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2023年12月21日 (木)

円の切り抜き方

どうしても14φ程の円盤状のものを作らねばならなくなってしまいました。

少々厚めのペーパーを用意し、念のため紙厚を図ってみることにしました。この化粧箱に収められているのが紙厚を測定する道具。PEACOCK DIAL THICKNESS GAUGE 0.01mmと表示されています。

20231214_0012_20

斯様なカタチのもので、右手でメーター右側を持ちレバーを下げ、下部に測定すべき用紙を挟んでからレバーをあげる。そのときに表示された数値を読むというものです。半世紀以上前の古いものですが、当時現場で使っていたものです。

20231214_0011_20

手元に残っていた半端なアイボリー紙を、これで測定したら0.5mm厚。テンプレートで14φの円を描き、切り抜くことにします。

20231214_0001_20

「切り抜く」場合、カッターを引いて切るのが通常だと思います。

20231214_0002_20

しかし、小さな円だと引きづらい。そこで写真のように1か所にカッターを入れたら・・・、

20231214_0003_20

次は「その上方」0.8mm程度上にカッターを入れます。

20231214_0004_20

この作業を次々に繰り返して行きます。

20231214_0006_20

そうすると、レーザーカットしたように、周囲にギザギザが残りつつも、円形が切り抜くことができます。

20231214_0008_20

遅々とした作業で気が遠くなりそうですが、たかが10枚程度のパーツなので、根気と勝負です。

20231214_0009_20

何とか終わりました。

カッター使い方も、ちょっと考えるといろいろ方法があるようです。

 

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コメント

紙の厚みを測る機械、見たことがあります。2・3度カチャカチャやってから目盛りを読んでいました。

◆ モハメイドペーパー さま
「機械」というより「器具」ですが、通常紙は単位あたり重量で取引するので厚みは判らないのですよね。そこが我々の趣味では気になる所ですから。

マイクロメーターも色々在る様で、印刷屋さん御用達のマイクロメーターですね。
円切りには、ぬか屋も使っているオルファで出ている「コンパスカッター」が有ります。
直径10mm位~200mm位カット出来文字通りコンパスで円を描く要領で
綺麗に抜け優れ物です。

◆ ぬか屋 さま
コンパスカッターは持っていませんが知っています。
しかしオルファのカッターはデザイン用で、ここでデザインと言うのはステッカーなどを切り出すイメージなので、厚紙には不向きかと思っています。

ボール紙(菓子箱(1mm位))は綺麗に切れたので使用価値は
有ると思います。

◆ ぬか屋 さま
重ねてのご教示ありがとうございます。

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