑誌編集部からの製作法記事執筆の依頼を頂いて、製作することになったものでした。

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幸いなことに記事には編成で製作する必要は無かったので、実際に製作したのは先頭Mc車1両だけでした。ミンデンドイツ型の台車など発売されていなかったので、新幹線用DT200流用です。

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それでも指定納期に間に合わせるには、側面のコルゲート表現、側扉や側窓の縁表現など、手間のかかる車両でした。前照灯も紙を巻いての表現、尾灯にはハトメ、側灯は虫ピンを利用するなど、満足にパーツが市販されていなかった時代ならではの工夫がありました。

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そんな1両、勿論車籍は無いのですが、捨てられないで今まで残っています。

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おそらく永遠に線路上を走ることは無いと思いますが、これも趣味史の1ページということで。

 

 

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鉄道模型(民鉄)」カテゴリの記事

コメント

その記事、見たような~それで車体を作りました!もちろん完成せず(涙)模型と工作の特集号とかでしたか?

Cedar さま
え~~!! そうだったのですか。 
それはそれは、大変失礼いたしました。

 半世紀前、私鉄通勤電車好きの小学生だった私が
OER氏似憧れたいた時期の作品ですね。本当に部品何もない時代に素晴らしい作品だと思います!

チャッピー さま
そんな時代があったとは、嬉しいコメントをありがとうございます。
想い出はなかなか処分できないものです。

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