続:東急8000系の想い出
5200系、6000系、7000系と、ステンレス製車両を増備して来た東京急行電鉄(東急)が、時代の要請から20メートル車体としたのが8000系。そこには運転台の大革命が起こりました。我が国初のワンハンドルマスコン導入でした。
1970(昭和45)年当時のパンフレット表紙が、その意気込みを伝えています。
パンフレットを開くと、Tc-M1-M2-M1-Tc2の5両編成として形式図が。床下機器配置もあって、模型製作には助かる図面です。
続いて主要諸元の一覧。
車内も、経済性を重視していた当時の簡素な様子です。
模型ファンに有効な台車も図面もあって嬉しいものです。
A4版全38ページにわたるパンフレットは、大切な資料として保管してきました。
続いて車両冷房化の時代要請に応えるために、翌年には冷房搭載編成が登場します。この時制作されたのはA3見開きのリーフレットでした。
それを複製し、今般の伊豆急行開業60周年、日光モデル創業55周年を記念した団体列車「湘南・日光」参加者に配られました。
オリジナル版とは折加工に違いがありますが、内容的には遜色ない仕上げリです。
パンフレット最後には東急車輌製造と。
一時代を牽引してきたことは間違いない8000系も、伊豆急ではJR209系を導入準備中。消えて行く前にしっかり記録し、記憶に留めておきたいものです。
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機能面では画期的なのだけど、趣味的にはオモシロ味の少ない車両でした。
投稿: モハメイドペーパー | 2021年12月 8日 (水) 12時39分
伊豆急も209系ですか。東急の子会社なのに8500じゃないんですね。
投稿: Cedar | 2021年12月 8日 (水) 13時27分
◆ モハメイドペーパー さま
確かにBL賞にも引っかからなかったし・・・。8500はL賞でしたが、本来なら8000でやっておくべきだったと思いますよ。
◆ Cedar さま
8500も結局8000の派生形式ですからね。今更直流電動機車両ではと言うところなのでしょうが、情けないですよね。
投稿: OER3001 | 2021年12月 8日 (水) 15時06分