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2023年3月14日 (火)

八高線経由で乗り鉄を愉しむ

拝島に引き返して、再び川越行E233-3000番台の乗客となりました。「八高線」とは八王子と高崎を結ぶことから名付けられた路線名のはずなのに、ここから乗る電車の行先は川越線「川越」と、高麗川から先は高崎へ向かわずに川越線に直通してしまいます。

55年前、高麗川を発車して右カーブしつつ勾配の築堤を行く2両編成のキハ35、八王子行を撮っていました。

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続いて来た有蓋車、無蓋車、車掌車の25両を牽くのはD51重連。なんと模型的に、ちょうど良い長さではありませんか。この頃の国鉄は労組との対立が激しかった時で、D51正面が動労スローガンで汚されていたのが悲しかったです。

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この場所の今を撮りたいと思っても、畑は開発されてしまい叶いません。高麗川駅前では何やら整備工事が進められていましたが、駅舎だけは55年前とあまり変わっていないようです。

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しかし八王子からここまでと川越線が電化され、E233-3000番台が行き交う光景に変化しています。

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跨線橋から高崎方向を向くと、ちょうど高崎からの列車、とは言ってもたった1両のキハ110-221が到着するところ。川越に向かう線路が右方向に延びています。半世紀前には画面右で、9600形やD51形蒸機が貨車の入れ替えをしていた筈です。今はその線路も撤去されています。

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単行キハ110-221は高麗川で折り返し、高崎行となりますが、その姿を捉えられたのは途中の児玉駅停車時間ででした。高崎-高麗川だけの運用だからなのかどうか、正面には行先が表示されていません。

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前述のように「八高線」は八王子と高崎を結ぶとは言え、正確には高崎市内の倉賀野駅までで、列車は倉賀野から高崎線に直通します。

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高崎ではちょうど、湘南新宿ライン特別快速小田原行のE233-3000番台が到着。グリーン券を奮発しました。

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で、終着小田原まで2階席でゆっくり。高崎-小田原の特別快速全線乗車など、一度経験するだけで良さそうです。

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小田原に着いてみたものの、乗り継ぎにちょうど良いロマンスカーは無く、やむを得ず“超快適シート😢”の3000形に。

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地元駅を降りるとなんと奇麗な月が!

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帰宅後に調べてみれば、この日は99.3%の満月で、前夜が「ワームムーン」だったということでした。

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さあ、今回の「乗り鉄」でちょっと火が点いてしまったようです。今度は何処に行きましょう。

 

 

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コメント

 八高線の非電化区間、昼間は単行もあるんですね。それにしてもかなりの大回りで、18きっぷを使われたのでしょうか。

◆ モハメイドペーパー さま
もちろん、18きっぷでなけらばこんなことできません。

私も先週、東海道線普通列車でグリーン車を利用しました。ちょっと奮発するだけで優雅な旅行が楽しめますね。

◆ ぼっちぼち さま
そうでしたか、それは良い時間を過ごせましたね。もちろん2階ですよね。

高麗川は大宮から9600の貨物も来たりセメント会社の入れ替えも有り
又、上り勾配の築堤を重連登る等一日楽しめる所でした。

◆ ぬか屋 さま
そうそう、活気が感じられる駅でしたよね。
それに対して今は・・・、ちょっと寂しいです。

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