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2022年12月 5日 (月)

架線見学

遊園地はとっくに閉園されて無いのに、駅名は“向ケ丘遊園”のまま。ギャンブレル屋根*の北口駅舎と共にレールで作られた跨線橋は、今となっては貴重なもの。昭和の歴史を伝えてくれるので好きな駅です。

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高架複々線化されて、跨線橋というものも随分少なくなった感じがしますが、電車の屋根上を観察するには無くてはならない施設です。

が、今回は鉄道施設の観察。上下線の架線ビーム上に架けられた太い2本の電線が、パンタグラフが接触するトロリー線に電力を供給する“饋電線”です。英語だとfeeder、模型と同じですね。

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跨線橋からだとその饋電線を間近に見られます。上下線とも2本の電線が使われ、大量輸送区間の設備であることが実感できます。

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鋼心アルミより線(ACSR:Aluminum Conductor Steel Reimforced)に代表される複合アルミ電線が使われているらしい。中心に亜鉛メッキ鋼より線、外周に硬アルミより線という構造のようです。

P311(一社) 電線総合技術センター電線の基礎知識より引用

 

ちょうど、この駅で折り返す東京メトロの車両が入線して来ました。

20221130_0010_15

こうして電線にまで興味を持って鉄道を見ると、鉄道資産が如何に大きな資本がを必要とするものなのかが実感できます。

模型で考えてみれば、レイアウトに必要な電線やプラグがどれだけ必要なのか。レールの必要本数は直ぐ考えられても、電線の必要長さや収納スペースについては中々頭が回らないという現実も(涙)。

 

*小田急電鉄社史などで称されているマンサード屋根とは、左図のように4方向に向けて2段階に勾配がきつくなる「外側四面寄棟二段勾配屋根」、対してギャンブレル屋根は「二面切妻二段勾配屋根」のことだそうです。

Th Photo_20221130180501Wikipediaより引用)

  従って、向ヶ丘遊園駅舎はギャンブレル屋根と言うことになります。

  20180710_0005_20

 

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コメント

高圧架空送電線は銅でなくてアルミなのですね。知りませんでした。

◆ ぼっちぼち さま
OER3001氏も調べてみて初めて知った次第です。

銅は電気抵抗が少ないけど、重くて延びやすいから送電線には不向きなんですね。JR東日本ではフィーダーと張架線を兼用させるフィーダーメッセンジャー方式が増えています。

向ヶ丘遊園の駅舎、改装前の池袋線の大泉学園の北口駅舎と
瓜二つですね。
武蔵野鉄道とどういう関係で同じデザインなのか気になります。

駅ネタかと思ったら、饋電線の話題ですね。我が家のちっぽけなトロリーレイアウトだと架線へのフィーダーは1か所ですが、大きな固定式レイアウトだったら饋電線も必要かも?

昭和初期小田急線を建設したグループ(当時鉄道建設は会社に所属しない建設専門の集団が鉄道を渡り歩いていたそうです)がそのあとに西武新宿線(東村山-高田馬場、旧西武鉄道)を建設し、その後大規模な鉄道建設が終わったのでそのまま西武にとどまった方が多い、と昔の「ピクトリアル」誌の西武特集にでていました。小田急線と西武新宿線のホーム配置など類似点が多いそうです。大泉は当時武蔵野鉄道ですから小田急線との接点はどこだったのでしょうか。

◆ モハメイドペーパー さま
仰る通り、饋電線を兼ねた吊架線「饋電吊架式」というのも増えてきたようですね。益々目が離せなくなってきました。


◆ ぬか屋 さま
西武・大泉学園駅もそうだったのですか。是非、調査してみてください。


◆ Cedar さま
すみません、 Cedarさまのお好きな(筈の)電線の話でした。そうそう、理論的にはフィーダーは多い方が良いようですね。


◆ 所長失格 さま
そんな経緯があったのでしたか。ご教示ありがとうございます。

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