最後のレーティッシュ鉄道カラーに
箱根登山鉄道の路線は小田原起点とは言え、小田原から箱根湯本までは、車庫のある入生田から先以外は1,067㎜軌間となっており、小田急の車両が行き来していますから、一般の乗客には箱根湯本までが小田急と思い込んでいるかも知れません。
小田原-箱根湯本間の運行を担う車両は、特急車以外は1000形の4連が充当されています。レーティッシュ鉄道カラーを纏った4編成が充当されていましたが、制御回路などの更新がされない編成は次々に廃止され、残るは1058Fの1編成だけとなってしまいました。丁度その車両が待っていたので“乗り鉄”を楽しみました。
箱根板橋でEXE-αを待ちます。期待しましたが案の定、新幹線は通過してくれませんでした。
マスコンとブレーキ弁の操作という当たり前だった光景も、もう直ぐ過去の想い出になってしまうようです。
小田原に停車した赤い1000形の向こうで待機していたのは、未更新の1000形6両編成1253Fでした。
フィルム時代にはできなかった何気ない日常も、デジタルカメラだからこそできるコマ目に撮っておくことの大切さ。
これらもきっと、やがては貴重な記録になっているのでしょうね。
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