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2024年8月26日 (月)

小田急ワールドの運転会_7

7回目となるこのシリーズ、いい加減にしろという声も聞こえそうですが・・・、そこは勝手気ままに進めるOER3001氏の自由ということでお許しを。一応最終回と致しましょう。最終回は小田急を支えた裏方の車両です。

エンドレスの内側の留置線には珍しい車両並んでいます。手前は大野工場で入れ替えを担っていたデキ1050(EB1051)、アダチのバラキットを組みましたが、小田原方には連結器アダプターを載せる台などを付けています。その向こうは経堂研修所にあったデハ1406、左は振り子試験車になったクハ1658、ともにペーパー自作です。

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1658は新宿向きだったのを振り子試験車に改造する際に方向転換、小田原向きになりました。

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この車両はとれいん誌1975年6月号に掲載されています。実車では無かった1300形との連結ですが、1658の車体が傾斜して様子が良くわかります。

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模型で振り子作用をする工夫について記載されていました。

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そこにはあの、小田急の大御所・生方良夫さんが寄稿してくださっていました。

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展示したこれらの車両の向きは全て、新宿向き/小田原向きを統一して、実車と齟齬がないように心掛けています。

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時代が違いますが、検測車両のクヤ31も加わりました。

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この日は軌道検測は無いので、検測用パンタを下げて停められています。

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売り側のエンドレスに、デキ1010(ED1012)が牽くホキが走りました。アダチのバラキットを組んだデキは、晩年のPT42パンタ、列車無線搭載の姿です。

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ホキ300他はTOMIXから発売されていたホキ800がベース。ペーパーで製作した車掌室を載せたホキフ300を両端にした3両編成は、日中走ることは無かった筈で、相武台前のバラスト積載場所に停められていました。

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MNK氏が持ち込んでくれたデニ1100(緑)、デニ1000(赤)、デキ1020と有蓋車、終戦直後のデハ1600他の週末温泉列車などと共に、ヤードを賑やかにしました。

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運転しない車両も、運転会では重要な存在なのでした。

 

 

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コメント

 とれいん誌なこの記事は、私が小学生の時でしたが強烈な印象でした。以来事業用車両が好きになりました、エンドレスの隅に置かれた裏方車輌たち痺れますね!

◆ チャッピー さま
お久しぶりのコメント嬉しく思います。
このとれいん、小学生で購読されていたとは驚き、ありがとうございます。

またコメントいたします。イベント当日これらの「非営業車両」を拝見して、小田急の16番模型をこれだけ広範囲に製作されていることに改めて驚きました。ホキフは地元西武にも同じような車掌室を持ったホキフが居りましたので、トフ同様小田急・西武の繋がりを感じます。西武のホキ・ホキフも晩年は黒からクリームにグリーンの帯になって明るいイメージになっていました。
振り子試験車の記事は拝見したことがなく申し訳ありません。私はその後の「ペーパー車体製作技法」や他誌の旧5000形から拝見いたしました。

◆ 所長失格 さま
事業用車両は実車と同様に、なかなか運転や公開する機会に恵まれていませんでした。
今回のイベントで、片隅に置くことができて良かったよ思います。
またそれをご覧頂き、嬉しく思います。ありがとうございました。

これだけの濃ゆい内容で1社縛りの運転会とは、さすがOER、他の関東私鉄ではこんなに集まらないでしょうね。

◆ Cedar さま
いや~、それはどうでしょう? 東武とか西武も結構多いと思いますがどうでしょうね。
そもそも阪急や近鉄にはかないませんけど。

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