名作に再会!
合葉博治さんという故人は、我が国の鉄道模型の歴史上忘れることができないお一人だと思っています。
小学生時代に「模型と工作」という雑誌の著者として知り、その後あるご縁からお目に掛かる機会を得て感激したものです。お付き合い頂く間で合葉さんの人間性に深い感銘を受け、OER3001氏結婚の際には媒酌人もお引き受け頂いたご縁です。
60歳を前に難病で亡くなり、何点かの遺品を授かりましたが・・・。
どんな経路だったのかわかりませんが、オークションに出品されていたペーパー製自由形電車を仕留められたN氏が見せてくれました。半世紀ぶりの再会でしょうか。
まさかこの日に見られるとは予想もしていなかったのですが、合葉さんのスケッチからOER3001氏が自作したスイス風電車とのツーショットが実現しました。
詳しい構造などはこの「模型と工作・新鉄道模型工作ハンドブック」に図解されています。
ホンモノのガラスを使用している窓、薄洋紙を折った幌、可動式の渡り板、しっかり作り込まれた室内など、感心させられるばかりです。
勿論パンタグラフも自作。当然、架線集電対応です。
棒型モーターによる床下伝導も独特なものですが、手作りの台車を良く見ると帝都電鉄100形が履いていた川崎K-3に似ています。
室内はしっかり天井も作られています。LEDなど無い時代、米粒球を点灯させるものですが、それらのスイッチも床下機器としてしっかり作り込まれている作品。
作品としてのレベルは大違いながら、合葉さんの影響を受けて作り始めた0番の電車。早く完成させなければと燃えて来ました。
最近のコメント