元・京王3000系の撮影&貸切乗車
アルピコ交通への日帰りバスツアーの主目的は、元・京王井の頭線の3000系の撮影と貸切です。
幹事さんが入念にアルピコ交通さまと打合せされていたのでしょう、先のED301とともに、目的の車両が撮影向きの位置に並べられていました。
手前が、昭和30年代に導入された日車標準車体のモハ10のカラーにラッピングされた3003-3004の編成、奥が今回の貸切列車に充当される3007-3008編成。
両車の方向幕は「貸切」で、共にアルピコ交通のおもてなしで作成された京王線ヘッドマーク様の副票「団体」が掲げられています。
方向幕を「ALPICO」に変えてなど、十分な時間で撮影が楽しめました。
いよいよ貸切列車となる3007-3008が庫外に。その全容を撮っておきます。
新島々方の3007側からも。天気にも恵まれ、文句無し光線状態です。
この模型を製作する気はありませんが、折角なので床下機器配置もわかる真横からも。新島々方3007はモハ、元は京王デハ3107で1971年東急車両製。
松本方の3008はクハ、元は京王デハ3057で1966年東急車両製。パンタは集電用ではなく霜取り用なのです。
3007の台車はTS-801、軸受がクルクル回るのが目視できるタイプです。
3008の台車は、残念ながら形式を確認できませんでしたがTS-801Aと思われます。
庫内に居た3003-3004は、4月1日で休車となっているので、東武20000系改造の新型車両への置き換えが進むと廃車されるのでしょう。
その東武20000系からの改造車も既に2編成、この日は第1編成の20101-20102が我々の撮影会のために用意されていました。
「地下鉄線直通」や「団体専用しなのじ」、イメージキャラクター「渕東なぎさ」などと表示して楽しませて頂きました。
撮影会の後はいよいよ貸切乗車。12:40に松本へ向けて発車。
これは松本で折り返した後の信濃荒井駅だったか、3005-3006の「なぎさトレイン」と交換です。
森口駅での17分停車を利用して、またまた撮影会状態。
思い思いのアングルでカメラに収めます。
3000系本来の運転台ではなく、中間車からの改造に際して6000系の運転台を活用した運転台も。
計器盤に時計が備えてあるのがなんとも言えません。新島々までの乗車は、楽しんでいるとあっという間の43分でした。
新島々駅から先があったのに、台風による土砂災害の影響もあって1985(昭和60)年1月1日をもって廃止。14.5キロポストの先には枕木の車止めが設けられていました。
先に交換した「なぎさトレイン」の到着、折り返しの後、新村車庫に向けて出発です。
京王OBの方々の企画と準備、アルピコ交通さまの心温まるはからいによって、今回のツアーもまた充実して楽しいものとなりました。心からお礼申し上げます。
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