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2024年7月13日 (土)

ナローゲージを楽しむ(1)

大阪難波から乗った“ひのとり”を津で降り、

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五十鈴川から来たこの特急に乗換えます。

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その特急を桑名で下車。その桑名駅は西側から近鉄名古屋線、養老鉄道、JR関西本線のホームが並び、その先にあるのがこの駅。「西」が付いた駅名ですが、位置関係は「東」なのです。なんで?? 桑名駅は「東口」を出なければ行かれません。池袋の西武(東口)、東武(西口)を思い出します。

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台車心皿上部のこのパーツ、見られるのは久しぶり。

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全幅2,110㎜と小さくとも、雰囲気は近鉄電車そのもの。それもそうです、近鉄北勢線だった1977(昭和52)年に近畿車輛で造られた車両なのですから。因みに全長は15,600㎜は我が国の762㎜軌間の鉄道車両としては最大らしいです。

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天井には横流ファンとLED照明器具。

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長閑な田園地帯を行きますが、窓からは心地よい風が。この車両に冷房装置は搭載されていません。

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東員駅でク141を先頭とする4両編成と交換します。

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141-136-142-273の4両編成。

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阿下喜方は273ですが・・・、
この273の側扉上には見慣れない表示「非冷房車」ですと。

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小さな車両であっても、運転台は立派な近鉄電車ではありませんか。

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東員は北勢線の要衝のようで、乗務員交代もここで行われます。ふと車外に目をやれば松山重車輛製造の軌道モーターカーが。

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楚原で交換し・・・、

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その後は山並みに向かって田園地帯を進みます。曲線部にはしっかりガードレールも備えられ、架線設備も立派なものです。

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1916(大正5)年に建設されたというコンクリートブロックアーチ橋の歴史的遺産「ねじり橋」、同じく2009年(平成21年)に「土木遺産」に選奨された「めがね橋」を越え、麻生田駅を過ぎれば終点の阿下喜です。

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1面2線のプラットホームを構えた奇麗な施設に驚きました。路線距離20.4㎞を60分、吊り掛け式のモーター音を楽しみました。

 

 

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コメント

釈迦に説法でしょうが東員は新駅、実際の拠点はその北にある北大社信号場(車庫)になります。なぜ廃駅にしたんだろうとモハメードペーパー師と訪問時に話しました。
(1)と言うことですが(2)はどうなるのか、楽しみです。北勢線を掘り下げるのか、それともアスナローに行かれたのか。
四日市じゃ行程が逆ですか、、、

阿下喜駅からも見えている藤原岳が身を削って石灰石を出し、それを運ぶ三岐鉄道のおかげで生き残った北勢線。
ナローらしくない架線や線路はイマイチ好きじゃないですが、そんなこと言うのは罰当りですね。スミマセン。
あちらがJR三岐線になってしまったら、旧三岐色もここにしか残らなくなるのかも?

初めて訪れたのが昭和40年で、まだ三重交通色が残っていました。1990年代には朝の1M4T編成を撮るため、桑名の駅近ホテルに泊まったことがあります。旧北大社駅からすぐの線路をオーバークロスする道路橋が、藤原岳をバックに撮れる絶好のポイントでした。

◆ シグ鉄 さま
東員駅、何かを読んで知りました。初乗りして、何もない所に車庫!って、どうなってんだ?と思いましたよ。
(2)ですか? あまりご期待されませぬようお願いします。


◆ Cedar さま
ナローらしくない軌道設備ですか。近鉄でなくなってからなのでしょうか?
ちょっと小さいだけで一人前なんだぞと言わんばかりでした。


◆ モハメイドペーパー さま
あの連接のOナロー作られた頃でしょうか。あの模型また拝見したいです。いつかは真似しようと画策して、カツミのED70用台車とインサイドギア、車輪を調達済みなのですが・・・。

私もずいぶんと昔に北勢線を訪問したことがありますが、いわゆるナローの感じではなく、近鉄電車がそのまま縮小されただけ、と言う感じがしました。鉄道会社としては改軌したかったのでしょうかね。

◆ ぼっちぼち さま
「小型近鉄電車」ですか、的を得た表現ですね。そういう意味で、近鉄電車の1/2スケールモデルかな(笑)。

三重から湯の山温泉と抱き合わせで買わされた近鉄北勢線も
私が訪れた1976年頃は車庫の車両も手入れされており
モ220がサ200の連接車を元気に牽いて居りました。

三重交通の買収した近鉄ですが、本音は賢島線(と湯の山線か)が欲しかったので、その他はいずれ機会をみて廃止するつもりだった、というのは考えすぎでしょうか。

◆ ぬか屋 さま
良い時代に訪問されていたのですね。
当時はナローにまで時間をかけるゆとりがありませんでした。

◆ モハメイドペーパー さま
なるほど、そういう目論見もでしたか。

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