鉄道模型(フリー)

2024年1月 7日 (日)

2023忘年運転会

元旦夕刻に発生した大地震と津波被災、その翌日の羽田航空機事故と、新年早々悲劇が重なり心苦しい限りです。そんな中、平穏な日々を過ごせていることに感謝・感謝です。

半世紀以上にわたりお付き合い頂いている方々などが、埼玉県内の別宅に集まって開催される忘年運転会、今回で3回目となりました。OER3001氏は皆様のご期待(?)に反し、いつもとはガラリと違う車両を持っての参加となり、小学生時代からコツコツ集めた車両から自作のもの、キット組み立てや近年のKATO製品などの2軸貨車群を抱えての参加です。

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これらはきぬやまスカンクさまが、最近レストアされた天賞堂製DD13旧塗装を持って来られるであろうと予測して、用意したのでした。1両でも充分牽けましたが、OER3001氏所有の新塗装バージョンとの重連も楽しませて頂きました。

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ぼっちぼちさまは福島交通の連接車5000形を。OER3001氏も作りたいと思っていた題材、お見事なペーパー自作品です。

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モハメイドペーパーさまは、みどりや製の京浜急行1000系ペーパーキットを利用、側扉間3側窓を4窓に切り継ぎした武蔵野急行2000系だったか3000系だったか。

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ぬか屋さまは、最近自作された5両の0番スイス風客車中、2両を持ち込まれました。モハメイドペーパーさまが小宮のキットで製作されたEF65に繋げて眺めます。

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連結器の高さなど確認のため、OER3001氏製作中の小田急2320形も仲間に加えて頂きました。

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渋~い8620蒸機が3両の渋~いペーパー自作客車を牽いて力走します。黒とぶどう色1号若しくは2号の塗料しか必要としない作品は、勿論きぬやまスカンクさまのものです。

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ドイツ好きのくまくまさまは、・・・説明を受けたのですがさっぱり忘れてしまいました(涙)。旧ドイツのお偉い方専用のS3/6機関車と客車だったかな。

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懐かしい塗装の東武8000系はぼっちぼちさまのペーパー自作。1969(昭和44)年10月に開催された、交通博物館の企画展のために製作したものでした。

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その企画展がこの「首都圏の鉄道展」、開場は確か3階。

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各社の新鋭車両を16番ゲージで展示すると言うので、揃わないものは皆で分担製作して臨んだものです。OER3001氏は相鉄6000系を製作しています。

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ぼっちぼちさま製作の東武8000系は最下段、その上はWD氏製作の営団5000系アルミ車でした。

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この日の運転会、OER3001氏は小田急のホッパ列車(ED1012牽くホキフ300-ホキ300-ホキㇷ300)も。

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加えて貨物ではなく荷物、デユニ1001も。

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田舎での開催だったこともあり、この日はクルマで駆けつけていたメンバーも居ましたので反省会の酒宴は翌日に。なんと2日間にわたる忘年会でした。

 

2023年9月28日 (木)

名作に再会!

合葉博治さんという故人は、我が国の鉄道模型の歴史上忘れることができないお一人だと思っています。

小学生時代に「模型と工作」という雑誌の著者として知り、その後あるご縁からお目に掛かる機会を得て感激したものです。お付き合い頂く間で合葉さんの人間性に深い感銘を受け、OER3001氏結婚の際には媒酌人もお引き受け頂いたご縁です。

60歳を前に難病で亡くなり、何点かの遺品を授かりましたが・・・。

どんな経路だったのかわかりませんが、オークションに出品されていたペーパー製自由形電車を仕留められたN氏が見せてくれました。半世紀ぶりの再会でしょうか。

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まさかこの日に見られるとは予想もしていなかったのですが、合葉さんのスケッチからOER3001氏が自作したスイス風電車とのツーショットが実現しました。

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詳しい構造などはこの「模型と工作・新鉄道模型工作ハンドブック」に図解されています。

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ホンモノのガラスを使用している窓、薄洋紙を折った幌、可動式の渡り板、しっかり作り込まれた室内など、感心させられるばかりです。

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勿論パンタグラフも自作。当然、架線集電対応です。

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棒型モーターによる床下伝導も独特なものですが、手作りの台車を良く見ると帝都電鉄100形が履いていた川崎K-3に似ています。

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室内はしっかり天井も作られています。LEDなど無い時代、米粒球を点灯させるものですが、それらのスイッチも床下機器としてしっかり作り込まれている作品。

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作品としてのレベルは大違いながら、合葉さんの影響を受けて作り始めた0番の電車。早く完成させなければと燃えて来ました。

 

2023年7月 4日 (火)

続:2軸路面電車就役

カワイならぬ可愛いのでつい、小さなエンドレスで走らせて楽しんでしまうのですが、見れば見るほど気になって。

臆面を観察すると、10.5φの車輪なので床高なのは仕方のないこと思います。

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気になっていたのは排障器の高さ。高くてその機能を果たせないのではないかと。

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この角度から眺めると、排障器は乗降口の1段目より高いかな。

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自作の玉電80形と並べてみました。玉電もスケールより大きな10.5φ車輪ですが排障器は2軸路面電車より低いです。

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乗降口の高さにはさほど差は無いようです。

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床は玉電の方が高い。だから2軸は一応路面電車らしく見えているのでしょう。

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あれこれ比べながら見ていると・・・、

だめだめ、手をかけたくなってしまったら憧れた“昭和の入門用自由形”の香りが消えてしまいます。

 

 

2023年7月 2日 (日)

2軸路面電車就役

この夏、いよいよ宇都宮ライトレール株式会社が創業開始です黄色いボディのスマートなLRTは、8月26日開業だそうで、既に習熟運転が開始されているようです。

そんな中、OER3001氏は、昔懐かしいカワイモデル製2軸路面電車を入手してしまいました。

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前オーナーさんは相当大事にされていた様子で、ギアの摩耗も無く、車輪清掃と注油をしたら、電灯類の球切れも無く走るではありませんか。

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早速車体を奇麗にクリーニングし、入籍に際して形式をデハ250形と決め、車体に251と書き込みました。

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カワイPAT.のビューゲルは、指先でチョンと押せば板バネにより反転する優れもの。今は入手できなくなってしまったのが悲しいです。

気付けばここのところ1号機関車編成とか、天賞堂の0-6-0タンク機関車とか、昔欲しかった鉄道模型の原点のような小型車両が増えています。大規模な運転会では走らせることは無いと思いますが、自宅での息抜きでは十分楽しめますよ。

 

 

2023年4月 9日 (日)

日陰の車両を走らせる

多摩川畔でのシニア運転会、この日は普段は裏方にあって、表に出てこない日陰の車両たちを持っての参加となりました。

最初はこれ、天賞堂が初めて発売した私鉄電車、小田急のデハ1600。大学を卒業した1973(昭和48)年、入社式後約1か月にわたる本社での研修期間だった時に、閉店時間直前に神田・カワイモデルに駆け込んで買った2両が最初。初任給60,000円だった当時の価格はM無しで5,800円。決して安いものではありませんでしたが翌々月、さらに1両を追加購入、後に2両を電装したものです。

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小田急・相模大野工場の入れ替え用として活躍したのを最後に消えたデキ1050形(EB1051)。アダチのキットを組みましたが、新宿方/小田原方で異なる端梁のディテールを作り変えています。牽かせた2両のトフ100形は真鍮自作とペーパー自作。

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後年は相武台前構内が居住地となっていた保線用のホキは2010年に製作したもの。TOMIXのホキ800キットをベースに、2両に車掌室を設けてホキフ とした3両編成(ホキフ 301-ホキ302-ホキフ303)。

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その牽引を務めるのはデキ1010形(ED1012)。アダチのキットですが、パンタはPT42、列車無線も搭載した後年の姿に仕上げています。

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最後は思いっきりフリーの世界。クモル24もどきのデト10形(11、12)の間に、昔のつぼみ製セムから色替えしたホム400(401、402)を挟んで。

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公開運転会では出番が無い車両たちを抱えての楽しい運転会となりました。

 

 

2023年2月22日 (水)

ブリキ貨車再生

トフを仕上げた序でに、箱の中で長期にわたり忘れられていた石炭車で遊んでみました。

スケールものではなく、入門用に簡略化した製品。たった2両しか保有していないことから石炭車にしておくのにも無理があるので、随分昔に「ホキ」としていたのですが・・・、保線用車両として小田急に居たホキ300様のカラーにしてしまいました。

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台枠に小田急イエローを纏ったねずみ色一色ながら、内側は錆止め風のカラーに塗り分けてみたら、砂利を積んでそれが見えなくなるのがもったいなくて積み荷無し。

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フリーですから当然牽引機もフリー。天賞堂のバーゲンで入手していたEB10の車体を利用、1t真鍮板から新製した床板にWB26B装備のブリル台車という、全軸駆動の強力機ED201が充当されます。

 

 

2023年1月 3日 (火)

フリーを楽しむ

新年開けて最初の模型題材はフリーから。

とある田舎の隠れ家で開催された忘年運転会。参加者間では持参車両の事前調整など無かったのですが、OER3001氏は1971(昭和46)年竣功の8000系(右)5連を持ち込みました。

なんと、ぼっちぼちさまも共通設計車両である2300系の4両編成を。偶然のツーショットが実現しました。

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折角なので上方からも。両車とも今では考えられないほどパンタグラフの多い車両です。当時のパンタグラフ、今ほど高価ではなかったのでできたことでした。

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若き20代の頃、燃えていましたよ。当時の最新型車両を目指した各人の自由設計車両。

実は、その置き換え車両を造る話もあって、既に完成させているメンバーも居るというのに、OER3001氏含む3人は未着工。2023(令和5)年には何とか竣功させなければいけませんね。忙しくなりそうな年明けです。

 

2022年10月 9日 (日)

竣工前の試運転

シニアの運転会で、入籍前のフリー客車の試運転をして来ました。

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先頭に立った機関車はED201としたフリー。懐かしい天賞堂のEB10ベークライトボディーを利用、下回りは1t真鍮板で床板を作り、ブリル台車にWB24.5を2台装着した強力機。赤いパンタはドイツ風です。

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牽引機を交換してさらに走らせます。

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この牽引機は、鉄道模型社のED58。レストアと同時に、試験塗装のEF58 4号機もどきのツートーンカラーに仕上げています。

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この客車を牽かせてみたら、フランス国鉄SNCFの列車のようにも見えて来ました。テールライトの位置が「ヨーロッパ」でしょ。

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気分を変えて、C11スタイルの蒸機にも牽かせてみました。

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どう見てもC11とは程遠いカワイモデルのフリー機。思い切ってグリーンに塗ってしまったら、これはこれでまたという感じになりました。

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バック運転良いですね。

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そう言えば、グリーンの車体に赤いパンタを載せたED14風機関車にも牽かせたのですが、走行写真を失念しました。

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いずれにしても、グリーンに塗られた機関車に似合う客車となった自負しています。細かいことを言わない大らかな運転会では、こんなフリースタイルを楽しむのも良いですね。

 

 

2022年9月26日 (月)

フリー客車塗装工程完了

どうも息抜き作品の方が進み方が早いですが、台風の影響による雨が一段落したので、残りの塗装工程を終えることができました。全体のバランスを見たくて、書棚上のレールに乗せてみました。

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お仲間からいろいろご期待頂いたようですが、結局はこれで落ち着きました。「シルバーメタル」の屋根に対して客扉には「アルミシルバー」と使い分けていますが、何れも本命用の残りでした。

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この角度だとちょっと判りづらいですが、手前の1等車は幕板に黄色いラインが入っています。

後は窓ガラス入れと尾灯配線、レタリングが残りますが、当分手を付けられそうにありません。

 

 

2022年9月24日 (土)

フリー客車塗装その後

息抜きの塗装の後、モハメイドペーパーさまの予想通り屋根を銀色に塗装しました。この銀色の選択がポイントで、本命のステンレス車両で残った「シルバーメタル」。金属肌ではなく塗装の銀というイメージです。

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そして、裾のグレーとの間に0.5㎜のストライプを入れてみました。カッティングシートを0.5㎜幅に切り出して。

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まだ2両だけですが、残りの2両にもこの作業をしなければなりません。

所詮、息抜きのフリーですから、合間を見ていろいろ錯誤しつつ、ゆっくり進めます。

 

 

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