ひたちなか海浜鉄道へ
またまた京王OB会さまからのお声掛けで、バスツアーに参加させて頂きました。
今回の行先は茨城県のひたちなか海浜鉄道。京王の譲渡車は居ませんが、DMH17Cエンジン音を楽しむことでした。八王子から圏央道~常磐道経由は渋滞も無く10:45には那珂湊に到着、概ね3時間の所用でした。
ひたちなか海浜鉄道の駅名標は2015年のグッドデザイン賞を受賞したユニークなものです。那珂湊は反射炉、ケハ601、駅ネコが描かれています。
那珂湊は上下列車交換駅。その横の留置線に、貸切のキハ205が待機しています。
先ずは阿字ヶ浦行き定期列車を撮ります。元JR東海および東海交通事業から譲受したキハ11形で、写真の11-6は元東海交通事業203。
貸切列車の出発前に、車両基地外を一回り。駅名標にも描かれたケハ601廃車体は変化なく一安心。
貸切列車は定期列車として運行する新型のキハ37100形への併結となります。オリジナルカラーで登場した筈のキハ37100も、今はご覧のようなラッピング。広告収入は重要な収入源なのです。
対して貸切したキハ205は、車体のいたるところに経年劣化が確認できる悲しい状態。
1965(昭和40)年の帝国車両製造なので御年59歳。いやいやサラリーマンの定年退職まであと1年は頑張らなくては。最近は雇用延長もありますから。
その2両編成が運行に向けて入れ替えを始めました。
キハ205の出自は1996年に水島臨海鉄道から譲受したキハ20形キハ210。国鉄→JR西日本からの譲受車で、元車号はキハ20-522、そうキハ20形のラストナンバーであり、元国鉄キハ20形で唯一の現役車両という価値あるものです。
那珂湊12:17発の列車内でお弁当とお茶を頂きます。「食べる門(かど)には多幸(たこ)来る!」と言う「みなとのたこめし」。
具だくさんで満足のいく美味しい弁当でした。
阿字ヶ浦には12:29着。近くにある温泉、釣り針と海藻、あんこうが描かれた駅名標が迎えてくれます。
元羽幌炭礦鉄道キハ22(222)であったキハ222がご神体として祭られた「ひたちなか開運鐵道神社」に“お参り”して・・・、
ひたちなか海浜公園への延伸が決まっているので、間もなく見られなくなるであろう線路終端の車止めを撮っておきます。列車は12:37折り返し。
それにしてもこのキハ205、外された蛍光灯のグローブは開いたまま、球切れの蛍光灯もそのまんまという荒れ放題の車内(涙)でした。
勝田には13:06着。駅名標はひたちなか海浜鉄道のシンボルカラーであるオレンジ色で、車両とロゴマークが描かれたものです。
13:17に折り返し、那珂湊着13:31で、DMH17Cエンジンの音を楽しむ乗車を終えました。
復路も道路渋滞なく、なんと14:45には八王子に戻ることができたという素晴らしい行程でした。京王OBの幹事の皆さま、関係者各位に感謝申し上げますとともに、お知り合いになれた方にお礼申し上げます。
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キハ20 5は予備の予備というところなのでしょう。この先、残しておくにはDMH17の保守が大変だと思います。
投稿: モハメイドペーパー | 2024年4月 8日 (月) 14時51分
◆ モハメイドペーパー さま
だと思いますよ。この鉄道はやたらと動かせない車両も所有していますが、全て部品取り用のようですね。
投稿: OER3001 | 2024年4月 8日 (月) 17時55分