鉄道模型

2023年5月15日 (月)

スパークリングワインから始まった運転会

YS氏宅に展開された組み立て式(?)レイアウトでの運転会、今回は10両編成の最新作試運転をと目論んで参加させて頂きました。

20230513_0001_22

ところが、悲しいことに走り出すとカーブやポイント部で脱線。線路側に課題があるのか車両側の問題なのか? とにかくここでは写真を撮って試運転中止となりました。

20230513_0004_22

やはり運転会では、持ち込んだ車両でトラブルがあった場合には、1車種だけではあまりにも寂しい。

2車種持ち込んで良かった! 鉄道150年記念の一環(?)として先日入手した1号機関車と客車を用意していました。

20230513_0006_22

良く走りましたが、低速走行だとクロッシング部がプラスチックのKATOのポイント部分では停車することがあります。

20230513_0011_22

ホイルベースが長いか、ボギー車でなければKATOレールでは悲しい思いをすることを再認識しましたが、スパークリングワインや特別純米吟醸酒をチビチビやりながらの運転会は、大層楽しいひと時でした。YSさん、ご参集頂いた皆さま、今回もありがとうございました。

 

2023年5月13日 (土)

1号機関車と客車

1872(明治5)年の我が国の鉄道開業時、用意されていた機関車は総数10両。全てがイギリスから輸入した1B形だったとのことで、後の110形、150形、160形、190形などとのことです。

そもそも蒸気機関車というものにそれほど興味を持たなかった電車ファン・OER3001氏にとってはどうでもよいことでしたが、どうしたことか、ひょんなことからカツミ製品の「1号機関車とその客車」を入手してしまいました。

20230510_0022_16

“1号機関車”とされているのは前述の150形で、Vulcan Foundry社による1971(明治4)年製だとか。しかしその当時のスタイルはFile:JGR-150SL(original).jpg - Wikimedia Commonsによればこのような姿だったようです。

File:JGR-150SL(original).jpg

模型は1984(明治17)年から翌年にかけて神戸工場で改造された後の姿のようで、原型に対してボイラー位置が209mm(8 1/4in)高くされ、キャブ直前の蒸機ドームを前方に移設、キャブ側面の開放部が狭くされた姿です。

従って、客車との取り合わせも含めて、開業時の姿とは言えないようです。

20230510_0013_16

勿論塗色も黒だったようで、模型のようなグリーンの時代がいつ頃だったのか、知る由もありません。

20230510_0008_16

開業時の客車は全て、イギリスから輸入した部材を新橋工場で組み立てたそうです。上等車(定員18人)10両、中等車(定員26人)40両、緩急車8両が輸入されたものの、開業時には中等車の内26両は定員52人の下等車に改造されていたとか。

1両目は荷物車に見えますが、上記の区分ではどれにあたるのでしょう。

20230510_0009_16

2両目の客車は中等車なのか改造されていた下等車なのか? 

20230510_0010_16

最後部の3両目、これを緩急車と呼んだのかどうかブレーキ装置を備えていますが側面外観は2両目と同じ。

20230510_0011_16

中・下等の区別は座席だけの違いだったようですから、外観だけでは判別できませんね。外部デッキ付きの上等車が欲しくなります。

とりあえずカツミの製品はこれらの3両編成を1号機関車が牽引します。

20230510_0019_16

我が家に来てから機関車は一旦分解。各部調整の後再組立てしたらスムーズに走るようになりましたが、ウエイトバランスが芳しくなく第2動輪の軸重不足。そこでキャブ天井に鉛板を収めてみました。

20230510_0007_16

客車も車輪清掃と軸受部への注油などをしたら、転がりも実に良くなりました。前述のように開業時の1号機関車と客車と言うのは怪しいですが、150年前のこと故イメージ重視で良しとしましょう。

撮影のためにセットした築堤ですが、高輪で出土した築堤を模した線路が欲しくなります。たまにはのんびり、こんなのを走らせて明治を偲ぶこととしましょうか。

 

 

2023年4月19日 (水)

天賞堂&カツミ 古(いにしえ)の鉄道模型展 -2

その2はカツミ編。天賞堂の展示ブースの反対側に、ガラスケース4本で展示されていました。

20230415_0028_16

正面に掲載のメッセージボードに、株式会社エーツーに買収されて子会社になったことは語られていません。

20230415_0031_16

そのカツミと言えばこれが原点の一つかも知れません。EBやEDの自由形電機、いや当時は“電関”と言っていたものです。

20230415_0018_16

クリスマスや誕生日に、こんなセットを買ってもらった経験者も多いのではないかと思います。デパートのガラスケースで良く見たものです。

20230415_0019_16

しかしその少し前の時代は3線式Oゲージが、子どもたちの“友”でしたね。タップ式トランスで速度制御し、進行方向の切り替えは床下の転換スイッチ。国鉄の新性能電車は高額で買ってもらえませんでした。

20230415_0025_16

新幹線のセットもあったのですね。手前のHOゲージと比べると大きくて短い!

20230415_0027_16

そのカツミの歴史が、雑誌に掲載された広告で懐かしく思い出されます。

20230415_0032_16

OER3001氏が誕生した頃はこんな広告だったようです。フレッシュな構想で軌道を邁進するのだそうです。

20230415_0035_16

しかしOER3001氏が刺激を受けたのは、下段の1959(昭和34)年の広告、完全にHOゲージ中心になっている中で、KD26、FS307という私鉄電車の台車が発売されたという内容でした。当時Oゲージでの新型電車用台車はDT23しか無く、小田急好きな少年にとっては嬉しい内容。これを期に、1/80スケールに転向することとしたものでした。

20230415_0036_16

その頃、1号機関車や弁慶・義経にも憧れましたが“見るだけ”の存在。

20230415_0020_16

キットはしっかりした奇麗なパッケージに収められていました。ほぼドライバーで組み立てられるものが多かったような。

20230415_0022_16

OER3001氏に購買意欲は湧きませんでしたが、満鉄パシナは一目置く存在でした。

20230415_0021_16

本店に行くと天賞堂同様に、外国型Oゲージも多く展示されていたことを思い出します。

20230415_0024_16

今回の展示を見ると、所有の有無はともかくとして、趣味人生の歴史を振り返ることができたような。他にもたくさんのメーカーがあるにしても、天賞堂、カツミという2社は、今までの趣味人生を支えてくれた大きな存在だと思います。買収されたとは言っても、この先も続いてくれることを願っています。

 

 

2023年4月17日 (月)

天賞堂&カツミ 古(いにしえ)の鉄道模型展 -1

4月1日から23日までの会期で開催中の「天賞堂&カツミ 古(いにしえ)の鉄道模型展」、ようやく見て来られました。

1947(昭和22)年創業のカツミが、この3月31日付で株式会社エーツーに買収されたとのニュースが流れた時期に、カツミ有楽町店の移転に伴う旧店舗スペースで、鉄道模型の2大老舗メーカーの歴史を振り返るとして開催されたとのことながら、買収関連については一切語られていないのが不思議です。

今回は天賞堂の展示からいくつかを。

20230415_0016_16

手前のガラスケースでまず目をひいたのは151系こだま。小学生から中学生の頃にかけて、ずっと憧れの存在でした。小学6年生の時だったか、友人がこれを所有していたのを羨ましく思っていました。

20230415_0009_16

同じケースの上段には、当時の天賞堂銀座店で見ていた“アメリカの機関車”が。当時はまだ、代々木にワシントンハイツと言われた駐留米軍施設があった時代で、天賞堂で品定めしているガイジンを良く見たものでした。

20230415_0012_16

下段にあったのはOゲージのオリエント・エクスプレス車両。いったいどんな紳士が買うのだろうなどと思いながら、成功に作られた車内を覗いていたことを思い出しました。

20230415_0013_16

奥の2台のケースには、外国型主流だった天賞堂が1970年代以降に続々と製造した蒸機、電機などが並べられていましたが、OER3001氏にはさほど心に響くものではありませんでした。

その中で、OER3001氏1歳の1951年の“入門セット”に目が止まります。Cタンク(例の0-6-0ではありません)と米国型ボギー貨車5両に木製道床レールが、「Tenshodo」プレートが取り付けられた木箱に収められています。

20230415_0014_16

上段に並べられていたのはフルグレックスブランドで売られたSBBの名機。これらは大人になってから、F模型の製品だったことを知りました。

20230415_0010_16

そのF模型が製造していた私鉄電車群、最初に発売されたのは小田急1600形でした。“ポリテール”という商品名だった信越化学のポリエステル樹脂による屋根板、床下機器を使うというユニークな製品でした。

20230415_0017_16

これにも目が止まりました。「いったいどんな人が買うのだろう?」と思いつつ、こんなので走らせるレイアウトがあったらイイなと眺めていただけの凄いパワーパック。

20230415_0015_16

ということで今回は、カツミは後回しとさせていただきました。これらの中で我が家に来たものは・・・?

 

 

 

2022年11月17日 (木)

奇車怪社さんの未完遺作完成発表会

奇車怪社さんの急逝から間もなく1年。ご家族から頂いた遺作を仕上げるプロジェクト報告として、1年ぶりに「多摩のもレール」の開催となりました。

前回の模様は「多摩のもレール 2021.11」にありました。奇車怪社さんが幹事を務められ、楽しく過ごしていたのにまさか、この1か月後に帰らぬ人になってしまうとは。

同じ会場に4人プラス1人が集まりました。メンバーの一人阪鉄車両さまが、早速この詳細報告をされていますので、そちらも是非ご覧ください。完成したのはこの4両でした。

20221114_0003_15

プラス1人のてつさんはその昔、多摩NTエリアに3年ほど住んでいたとのことで初参加です。当然奇車怪社さんの遺品は譲り受けていないので、名刺代わりはこれ、クハ715の試組。なんと会社の設備を使ってレーザーカットだそうです。

20221114_0004_15

そんなことより、参加メンバーのお一人、くるよさんの見事な手さばきでたこ焼きが。

20221114_0006_15

ここで盛り上がった後は、1年前と同様に2,3軒向こうの串カツ屋へ。このパターンも奇車怪社さんと過ごした時と同パターン。こんなきっかけを創ってくださった奇車怪社さんに感謝です。

 

2022年9月12日 (月)

ケーブルカーとジオラマ

サンフランシスコは坂道と霧で有名なアメリカ西海岸、カリフォルニア州の北部に位置する都市です。日光・いろは坂どころではない、曲がりくねったロンバード・ストリートの勾配には驚きます。

19880081_13

こうした地形から、市内交通として運行されているケーブルカーは、日本の鉄道開業の翌年1873年の開業と言うから来年で150周年ということに。

19880090_13

寺子屋運転会」の帰路に立ち寄った東北自動車道那須高原サービスエリアでは、そのケーブルカー車両を見ることができます。多分ホンモノかと思われますが、経緯などの詳細はわかりません。ただ悲しいことになんと、ここでは「トロリーバス」と呼んでいるのです。

20220821_sov43_dsc_1074_60

フードコートに立ち入ったところで、これを発見! Nゲージの東北新幹線E-5系が走り回っています。

20220821_sov43_dsc_1072_60

那須のポイントを凝縮したジオラマでした。

20220821_sov43_dsc_1070_60

このジオラマに沿ってテーブルが設けられ、走るNゲージを見ながらの食事が楽しめます。

20220821_sov43_dsc_1071_60

「制作 川島工房」とプレートが貼られていました。

20220821_sov43_dsc_1069_60

調べて見ると、福島県いわき市にある会社のようで、ホームページでもこのジオラマが紹介されていました。ほっとできる空間演出、大歓迎です。

 

 

2022年9月 8日 (木)

この日のお買い上げ

怪しい天候の中、都心までお出掛け。いつものように複数箇所に向かえるように、フリーきっぷを使って交通費節約です。

そして最後に立ち寄ったところでゲットしたのはこれら、合計301円(税込)です。

20220907_0025_15

黄色いのは直径14㎜の26枚歯。白いのは直径5.1㎜で8枚歯。組み合わせれば歯数比3.25となりますね。さてどうしたものか・・・。

 

 

 

2022年9月 4日 (日)

ギア入手

昔ながらの“模型屋”として根強い支持を得ている「いさみやロコ・ワークス」で、ちょっと相談してみたら在庫しているではないですか、ギアの数々が。その中からこれらを買って来ました。

20220902_0002_15

直径18.2㎜で歯数34、内側は直径6.1㎜で歯数10。本体価格100円/1枚は高いか安いか? まあこんなモノまで用意している小川社長の熱意に感謝し4枚購入。

0番の動力に使えるかも知れません。

 

 

2022年7月28日 (木)

お買い物

友人との約束があった日、残念なことにご家族が体調不良とのことでキャンセルに。それならばと、雨降るなか買い物に出掛けました。

鉄道模型とは異なる売り場を探索し、試しに買って来たのはこの3点。右二つはいろいろと検討用に。

20220726_0001_15

左のは拡大すると□□□が並ぶメッシュであることが判るかと。これを床下器具の一部に利用することを計画しています。

20220726_0002_15

そしてもう一つは高価なもの。音が鳴るのを製作したら、止められなくなりました。いつ店頭から消えるかも知れない代物だけに、有るうちに確保しておこうかと。

20220726_0003_15

ということで、帰宅後はいろいろ頭が・・・。

 

2022年7月18日 (月)

お買い物

雨の日のお出掛けは青猫書房だけではありませんでした。

実は、土曜日にしか営業しない店に寄ってみて、こんなものを買ってしまいました。

20220717_0002_15

しかも何を考えたのか、帰宅して取り出したらこんなにも。

20220717_0003_15

さてさてどうしたものか?

最近どうした訳か、OER3001氏の回りにこんなことをさせる友がちょろちょろされているものですからつい、具体的な計画も無いのに。当分は、いや若しかして永遠に? 不良在庫となるでしょうね。

 

 

より以前の記事一覧

フォト
2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

他社線ご案内

無料ブログはココログ