« 運転会で出会った車両たち | トップページ | 苦難の過程 »

2023年4月13日 (木)

変わり行く新宿西口

新宿・グランドターミナルを目指して再開発が進められている新宿西口。所用で出掛けた序でに、その現況を見て来ました。

小田急百貨店が2022(令和4)年10月に本館での営業を終え、シンボル的存在であったビルは仮囲いで覆われ、解体工事が進行中です。

20230409_0003_16

ほぼ同じ位置からの2021(令和3)年3月の情景、これが長く親しんできた風景でした。

20210319_0015_16

地下広場から見上げる情景は、新都心という熱気の中にもほのかな安らぎさえ感じられたように思います。

20220629_0006_16

このビルが竣功したのは1967(昭和42)年だったのでした。

20221026_0001_16

当時の最新型車両2600形NHEの2編成と、4000形1編成を、特別塗装にしてPRしたものです。

19680107_0010_13

もうそれは過去のもの。西口ロータリーの向こうに構えていた生命保険会社のビルも取り壊されたおかげで、小田急本社が入っていたビル(屋上にOdakyuのロゴマーク)が見えるようになりましたが、実は既に小田急はその権利を、明治安田生命に売却しています。

20230409_0005_16

小田急は、子会社のホテル小田急が運営していたハイアットリージェンシー東京の事業と、第一生命と保有していたこの不動産も売却しました。

20220629_0015_16

こうして得た資金も、西口再開発に必要だったのでしょう。

 

旧小田急本社ビルは、最新の5000形(Ⅱ)が傍らを行き来するようになった今でも健在なのに。

20230107_0015_16

しかし、このビル横を行くVSEの姿は、間もなく過去のものとなってしまいます。

20230212_0029_16_20230411063001

小田急ファンとして、親しんできたものが消えて行くことに郷愁を感じますが、新たな景色を見ることもまた楽しみです。

 

 

« 運転会で出会った車両たち | トップページ | 苦難の過程 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

鉄道(小田急)」カテゴリの記事

コメント

浄水場がなくなってデパートが開店し、高層ビルが建ち並ぶようになった新宿西口。小田急のド派手な電車もつい最近の気がします。小田急に限らず、私鉄のほとんどが本社を郊外に移転している現在、南新宿の旧本社ビルは貴重な存在ですね。

西口側に京王Pホテルが出来たのが大学卒業時で最初の高層ビルでした。
怪しげな路地に間口二間位の硝子戸の店がヨドバシカメラ
で相場表から品物をリクエストして購入するシステムでしたね。
今からみると覚醒の感がします。

◆ モハメイドペーパー さま
地上時代の小田急線、京王線を知っている身なので、新宿の移り変わりはず~っと見て来られました。
小田急の本社機能は既に海老名に移転、旧本社ビルの解体再開発も時間の問題のような気がします。


◆ ぬか屋 さま
甲州街道の専用軌道を走っていた京王線、小田急百貨店、京王百貨店の開業、高層ビル群の誕生など、全てがついこの前だったように思います。
勿論そのヨドバシカメラも、今では考えられません。

株主優待が来なかったので大丈夫かい小田急と思っていましたが、、、
成程、西口再開発に巨額のゼニが必要ということですか。

◆ シグ鉄 さま
株主さまでしたか。優待は年2回送られてくると思いますが・・・。
間もなく6~11月の優待乗車券と優待券が届くかと。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 運転会で出会った車両たち | トップページ | 苦難の過程 »

フォト
2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

他社線ご案内

無料ブログはココログ