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2022年11月 9日 (水)

山形県 東村山郡 中山町

「五月雨を あつめて早し 最上川」松尾芭蕉の「おくの細道」にある句はあまりに有名ですが、その最上川に架かる鉄道橋のひとつが、左沢線羽前長崎-南寒河江間の橋梁。国鉄→JR東日本長井線を引き継ぐ山形鉄道(フラワー長井線)四季の郷-荒砥間の橋梁とともに、1887(明治20)年より東海道本線木曽川橋梁として使われていた150ftの単線ダブルワーレントラス橋で、左沢線に5連、フラワー長井線に3連が移設されたもので、「日本最古の現役鉄道橋」です。

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一方左沢線の羽前長崎方は、100ftの単線プラットトラス橋3連が架けられていますが、これまた九州鉄道・筑豊本線遠賀川橋梁を移設したものと知り、歴史の重みを感じる土木施設です。

その橋梁に7時7分にやって来た上り山形行列車は4両編成でした。

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先頭車両が150ft単線ダブルワーレントラス橋から100ft単線プラットトラス橋に進みました。

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一旦部屋に戻った7時25分、通過して行った下り列車はなんと6連。これちゃんと撮りたかったな~、と思っても後の祭り。

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朝食後には、頭を見せてくれるようになった標高1,984mの月山を入れて撮りたく、再び河畔に向かいます。9時10分に2両編成が来てくれました。150ft単線ダブルワーレントラス橋に差し掛かります。

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顔がトラスにかからないようにシャッターを切ります。

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ちょうど5連目を渡り切り、3連の単線プラットトラス橋に差し掛かる直前が、月山を入れてちょうどよい位置でした。

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撮影を終えれば時間を気にすることなく周囲を散策。先の豪雨による増水で荒れた河川敷を整備したのでしょうか、オートキャンプができる施設も整備され、奇麗なトイレ横のこれに目が止まりました。

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「鍋掛松」だそうで、鍋が掛けられています。山形の「芋煮会」はこの地が発祥だったようです。

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最上川舟運の時代、ここ長崎の港が米沢方面への船荷の積み替え要地だったとのこと。船頭や水夫たちが、京都から運ばれた棒鱈と地元産の里芋を材料に、河岸の松の枝に鍋を掛けて煮て食べていたというのが始まりだったようです。

土地の文化にも触れることができ、良い思い出になりました。

 

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コメント

この鉄橋は良いですね。私も初めて参加した時には、真っ先に撮りに行き、暫し眺め、模型化したくなりました。ただ高さが低く、蒸気や気動車は問題ないのですが、パンタを持った車輛は当然通過出来ず、我が家のレイアウトには無理と諦める口実にしました。

鉄橋の来歴は面白いですね。箱根登山にも東海道線のワーレントラスが転用されてるし、
神戸の部屋の近くの阪急住吉川橋梁は梅田の国鉄オーバークロスからの転用ですし、こういうのも今とは違いますね。

◆ きぬやまスカンク さま
物理の問題に出そうな基本に忠実な形状ながら、本当に味のある橋梁です。これを真面目に模型化するとなると、一筋縄では行かない気がしますね。


◆ Cedar さま
久しぶりのコメントをありがとうございます。
箱根登山の早川橋梁は、東海道線天竜川橋梁の1基ですね。当時からSDGsを実践していたということで誠に興味深い歴史です。

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