BRTで着いた柳津に、キハ110-124が到着しました。折り返し13:30発のこれに乗りますが、その前に辺りを一回りです。
到着したキハ110-124の先に伸びるのは線路を撤去したBRT専用路です。
立派な車止めが構築されて、先へ行くことはできなくされました。
駅名標も、先はマスクされてしまいました。
20分で石巻線との接続駅 前谷地に到着します。ちょうど向こうから女川行きが来ました。
13:50到着、13:52発の女川行きへの乗り換えは同じホームで容易です。
女川行きだから乗務員も女性! ここでは気動車運転資格を持つ女性運転士は3人だけだとか。ラッキーなことです。
鹿又だったでしょうか、列車交換でした。
途中の石巻手前では、右から近付いて来た仙石線と併走、ちょうど仙石東北ラインのハイブリッド気動車HB-E210系が前を走ります。
東北本線松島駅と仙石線高樹町駅間の接続線を設け、2015(平成27)年から運行開始した列車です。
宮城県第二の人口を擁す石巻市だけに、石巻駅も賑わいが感じられます。こちらは石巻線の気動車キハ110系。ホーム向こうにはコンテナ列車も見えます。
仙石東北ラインのハイブリッド気動車HB-E210系。交流20,000Vの東北本線と直流1,500Vの仙石線を通るため、交直両用車を製造するよりハイブリッド気動車を選択したようです。
直流1,500Vの仙石線は、首都圏から“都落ち”した205系、改造された3100番台が活躍、どちらも4両編成です。
貨物列車の牽引は新型の電気式ディーゼル機関車DD200が担い、9号機が入換中でした。
ここではまだ仙台方面に向かわず、再び石巻線の先を目指します。
向かった先は石巻線の終点、女川。女川駅は3.11の津波で、停車中のキハ40もろとも流さていました。現駅は内陸部へ150m移設されています。
改札を抜けると、緩い坂の向こうに女川港の海が目に入ってきます。
復興された駅前通りと、ともに魅力的な駅舎です。
9分の折り返し時間で、街をゆっくり見ることは出来ず、急いでホームに向かいます。
再びキハ110-240の乗客となります。
震災で甚大な被害を受け、内陸側に500m程移設された野蒜駅では3分停車、ハイブリッド気動車HB-E210系との交換です。
仙石東北ラインとの接続駅である高樹町でも3分停車。
交換する205系はラッピング編成でした。
この後、次駅の松島海岸駅へ向かいました。そして・・・、まさか自らが被災することになるとは考えてもいませんでした。
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