製作技法勉強会?
川西能勢口駅を降りたのは、度々TT氏からお誘い頂いていたこれに初めて参加するためでした。ペーパーモデラー座談会。所有している模型を走らせて楽しむ運転会ではなく、ペーパーを主材料として車体を作る人々が集まり、製作ノウハウや苦心点などを話題にするもので走らせません。
川西市の施設であるアステ市民プラザ・マルチスペース2という会場では、既に多くの方々がいくつかのテーブルごとに、持ち寄った作品を肴に熱く語って居られました。
その中、阪急ファンである主催者のTT氏が高校時代に製作されたと言う阪急顔のモックアップ。顔部分の技法確認のためであっても、ここまで仕上げるものかと驚きました。
その氏が製作途上の車体を披露しています。
その中で注視してしまったのがコレ。窓抜きはカッティングプロッターによるとのことですが、特徴的なサッシ表現に挑戦しています。サッシ部分はカッティングの後に裏から押し出して表現してみたとのこと。
なるほど、サッシ部分が押し出されていることが目視できますが、写真では判りづらくてすみません。押し出した後は瞬間接着剤で固着しているようです。
オデコの整形にはミリプット・エポキシパテ瞬着パテなるものを使用しているのだとか。新しい材料の情報も勉強になります。
こちらは組み立て式ラック棚などの多穴式アングルを活用した屋根肩曲げ道具。
アングル材と帯材とを所定ボルトで挟みます。程よいサイズを見つけたとのことですが、20m級車体にはボルトのピッチが合わず使えないとのこと。
挟んだらこうして扱きながら曲げ癖を付けて行きますと、自ら実演してくださりました。
続いては屋根Rの成形を実演してくれました。硬質ウレタンをマットにして、蕎麦打ちではありませんが麺棒ならぬ適度な直径の丸棒でゴリゴリと。
阪急ファンだけに、長年にわたって阪急車作り続けて来ていろいろな技法を考えるものです。常に“課題”を頭に、ホームセンター他の店舗を調査、材料を見つける眼とひらめきが大切ですね。
なるほど、大変勉強になりました。
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