岩手開発鉄道を見る
盛駅にはJR東日本と三陸鉄道の駅舎が並びます。しかし線路があるのは三陸鉄道だけ。JRはBRTに転換され、線路はありません。
駅舎右手の跨線橋に上げれば、三陸鉄道の検車庫と収容線が見渡せます。
その横にもう1社、駅舎が無い貨物専用鉄道の線路があり、車両が停まっていました。岩手開発鉄道です。大船渡市内陸部の大船渡鉱山から産出される石灰石を、同市赤崎町にある太平洋セメント大船渡工場まで輸送する、全長11.5㎞の路線。
4両のディーゼル機関車を所有するが、ここで見られたのはDD5652。DD13に似た形状だが、エンジンは直噴式のDMF31SDI(600ps)に換装されているとのこと。
線路脇公道から、ちょうど良い角度で撮ることが出来ました。
OER3001氏が、斯様な模型製作に挑むことなどあり得ませんが、一応貨車も撮っておきます。
貨車はホキ100形。国鉄セキ3000形貨車との同一設計の35t積ホッパ車で、1960(昭和35)年から2000年(平成12)年にかけて製造された52両の内、45両が現役のようです。
下部荷卸開戸は電動式だそうで、台車はコロ軸受けのTR213C形とTR225形。
誰かが“作りたい”と言ったときの参考になればと、念のため細部ディテールも押さえておきました。
ホッパ車なので上からの眺めも重要です。
どれも良く整備されている感じでした。石灰石を満載しての走行を撮りたかったですが、ダイヤも知らず残念です。
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