池袋・西武百貨店での開催だけに、今昔駅というコーナーでは西武線、中でも池袋線の歴史をモノクロ写真で展示していました。余計な話かも知れませんが、西武鉄道と西武百貨店は堤一族による西武グループでありましたが、今は全くの別企業グループ。資本的には無関係なのです。
「レトロ・・・」と表現すると、OER3001氏の世代では昭和20年代までというイメージなのですが、ここでは秩父線が開通した1970(昭和45)年代の記録が中心だったので、若干の違和感がありましたがまあ良しというところ。
池袋から、記録写真があった駅の風景が順に江古田、桜台、練馬、豊島園、中村橋、富士見台。
1965(昭和40)年撮影の桜台駅。幼稚園の最寄り駅でしたが、幼稚園児だった10年前もこんな感じだったのでしょう。
当時の自宅最寄駅だった練馬駅、橋上駅になった姿ですが小学生になった頃は島式ホーム1面2線だった筈です。

1978年の練馬駅で、通過するレッドアローを撮っていました。
今はハリー・ポッターのイメージにリメイクされていますが、豊島園駅は幼稚園児の頃に花見に連れていかれた思い出があります。

当時は3線あったのですね。
今は長編成化に対応するため中線が撤去されてご覧のように。ホーム上屋が3線だった時代があったことを伝えています。
中村橋はギャンブレル屋根の良い雰囲気だったのですね。
次のパネルは石神井公園、大泉学園、保谷、ひばりが丘。
大泉学園駅も先の中村橋駅同様のギャンブレル屋根。遠くに富士山が望める駅だったと記憶しています。

そう言えば、ホーム先端から階段を下り、線路を踏切で渡って駅舎へ。こんなのが当たり前の時代でした。
続いて東久留米、清瀬、秋津、所沢、西所沢。
小手指、狭山ヶ丘、武蔵藤沢、稲荷山公園、豊岡町(現・入間市)、仏子。
元加治、飯能、東飯能、高麗、武蔵横手。
東吾野、吾野、西吾野、正丸、芦ヶ久保。
芦ヶ久保ではほぼ同じアングルで、窓周りがベージュの黄色い101系8連を撮っていました。
「今昔」と言いながら気づいてみれば「今」が無く、比較ができない展示であったことに違和感がありますが、暫し懐かしい思い出に酔いました。
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