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2024年10月 3日 (木)

「天空」に乗る

何回目の南海だったか、今回の目的のひとつが「天空」でしたので、先ずはここを目指します。

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橋本はOER3001氏の地元に近いJR横浜線、京王相模原線にもある名前ですが、全く異なる地。南海の方は標高が示されており92mだそうです。ここから極楽橋までは登山鉄道路線となるのです。

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ここからは全長20mを越える車両は入線できず、17m級限定と言うのが魅力的です。「天空」が15周年のヘッドマークを掲げて入線して来ました。

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側面には、この路線が50‰勾配の登山線であるこがしっかり表示されていて、なんかいいな。

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車内は高野山方向に向かって右方を向く座席配置が基本。この座席指定券、インターネットでは予約不能で、乗車日の2週間前から電話受付、空席がある時のみ橋本駅ホームで販売と言うもの。それ故、橋本駅には早めに到着する必要があったのです。

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一部側扉は風を楽しむために開放して走るため、乗客はまるで檻に入れられたようになるのが滑稽。

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OER3001氏は2号車10番席を確保、満席で外国人も少なくありません。“山線”に入ると長閑な光景が車窓に広がります。

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橋本より低い標高79mの学文路(かむろ)で最初の列車交換。

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標高94mの九度山、1600年に関ヶ原の戦いで西軍に与して敗れた真田昌幸・信繁(幸村)親子が流罪となった地。NHK大河ドラマで記憶にあります。

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丹生川(にゅうがわ)に沿って、道路は線路よりかなり下。

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高野下を過ぎるといよいよ本格的山岳路線の様子を呈し、半径100m以下の急曲線と50‰の勾配が続きます。下古沢(しもこざわ)で赤い2300系と交換しました。

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上古沢までの間で、鉄道橋としては日本で10箇所だけで供用されているトレッスル橋、全長67.6m、高さ33.4mの「中古沢橋梁」を通ります。2011年に土木学会選奨土木遺産に認定されている橋梁です

紀伊細川を過ぎて辿り着いた紀伊神谷の標高は473m。山中の当駅で最後の列車交換です。

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到着した極楽橋の標高は539m、橋本から447mを登って来たのです。OER3001氏が勝手に決めた民鉄登山電車の中で、箱根登山線・箱根湯本から強羅までは標高差541m、富士山麓鉄道・大月から河口湖までの標高差499mに次ぐものです。

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天気に恵まれましたが残暑がなかなかのパワー。そんな中を上り勾配に挑んだ「天空」を慰労です。

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昭和の香り満タンの老体で頑張る「天空」に、ココロが・・・。

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住友金属製FS-17A形台車もしっかり撮っておきます。昭和だな~。

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「檻」如何ですか?

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「天空右」は橋本方には2100系2両(ロングシート自由席)を連結した4両編成なのですが、その2100系を真面目に撮っていなくて残念。

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まあ、模型製作熱まで出ないので一応OKですが、帰宅してみると反省点が少なくありません(涙)。

 

 

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コメント

私も数年前に高野山に行ったけど、本当に外人が多い。ケーブルカーは乗らなかったのですか。

◆ モハメイドペーパー さま
ケーブルカーは次回までお預けということで。

半径100m以下、50‰の山岳線とは魅力的ですね。高野線にはまだ行ったことがありません。

◆ ぼっちぼち さま
こう言うのは乗ってみないとその魅力はわからないものです。是非体験されてください。

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