この趣味を持ってきたことで、若い時から鉄道で働く多くの人々に出合い、お付き合い頂いていることで、豊かな趣味生活を楽しめるようになったと思います。今回もそのお一人であられる京王電鉄OBからのお声掛けを賜り、元京王5000系を訪ねる日帰りバスツアーに参加できました。
旅の始まりは京王線北野駅南口ですが、OER3001氏はJR八王子駅みどりの窓口前からの参加です。
8時10分までの集合に、流石電鉄会社OBだけに、ゆとりを持って集合していました。
この表示が掲示された京王のバスに乗ります。
八王子ICから中央道へ入り、9時42分には最初の見学先であるリニア館へ。ここの見学内容は前回をご覧ください。
リニア館見学を終えて、一同を乗せたバスは河口湖駅へ向かいます。河口湖駅では3番線に、京王時代のアイボリー塗装となっている2両編成「団体専用」貸切列車が待機しています。
この「5863」の京王時代の1枚がありました。府中競馬正門前駅でのものです。
因みにこの編成は2009年6月からはこの塗装にされており、アイボリー塗装となったのは2012年10月からのこと。なんだかんだで既に10年なのですね。
早速乗り込んだ車内、座席モケットや腰掛袖部が現役時代とは異なるものの、天井のイメージは京王帝都そのものです。
1996年に撮影していた写真と比べてみてください。
鴨居上部のスピーカーは、富士急に転属したときに覆われたカバーが外され、KTRのデザインがしっかり見られます。
富士急転属で「1001」と改められた車番の上に、京王時代の「5113」が表示されています。
京王時代の「5113」、1984年笹塚駅で撮ったのがありました。
しかし運転台の番号は「1001」のまま。おそらく富士急としての車籍は「モハ1001」のままなのでしょう。
団体専用列車となったアイボリーカラーの2両編成、スイッチバックの富士山駅では約30分の運転停車。ここでも充分撮影ができました。
嬉しいことにここでお弁当が積み込まれ、車内で頂きます。特別包装紙が何とも言えません。
お弁当を食べていたら、つり革の1本にピンクのハート形のものがあることに気付いた次第。
貸し切り列車は東桂で25分の撮影タイムです。先ずは「特急・高尾」のヘッドマークを掲げて。
次は「陣馬」に掛け替えて。お行儀良く和やかな撮影ができました。
貸し切り列車は大月までは行かずにここで折り返し、河口湖を目指します。河口湖到着後は定期列車の合間を縫ってJR車両も休む車庫線に入れ替えです。
ここからが撮影タイム本番。参加者一同の集合写真撮影後に、富士登山電車となった1200形と並べて、ヘッドマークを掲げた雄姿を収めます。
が、OER3001氏の目的はこれでした。実車が乗るレール上にペーパー自作の模型を置いて、実車と模型のツーショット。
全体で20分程しか無かった撮影タイムだったので、模型の傾きを修正できないままとなってしまいましたが、参加の皆様方のご協力もあって実現したものでした。
模型とのツーショットを終えて最後は、大晦日から元日にかけて運転された「迎光号」の撮影。
大満足の一日を楽しんだ後は、渋滞などどこ吹く風というくらい順調な中央道で高尾山口、八王子みなみ野、多摩境の各駅で希望者が下車、お開きとなりました。
この企画にお誘い頂いたM村さまはじめ京王OBの皆さま、富士山麓電氣鐡道の皆さまに心からお礼申し上げます。
最近のコメント