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2024年11月24日 (日)

軌道検測体制の見直しか

その昔、国鉄からマヤ34形(2008)を借りて軌道検測をしたことがありましたが、2003(平成15)年に自前の検測車両クヤ31を新造した小田急。

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毎月1度(2日間)全線を走りながら軌道と架線の検測を担っていました。

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2024年度の新造5000形の内1編成が、検測装置を備えたものになると聞いていましたが、その5063×10編成が搬入されて試運転との情報を得て出掛けました。

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小田原駅の4番線に収まりました。

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そこで期せずして斯様なシーンが。「もころん号」編成が並びました。

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OER3001氏は試運転の走行写真を撮るためではなく、細部の観察が目的でした。6号車(T・5263)の床下に、線路設備モニタリング装置の機器箱が搭載されています。

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山側(奥)のレール位置上部に何かセットされています。

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車輛端部、連結器下にもモニタリング装置が。

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屋根上では、3号車(T・5363)新宿方に測定装置が見られますがパンタグラフはありません。

20241119_1048_14(小田原方を望む)

20241119_1073_14(新宿方を望む)

9号車(M・5013)のパンタグラフは測定用を兼ねるもののようで、測定設備が屋根上に搭載されています。

20241119_1036_14(小田原方を望む)

20241119_1092_14(新宿方を望む)

当分の間は今まで通りクヤ31による検測が実施されるものと思われますが、来年度以降に変化が生じるのでしょうか。技術の進化や働き方改革で、新しい体制が構築されていくようです。

 

 

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コメント

検測機能を営業車に備え付けてしまうとは、小田急も新幹線と同じようになってきましたね。将来は全車両に計測機能を付けてしまうのでしょうか。

山手線のE235系にも同様な編成があるし、もう特別な検測車は必要としない時代なんですね。5065×10編成となっているけど、5063ですね。校正の仕事は今も現役なんで。

最近は、営業列車に測定機器を取り付ける事象が増えましたよね。JR東日本でも131系には線路設備モニタリング装置を取り付けた編成があります。小田急のように架線測定装置までは取り付けていませんが。これからは、この例のように営業用車両に測定機器を搭載するものがふえるのでしょうね。

◆ ぼっちぼち さま
JRでは東も海も、営業用車両に検測装置を搭載しています。各社これが標準的なものになるのでしょうが、全編成に設備する必要はありませんよ。


◆ モハメイドペーパー さま
車号のミスタイプご指摘ありがとうございます。早速修正させて頂きます。
こうなって来ると、東急、京王の更新が楽しみですね。


◆ 八千代運転所 さま
モニタリング装置とは言えど、その仕様は各社違うかもしれませんね。いずれにしてもJR北のようなことが起こらないようにして欲しいですよ。JR北は、データが異常を示しているのに表面だけ見て何もしなかったというのはとんでもないことです。

>東急、京王の更新が楽しみですね。

え~今の越後屋で一番好きなお電車はあの検測車なんで無くなってほしくないです。
アメリカンなフェイスはかつての東急車両顔の面影が残る唯一の存在ですから~。

◆ Cedar さま
お気持ちはわかりますが、時代的にはそろそろ・・・なのかも知れませんね。

地上装置ですが大野工場脇の本線にフラット検出装置が設けられて居り
今でも稼働して要るか不明ですが当時から小田急は一歩先往ってましたね。

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