鉄道模型(民鉄)

2023年9月26日 (火)

製作技法勉強会?

川西能勢口駅を降りたのは、度々TT氏からお誘い頂いていたこれに初めて参加するためでした。ペーパーモデラー座談会。所有している模型を走らせて楽しむ運転会ではなく、ペーパーを主材料として車体を作る人々が集まり、製作ノウハウや苦心点などを話題にするもので走らせません。

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川西市の施設であるアステ市民プラザ・マルチスペース2という会場では、既に多くの方々がいくつかのテーブルごとに、持ち寄った作品を肴に熱く語って居られました。

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その中、阪急ファンである主催者のTT氏が高校時代に製作されたと言う阪急顔のモックアップ。顔部分の技法確認のためであっても、ここまで仕上げるものかと驚きました。

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その氏が製作途上の車体を披露しています。

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その中で注視してしまったのがコレ。窓抜きはカッティングプロッターによるとのことですが、特徴的なサッシ表現に挑戦しています。サッシ部分はカッティングの後に裏から押し出して表現してみたとのこと。

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なるほど、サッシ部分が押し出されていることが目視できますが、写真では判りづらくてすみません。押し出した後は瞬間接着剤で固着しているようです。

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オデコの整形にはミリプット・エポキシパテ瞬着パテなるものを使用しているのだとか。新しい材料の情報も勉強になります。

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こちらは組み立て式ラック棚などの多穴式アングルを活用した屋根肩曲げ道具。

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アングル材と帯材とを所定ボルトで挟みます。程よいサイズを見つけたとのことですが、20m級車体にはボルトのピッチが合わず使えないとのこと。

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挟んだらこうして扱きながら曲げ癖を付けて行きますと、自ら実演してくださりました。

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続いては屋根Rの成形を実演してくれました。硬質ウレタンをマットにして、蕎麦打ちではありませんが麺棒ならぬ適度な直径の丸棒でゴリゴリと。

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阪急ファンだけに、長年にわたって阪急車作り続けて来ていろいろな技法を考えるものです。常に“課題”を頭に、ホームセンター他の店舗を調査、材料を見つける眼とひらめきが大切ですね。

なるほど、大変勉強になりました。

 

 

2023年9月14日 (木)

シニアの運転会

ロマンスカー天国の他に、各氏が持ち寄られた車両たちの一部を。ロマンスカーの間を縫うように京成3200形が。

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古くからのお付き合い仲間であられるWM氏のペーパー自作。

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完成から半世紀近いのではないでしょうか、インサイドギアと縦型モーター2台による音を立てて快走していました。

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海外ものを持ち込むことが多いIK氏は、珍しく国鉄もの。赤いナンバープレートのC56 124号機牽く貨物列車を。帰宅後に調べてみればC56 124号機は篠ノ井線・明科駅付近で静態保存されていたようですが、現在はどうなっているのか? 調査に行きたくなりました。

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KT氏は京王帝都の5000系4両編成を。エンドウ製品と言うこともあって、快調に走っていました。

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今回もまた、様々な模型に触れることができ、その後はお仲間との“反省会”と称する場所に移動、アルコールを頂きながらのハイテンションの時間となってしまったことは言うまでもありません。

 

 

2023年7月14日 (金)

運転会で出会った作品

多摩川畔でのシニア運転会、今回もお仲間各氏の自慢作を目の当たりにして、エネルギーを頂くことができました。

旧友のKW氏は、実車登場後速やかに製作された183系は御年4X歳。懐かしい縦型モーターとインサイドギア駆動で快調に走りました。欲を言えば4両じゃ寂しい!

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HA氏はクモヤE995型電車を。ハイブリッド気動車の試験車両として登場後、蓄電池駆動電車システム試験車両として再改造されたもの。烏山線を走るEV-E301系の元になった車両だそうです。

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MM氏(こてはし鉄道)は北総鉄道7500形8連を走らせていました。

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東武がお好きなHK氏は1800系6連を。味のある作品でした。

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他にも目を見張るものが沢山出場したのですが、おしゃべりに夢中で撮影を失念してしまいました。

次回はどんな作品に出合えるのか、今から楽しみです。

 

 

 

2023年7月 4日 (火)

続:2軸路面電車就役

カワイならぬ可愛いのでつい、小さなエンドレスで走らせて楽しんでしまうのですが、見れば見るほど気になって。

臆面を観察すると、10.5φの車輪なので床高なのは仕方のないこと思います。

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気になっていたのは排障器の高さ。高くてその機能を果たせないのではないかと。

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この角度から眺めると、排障器は乗降口の1段目より高いかな。

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自作の玉電80形と並べてみました。玉電もスケールより大きな10.5φ車輪ですが排障器は2軸路面電車より低いです。

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乗降口の高さにはさほど差は無いようです。

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床は玉電の方が高い。だから2軸は一応路面電車らしく見えているのでしょう。

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あれこれ比べながら見ていると・・・、

だめだめ、手をかけたくなってしまったら憧れた“昭和の入門用自由形”の香りが消えてしまいます。

 

 

2023年6月20日 (火)

心は青春時代に

母校(高校)の同窓会から、コロナ禍で4年ぶりとなる学園祭に於いて、同窓会展示に協力せよとの要請に従い、鉄道模型の展示となりました。準備日午前、シニアを中心に教室で机配置や開梱、設営が進みます。

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最年長のOER3001氏は、後輩各氏の心遣いで肉体的作業を軽減され、こうして準備作業の記録係を務めます。

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教室内44台の机配置を現場で調整しつつ、Nゲージの3エンドレスを中心に展開することになりました。

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OER3001氏より若い多くのメンバーはNゲージ中心。現役高校生も当然Nゲージです。そんな中で16番ゲージは、最寄りの京王線車両の自動往復運転としました。

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線路長の制約から初代5000系の2両編成(5070番台)と、富士急へ転属し富士登山電車となった2両編成を適宜入れ替えて。

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自動往復運転なので一日中触る必要なく、もっぱらOBメンバーでの語らいが主。当然その語らいは日中だけで終わる訳はなく、準備日に加えて開催2日間の合計3日間、まあ良く飲んだ、良く食べたものです。

という訳で、観客を迎えた会場の撮影を失念していました。

 

 

2023年6月 8日 (木)

刺激を頂いた作品

今月のシニアの運転会でも、多くの刺激を頂くことができました。生憎写真を撮り忘れた車両も少なくないのですが・・・

こてはし鉄道さまのペーパー自作車両には乗客がいっぱい。これだけ多くの人形を取り揃えるのは、手間も費用も大変なことでしょうね。

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KWさまのペーパー自作・小湊鉄道キハ200は、OER3001氏らと競作したもの。こちらはキハ202、OER3001氏は204と214を作っていました。

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同じくKWさんはキハ22 243を。側面片側だけ自作サボが掲げられていましたが、こちら側は?

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懐かしい73系3連。嘗ての鶴見線かと思ったら横浜線だそうで。HAさんのペーパー自作。2段上昇窓の表現が見事でした。

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クモハを先頭にした方からも撮っておきました。

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極めつけは近鉄「ひのとり」、急遽お越しいただいたNSさんが、終盤にこれを抱えて飛び入りでした。いや~素晴らしい。でも、先頭部の灯具は点灯しないのだとか、残念!

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各位それぞれ工夫されて作られた自作車両の数々に出合える運転会は、何よりの「学校」です。今回も多くの刺激を頂くことができ、さらに会場を移して補講(笑)まで。

 

2023年5月19日 (金)

今年も開催

いよいよ今年も明日20日(土)から21(日)の2日間、グランシップトレインフェスタが開催されます。

設営準備のためOER3001氏は、今日19日(金)から現地入りです。昨年同様に大ホール入り口近くで展開します。(以下4画像は昨年のもの)

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静岡ですから開催地に忖度し、今年も地元・静岡鉄道の車両を走らせなければなりません。

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駿府ばかりではなく遠州にも気遣いします。

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地元の私鉄は2両編成ですが、広~い会場ですから長い編成は存在感があります。往年の東海道線スター・151系特急「こだま」12両編成は今年も登場でしょう。

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地元への忖度ばかりではなく今年はやりますよ、“ODAKYU in Shizuoka”を。10両編成の5000Ⅱ形が走り回る姿が楽しみです。

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ということで、今年2023年の模様は後日、数回にわたり報告させて頂くことを予定しています。と言うことで、頂いたコメントへのレスポンスが滞ることをご理解賜りたく。

そしてもう一つの楽しみ、それは仲間との“宴会”です。皆さまよろしくお願いします。

 

2023年4月 1日 (土)

久しぶりに新京成

お仲間のご自宅に展開された組み立て式(?)レイアウトにお招き頂くも、生憎の空模様。傘もあるのでなるべく荷物も軽量化と、小型車両での参加となりました。

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小型車が活躍していたOER3001氏の学生時代が懐かしくて製作したペーパー自作の300形。

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8両が在籍していた車体更新後の300形の内、305-306、307-308を製作。

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モハ45形と同様の車体に更新されながら307(3両目)だけはアルミ車体が試用されたため、窓枠が外部嵌め込み式サッシとなるなど、他車とはちょっと違いがありました。

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小型車ながら2+2の4連は、模型的には実に好ましいものです。

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最後はお仲間が持ち込まれた都営5000系(カツミ製品)と共に、引き上げ線に落ち着きました。

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今回もまた、楽しいひと時にご招待頂いたS様にお礼申し上げます。

 

2023年2月 6日 (月)

久しぶりの新京成

多摩川畔でのシニアの運転会。ここのところ機会が無かった新京成を久しぶりに走らせました。

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ペーパー自作のN800形6両編成。動力の搭載、小田急車なら2両とするところを新京成なので経費削減。EN22モーターとMPギアの装備は1両だけですが、ここの勾配線も問題なく快走します。

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こちらは尾灯点灯の後追い姿。

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ステンレス車体でも、この新京成のカラーリングは映えますね。

 

2023年1月19日 (木)

東武ロマンスカー

標題を「東武ロマンスカー」としましたが、「ロマンスカー」の名称は1996(平成8)年12月3日をもって小田急の登録商標となっており、現在では東武を含めて他社では使えなくなりました。

因みに他社で「ロマンスカー」として製造された車両は、2012年に長野電鉄2000系が引退したことで無くなっています。

東武ではデラックスロマンスカー(DRC)1720系が長くフラッグシップでしたが、その前に誕生している1700系は好感の持てる車両でした。某誌からプレゼントされた真鍮キットを組んで、OER3001氏のコレクションに加わった次第です。先日S氏宅で開催された運転会で、久しぶりに走らせることができました。

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和室の築堤を走り抜け、複々線区間にかかります。

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このレイアウトは全6エンドレス(内2線は未開通)という壮大なものです。

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4エンドレスそれぞれが副本線を擁するので、目の前は8線。いったいどれが自分の車両が通過するのかわからなくなってしまいます。

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LEDが無かった時代の作品なので電灯類は全て豆球ですが、なかなか良い雰囲気です。

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室内灯の効果で、一人分づづシートカバーを掛けた背もたれが映えます。

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存分に走り回って、駅に戻って来ました。

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それにしてもご自宅に、こんな素晴らしいレイアウトを作った(途上)S氏には脱帽です。楽しませて頂きありがとうございました。

 

 

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