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2023年4月17日 (月)

天賞堂&カツミ 古(いにしえ)の鉄道模型展 -1

4月1日から23日までの会期で開催中の「天賞堂&カツミ 古(いにしえ)の鉄道模型展」、ようやく見て来られました。

1947(昭和22)年創業のカツミが、この3月31日付で株式会社エーツーに買収されたとのニュースが流れた時期に、カツミ有楽町店の移転に伴う旧店舗スペースで、鉄道模型の2大老舗メーカーの歴史を振り返るとして開催されたとのことながら、買収関連については一切語られていないのが不思議です。

今回は天賞堂の展示からいくつかを。

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手前のガラスケースでまず目をひいたのは151系こだま。小学生から中学生の頃にかけて、ずっと憧れの存在でした。小学6年生の時だったか、友人がこれを所有していたのを羨ましく思っていました。

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同じケースの上段には、当時の天賞堂銀座店で見ていた“アメリカの機関車”が。当時はまだ、代々木にワシントンハイツと言われた駐留米軍施設があった時代で、天賞堂で品定めしているガイジンを良く見たものでした。

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下段にあったのはOゲージのオリエント・エクスプレス車両。いったいどんな紳士が買うのだろうなどと思いながら、成功に作られた車内を覗いていたことを思い出しました。

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奥の2台のケースには、外国型主流だった天賞堂が1970年代以降に続々と製造した蒸機、電機などが並べられていましたが、OER3001氏にはさほど心に響くものではありませんでした。

その中で、OER3001氏1歳の1951年の“入門セット”に目が止まります。Cタンク(例の0-6-0ではありません)と米国型ボギー貨車5両に木製道床レールが、「Tenshodo」プレートが取り付けられた木箱に収められています。

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上段に並べられていたのはフルグレックスブランドで売られたSBBの名機。これらは大人になってから、F模型の製品だったことを知りました。

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そのF模型が製造していた私鉄電車群、最初に発売されたのは小田急1600形でした。“ポリテール”という商品名だった信越化学のポリエステル樹脂による屋根板、床下機器を使うというユニークな製品でした。

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これにも目が止まりました。「いったいどんな人が買うのだろう?」と思いつつ、こんなので走らせるレイアウトがあったらイイなと眺めていただけの凄いパワーパック。

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ということで今回は、カツミは後回しとさせていただきました。これらの中で我が家に来たものは・・・?

 

 

 

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コメント

この左側の、大型パワーパック、ウチにございます。

◆ 工房5丁目 さま
そ、それは凄いです。大切にしてくださいね。

 そうだそうだと思い出し、私も先ほど行ってきました。アルバイトの時に手がけた製品もあり、懐かしいです。

先週、秋葉原→銀座→有楽町と電気街、模型店巡りの序でに依って来ました。
私もF模型製作所でのアルバイト時手掛けた製品が数形式あり、特に小田急1600形の
屋根の歪みや寸法調整に苦労した事思い出しました。
又、我家の傍の女子高校のジオラマが展示されており、今年の学園祭は
何としてでも潜入して今年の作品を観て来ようと思います。

◆ モハメイドペーパー さま
早速行かれたのですか、何よりです。多少拙ブログがお役に立てたようで。


◆ ぬか屋 さま
やはり、そうでしょうね。あそこでしごかれたと言うハナシは何回も伺っていましたから。
女子高潜入に際しては、くれぐれもご注意くださいませ(笑)。

あの大きなパワーパックあこがれましたね。模型とラジオ付録の部品カタログ集にこれと同じような製品が載っています。レオスタットがダイヤル式では無く、レバー式になっています。
ちなみに1961年当時の価格で、16,000円でした。

◆ 八千代運転所 さま
1961年当時の価格で16,000円とは、その年の国家公務員上級(甲)初任給が14,200円だったようで、今の価値にしたら30万円近いという高額ですね。ひぇ~!!

F模型がSBBの電機を作っていたとは知りませんでした。さすがに優れた技術力だったのですね。

◆ ぼっちぼち さま
実はその1両を所有しています。A氏から頂いたような記憶があります。

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