VSE 乗り納め?
3月のダイヤ改正で、定期運行を終えると報道されているロマンスカー50000形VSE。乗り納めとなるのかどうか解りませんが、天気の良さそうな日を選んで久しぶりの乗車を楽しんで来ました。
この日も既に、新宿駅はこんな状態。カメラで待ち構える人が大勢います。
全体デザインに影響を及ぼさない記念装飾が施されています。
記念装飾はサービスカウンターのある3、8号車側面にも。
ホーム先端にある歴代ロマンスカー車両壁面装飾のVSEを入れて撮っておきます。
今回の乗車にあたっては、展望席の乗車経験は豊富にあることからも、車体支持位置が通常より約1m高い位置にある独特の台車機構乗り心地を記憶に留めるため、乗り込むのは2号車としました。
座席は長い側窓からの眺望を目的に、2つ目の窓最後部、9Dとしました。
発車前に予定していた車内観察。車内サービスを終了して使われなくなった3号車のサービスカウンター、ショウケースに感動する装飾が施されています。乗務員手作りの装飾だそうです。
8号車のサービスカウンターも確認しましたが、ショーケースが小さかったのですね。手書きのメッセージがありました。
スーパーはこね7号は、あのミュージックホーンを鳴らして出発。新宿1号踏切に差し掛かります。
メトロ16000系と並んで代々木上原駅構内に進入。
狙った通りに好天に恵まれ、車内から最初に富士山を確認できるのはここ、多摩川橋梁です。
次はだいぶ小田原に近付いて、新松田を通過して酒匂川橋梁を渡るとき。後日知ったのですが新松田ではモハメイドペーパーさまが乗車されていた快速急行を抜いたようです。富士山はだいぶ大きくなりました。
最後は開成から栢山までの直線区間、ほぼ真横に見えます。
その間ずっと、先頭の満席展望室では、前方には動画撮影していた乗客も。若しかしてこの御仁、モハメイドペーパーさまご乗車の上りはこね10号でも撮っていた方でしょうか?
終点・箱根湯本到着後は、あらかじめ綿密に立てていた計画に基づいて撮影します。何せVSEは10分で折り返してしまいます。最初は車止めからの姿。
急いで改札を出て、この駅の情景を。赤い1000形の到着では、1000形の顔を入れるのが間に合いませんでした。
箱根湯本駅の独特な屋根形状と、8号車の装飾も撮っておきます。
そして先頭方向を。
最後は本命、このシーン。直前までクルマは来なかったのに・・・(涙)。跡になって気付けば、観光客らしき2人もカメラを向けていました。
記憶に留めるために果たした今回のVSE乗車。OER3001氏にとって「ロマンスカー」というのは車内サービスあってのものではないかと思い、車内サービスを止めた列車は単なる「特急」ではないかと。VSE登場時は、フラッグシップトレインに相応しく、それ相当のソフト面も充実されていたのに残念です。単なる「特急」なら、展望席も無用なのかも知れませんね。悲しいことです。
最後に「スーパーはこね」に乗ったからでしょうか、車掌の沿線ガイド放送に胸が熱くなりました。大山、丹沢、富士山など、車窓からの風景と、それにまつわる話しを短く案内されていました。途中停車の特急にばかり乗っていたので、こうしたソフト面に気付かなかったのかも知れません。
VSEの引退後、フラッグシップに相応しいロマンスカーを、ハード、ソフト両面から再考し、新しい時代を拓いて欲しいと思います。
« 過去vs現在-8 | トップページ | 過去vs現在-9 »
「鉄道(小田急)」カテゴリの記事
- 94万アクセス到達(2025.02.10)
- 1600形快走(2025.02.04)
- 西武8000⇐小田急8000(2025.01.17)
- 合間の電車撮影(2024.12.24)
- ロマンスカーミュージアムの現況(2024.12.20)
新松田~渋沢の連続カーブ区間で車内を歩いたけど、結構揺れました。スーパーはこねでの沿線案内放送、GSEではなかったですね。VSEの特別な演出なのかも。現在、車両のレベルに大きな違いはないので、人的サービスが差別化に最も有効なのですが、1時間そこそこで売れてもコーヒーと軽食くらいでは採算が合わないのでしょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2022年2月12日 (土) 10時37分
◆ モハメイドペーパー さま
VSE就役直後は、テーブル上のプレミアムコーヒーに波がほとんど立ちませんでしたが、やはり17年で少し疲労してきたのでしょうか? 人的サービス、コロナ時代の今では、圧倒的に乗客数が少ないことも採算割れの原因ですから(涙)。
投稿: OER3001 | 2022年2月12日 (土) 14時38分