キャラクターラッピング車両
12月25日にアップした「もころん号」に寄せられたぬか屋さまからのコメント、お孫さんのお気に入りは「ドラえもん」とのこと。
そうでしょうね、「ドラえもん」は広く人気がありますから。小田急にも「ドラえもん」ラッピング編成があった時期がありました。向ケ丘遊園跡地で9月3日に開業する「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」に因み、「小田急 F-Train」として2011年8月3日から運行されました。
3093×10の前後両側面を捉えることを目標に、この日はまず朝の多摩線で新宿方・山側を。
小田原方・海側は9月になってから東海大学前-秦野間の金目川付近で狙いました。
新宿方・海側は伊勢原-鶴牧温泉間に移動して捉えていたようです。
東西方向に路線がある小田急で、逆光となる山側は撮りづらいものです。小田原方・山側は玉川学園前-町田間のカーブ外側からなんとか。
人気を博したこの編成も、東京都から「デザインがミュージアムの広告に当たり、許可申請をせず、絵などの面積が基準を超えており、条例に抵触する」との指摘を受けたことから9月30日で終了となってしまいました。
ファンなどから復活を望む声が寄せられ、キャラクターの絵柄を小さくしキャラクター数を増やすことで既定条件をクリアした上で、「F-Train II」として2012年7月20日から運行を再開されたが、その姿を収める熱意は薄れ、通勤時に出合ったこの画像だけでした。
そもそも車体を広告媒体にするというのはこれから始まったのではと記憶しています。今は解体工事が進む小田急百貨店の全館完成をアピールするために、2600形5連(後に6連)2本、4000形3連1本が充当されました。
向ケ丘遊園で開催される「フラワーショー」のアピールで登場することになる「フラワートレイン」、2666×6が1982年に登場します。この当時の多摩川橋梁では編成全体が楽に撮れたものです。
翌1983年は「フラワーショー」が「葉祥明の世界」であることから2669×6の下半をピンクとし、葉祥明のイラストが描かれたステッカーが貼付されました。相模大野駅の光景は今とは大違い。
1984年には8052×4と8257×6が特別塗装の「イベント電車」として登場、小田急の歴代車両のカラーを纏っていました。海老名での相鉄も懐かしい塗色です。
広告規制に関する様々な条例があるようですが、同じようなデザインでもあちらはOK、こちらはNGなんてことが無いように統一してもらいたいですね。東京都の場合、都バス車体に見るラッピング広告などを見るとどうも納得がいかなくて・・・。
さて2023年も残すところ今日を入れて3日、今回を最後の投稿とさせて頂きます。ほぼ隔日で発信した拙ブログにお付き合い頂きましてありがとうございました。新年は1月1日からの発信を予定していますので、またお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
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