天賞堂製0-6-0タンク機関車
弊社に2台の天賞堂製0-6-0タンク機関車が揃ったことから、あらためて調べてみました。
先ずは「8号機」となった製品、前・後部とも端梁にステップが付いていて、動輪のバランスウエイトは「三日月」形。サイドタンクは水槽だと思われますが、前後2カ所に取水口の「丸い帽子」があります。
対して「7号機」ですが、前・後部とも端梁にはステップは無く、バッファーが付いたカタチです。そして動輪のバランスウエイトは「扇形」形になっていて、サイドタンクの取水口「丸い帽子」は前部1箇所のみになっています。
先日、銀座を訪れた際、天賞堂50周年を記念し出版した「Tenshodo Book」を入手することができました。歴代の天賞堂製品の写真集です。
この中に、0-6-0タンク機関車も紹介されていました。
それによれば、1955(昭和30)年に最初の製品が作られたようで、当時の売価は1,750円だったと言うことです。
弊社の「8号機」は1964(昭和39)年から1970(昭和45)年にかけて製造・販売されたバージョンと思われます。縦型モーターはMV-1とあり、2,200円(1964年)~3,000円(1970年)で売られたものと判明しました。
一方の「7号機」は、丸形モーターで1976(昭和51)年に5,800円で販売されて以降、1983(昭和58)年の8,800円まで続いたバージョンであることが判明しました。
ということで、弊社に揃った2台のCタンク(0-6-0)、歴史ある製品だったことが判明し、大切なコレクションとなりました。
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1961年頃購入した車体がプラのEB10は、¥2,000で少々お釣りが来た
値段だったと記憶しており、お年玉握り締めて銀座に行った覚えがあります。
投稿: ぬか屋 | 2022年7月24日 (日) 12時43分
◆ ぬか屋 さま
先の「Tenshodo Book」によれば、EB10は1962年発売、1,990円とあります。モーターはMV-1、パンタはカワイモデル製のPS14だったと。
投稿: OER3001 | 2022年7月24日 (日) 14時50分