鉄道(小田急)

2023年12月 7日 (木)

VSEに遭遇

日常の買い物からの帰り道、高架橋に唐木田に向かうVSEの姿! なに! 今日も走らせてたの!? と、引退まで平日も含めて稼ぎまくっているようですね。

一瞬戸惑いながらも自宅に帰って直ぐ、ダイヤも知らないのにイチかバチかと唐木田に直行することとしました。

いつもの場所から駅を望むとご覧の通り。1番線に停車中のVSEを多くの人が眺めています。2番線では下校する大妻の女子たちもVSEに注目しています。

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どう頑張ってもこの場所からしかカメラを向けられないので、ここで頑張ることとしました。

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折り返し時間が判らないまま、寒くなってきた中で我慢します。その甲斐あって、VSEを追うように小田急から消えて行くのであろう8000形とのツーショットが得られたのはラッキーです。

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1時間近い折り返し時間だったようで15時49分だったか、だいぶ陽が落ちた頃に漸く発車。ミュージックホーン高らかに鳴らしていたので急遽動画に切り替え。下は動画からの切り取りです。

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後追いは静止画にしました。屋根上など全く汚れを感じない奇麗な姿。これで引退ですか!(涙)。

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あれれ、最後部展望席には女性スタッフ2枚が座り、両手を振っていたではありませんか。

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良~く見ると、女性スタッフの後には男性社員の姿も。

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ず~っとこうしながら行ったのでしょうか?

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少なくとも唐木田から小田急多摩センターまでは、高架線で線路脇にファンは居ないのに、です。

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SSEの引退時には考えられなかったような対応に、心が動かされた感じでした。

 

2023年12月 5日 (火)

VSE 再び惜別乗車

残る1編成もいよいよ引退が2週間後となったこの日、縁あってその貸切列車に乗車することとなりました。団体専用のVSEが、1号線に入線して来たのは11時20分過ぎのこと。

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新宿駅はグランドターミナルに向けて大工事が進行中で、様々な仮設機器などで少々息苦しく感じます。

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出発までの時間を利用して、今までやったこと無いことを試みます。車体中央のライン幅、バーミリオンは70ミリ。

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その下の黒いラインは7ミリでした。

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定刻に出発し、先ずは秦野へ。その後は折り返して新百合ヶ丘。一旦引き上げ線に入り、唐木田へと言う行程。

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3号車、8号車天井にある天窓。好天に恵まれ晩秋、いや初冬?の陽射しが注ぎます。

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指定された座席は9号車、50101でした。日本車両で作られたのは平成16年、2004年ですよ。20年にもならない短期間の活躍なのです。

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唐木田へ向かう途中、京王相模原線を行く9000系と並走しました。

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唐木田では一旦車庫線に収容された後、新宿へ向かって発車です。

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新宿では5号線到着、地下7番ホームから下車します。

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この線に特急車両が入線すること自体が滅多に無かったことなのです。工事中の暗いイメージが、VSE引退に似合うのでしょうか?

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4時間も車内で過ごせた今回の貸切乗車。写真は殆ど撮れませんでしたが、連接車の走行音を残そうと、連結部の動画撮影に興じていた次第。

何度も乗ったVSEですが、いよいよその終焉が目前に。やっぱり寂しいものです。

 

2023年11月29日 (水)

小田急酒匂川橋梁へ

この日、日中が暖かくなるというので、使用期限が迫る株主乗車券の有効活用に出掛けました。

白い富士山が奇麗に見えていたので新松田駅で降り、酒匂川橋梁で撮ることにしました。ただ残念なことに、小田原方ガーター橋部分は補修中のブルーシートで覆われています、これは避けて撮りたいですよね。

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そう言えば52年前の同月にここに来た時は富士山は雲に隠れ、寒い日でしたから、それより良しとしましょう。

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橋梁は架け替えられてはいませんが、今は保線用の歩行路と柵が設けられてしまいました。

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とにかく奇麗な空だったのと、左側のブルーシートを入れずに撮るということで選んだアングルはこうなりました。

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青いロマンスカー60000形MSEも、奇麗に6両収められました。

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西武鉄道に譲渡されることになっている8000形も、その元気な姿を記録しておきます。この頃になると富士山に少し雲が。

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で、驚いたのは20人くらいの年配ご一行様が、OER3001氏の周辺に寄って来ます。なんだなんだ? 

どうも電車を撮るようだ。観察しているとこのご一行様、鉄道風景写真家・伊藤宏美さんが講師となり、富士山と鉄道を撮影するというクラブツーリズムのバスツアー参加者だったのです。

へ~、そんな商品が売れる時代なのですね。それこそ半世紀にわたってここで撮影していますが、こんなご一行と出会ったのは初めて。第一この土手に“撮り鉄”がこんなに集まったことがあったでしょうか! 皆さん一丁前のカメラを持っていましたよ。

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その一団を画面に入れないようにして、OER3001氏は自分の時間を楽しみます。8000形は6+4の10連で活躍していたのだという記録を。

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30000形EXE-αどうしの交換も何とか収められました。

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が、やっぱり赤いロマンスカーは待つべきでしょ。だいぶ富士山が霞み始めましたが、なんとか7両全体を収められました。

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これでここでの目的は達成したので、今度は富士山を入れず河原へ下りてみます。水がなんと澄んでいたことか。

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どうせ富士山は霞んできたのだからと、こんなアングルも試みます。

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それでも一応、ロマンスカー通過時刻になると再び富士山を入れても。

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これをもってここでの撮影を終えましたが、クラブツーリズムご一行様はまだ30分くらい留まり、その後は御殿場線は山北へ向かうようでした。

OER3001氏は渋沢駅で富士山バックに挑戦しましたが、残念ながら雲の中。

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まあ充実したひと時を過ごすことができたので良しとしましょう。

 

2023年11月27日 (月)

西武国分寺線

大手私鉄が大手私鉄から中古車両を導入するとのニュースが流れています。しかも戦後の箱根山戦争と言われた戦いを繰り広げた一方が、その相手であった“敵”からと言うのですから、当時を知る世代には信じがたいものです。

小田急8000形を譲り受けて使う予定の線区が国分寺線。ぬか屋の徒然日記で取り上げられていたので思い立ち、天気が良く暖かいうちにと急遽出掛けてみました。JR中央線と並ぶ国分寺駅から乗ります。

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乗車する車両は後期形9次車にあたる2049編成。

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縦型マスコンとこのブレーキ弁を見ると何故か安心します。

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最初はまず、一駅乗って恋ヶ窪のホームから。この区間は複線になっていて交換します。

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もう一駅行って、何方かの最寄り駅で降り、ホームから一枚。

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ここは国分寺行きが対面のホームに入るかと思っていたら、それは朝方と夜間だけだったようです。

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小川まで乗ったのは2+4の6連。前パンていうのはなぜかカッコイイですよね。

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次の列車を待つ間、いきなり来た拝島線はドラえもんです。

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ドアが開いている間に覗いた車内、これは楽しいですね。

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側扉もなかなかのものですよ。

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小平に向かって発車して行ったのを見送ります。

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代わって国分寺行きが拝島線を横切って入線です。

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小川で並んだ国分寺線は、前パンの2+4編成と6両固定編成。なぜかラッキーな気分でした。

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折り返して複線の恋ヶ窪で、去っていく国分寺行きと向かって来る東村山行きを撮ります。

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線路に沿った道を鷹の台方向に歩きます。この時期の低い陽射しが側面に注ぎ、露出調整が難しいです。

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戸倉通りに開けた場所があったので、初冬の澄み切った青空が奇麗だったこともあり、国分寺線らしい風景を収めてみました。

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その踏切近くでの東村山行き。絞りで悩んだ1枚です。

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結局恋ヶ窪駅に引き返し、気になっていた跨線橋に上がってみましたが、目前のビームが何とも邪魔。

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ここは駅を向いて撮るしかなさそうです。

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長閑で模型的な路線だと思う国分寺線。ここにこれが走るようになるのですよ。

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どんな塗装になって活躍するのか楽しみです。

 

 

2023年11月25日 (土)

クヤを撮る

友人から検測車両クヤ31が走るとの情報を得て、この日地元で出動しました。

クヤは小田原・藤沢・唐木田方に連結されるので、下りがクヤ先頭。唐木田駅手前で待ち構えます。9時42分、8065×4に連結した9953列車がやって来ました。

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既に速度を落としているので、ズームを引いても撮影可能です。朝の陽で側面が陰になるのは仕方ありませんので、絞りを+1/3にしてみました。

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9953列車は唐木田車庫で一休み。ちょうどこのアングルでは隠れてしまいましたが、屋根上のサーチライトは点灯したままでした。

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9954列車となって折り返しは10時59分発。小田急多摩センターに向かう後方も撮っておきました。後追いでも側面に陽が当たっていて良かったです。

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天気に恵まれての撮影、この日は思いがけずこんなシーンも収めることができました。先日のKMさんの「VV写真展 」ではありませんが、「W5000」です。

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撮影に出たら、見慣れた光景、見慣れた車両でも、撮るか撮らないかではなく、常に撮れる体制で臨む姿勢が大切なようです。

 

 

2023年11月23日 (木)

南新宿の思い出

前回の「南新宿で」に頂いた、この地に思い出のある方々からのコメントに嬉しく思い、それならと調子に乗って記録を辿ってみました。

最初は1968(昭和43)年5月の夕方近く。現在解体中の小田急百貨店ビルを背後に「あしがら」が新宿1号踏切に差し掛かります。NSEはまだ冷房強化工事施行前で、屋根上がすっきりしていた時代です。

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この時はNSE(3100形)よりNHE(2600形)のこの色を狙っていたと思います。

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NHEは各停に投入されることが主だったので、待てば出会える。何気なく撮った南新宿での1コマから、当時の状況が蘇るようです。

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新宿1号踏切には踏切保安掛が常駐、迫り来る列車に振っている旗が確認できますが、これも古の思い出。

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続いて1969(昭和44)年の記録。地下ホームから出て来たのは3両編成の4000形ですよ。大都会のターミナルに3両編成が発着していたなんて。左側の貨物ホームには1300形が停車中です。

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この年の積雪は2月ではなく3月だったのですね。吊り掛け式駆動のABF車も優等列車で活躍していたのです。1600形×4を先頭にした8両編成が、小田急本社ビルと山野ホールの間を新宿に向かいます。

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後は1900形でした。大きくカーブしたホームは前後を踏切に挟まれ、大型6両編成(2600形)は上下列車とも先頭車両はドア締め切りでした。

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時を経て1973(昭和48)年7月、長編成化のための新宿駅改良工事たけなわ。地下ホームは閉鎖され、地上3線で全ての列車折り返しを行っていたときでした。地下線アプローチを長くとるため、路盤の掘り下げが行われています。

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同時に新・南新宿駅設置工事が進みますが、7月時点ではまだホームの基礎工事。

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2か月後の9月になってホームのコンクリート板が置かれ始めました。

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それから3カ月で完成するとは、早いものですよね。12月21日に新駅移転となりますが、その5日に前南新宿駅下りホームから撮った写真。こちらに向かって来る列車の位置に、新駅が確認できます。

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この日は日没後でしたが、フィルムをトライXにして奮闘していました。小田急本社ビル向かいの南新宿駅舎。当時は代々木八幡や代々木上原、東北沢などと似た、昭和の高度成長期に造られた鉄筋コンクリート製でした。改札口と出札窓口外の自動券売機があった時代だったのですね。

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駅舎左の壁面に、移転のお知らせが掲示されていました。

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小田急本社ビル前の新宿2号踏切から、その構内を記録しておきました。右が下りホームです。

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踏切を渡って下りホーム方から上りホームを。右手前には踏切保安掛が常駐していたのです。

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最後に上りホーム先端から参宮橋方向を。

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こうしてみると、ついこの前のことと思っていても、半世紀前と言う時代はいろいろな意味で今とは格段の差があるものだと、再認識させられてしまいます。

 

最後に新・南新宿駅での思い出を。1999(平成11)年7月16日、この日で引退となる3100形NSEの最終列車を撮りに行きました。

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振り返って後追いを1枚。下りホーム最後部の危ない所で撮っていた輩が居たのですね。黄色い線どころか白線まで超えて。

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オマケは今の南新宿駅を。10両編成対応のホーム幅は狭いものの、全体に上屋が設けられた姿になっているのです。

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上りホームから下り列車を撮ると、背後は山野ホールのガラス張り外壁が。

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駅舎は線路下に慎ましくです。

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南新宿、つい調子に乗ってしまいましたが悪しからず。

 

2023年11月21日 (火)

南新宿で

この日、踏切の向こう側で開催された友人のバイオリンリサイタルに出掛けたのですが・・・

ココに行くならちょっと早めに着いて、雨天でなければ当然撮影でしょ。いきなり遮断機が下りたので構えていたらGSEが。

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折角なので跨線橋に上がり、新宿方向を。ちょうどこの場所は旧南新宿駅のホームがあった場所です。

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ほぼ同じ場所で撮った50年前の写真がありました。現在の南新宿駅に移転する直前の撮影だったと思います。新宿を発車したSSEの姿が奥に見えますが、このために警戒現示の場内信号で低速で新宿駅場内に差し掛かるNSEの左側には貨物ホームがありました。

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跨線橋を渡って小田原方をみれば、旧小田急本社ビル。現南新宿駅はその向こうになってしまいました。

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54年前に、ほぼ同じアングルで撮った写真がありました。当時は小田急本社ビル屋上に、列車と交信するための無線アンテナがあったのです。

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跨線橋を降りて新宿2号踏切からお決まりの構図で、先ずは急行・唐木田行の3000形を。

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踏切で遭遇したGSEの折り返しを狙います。

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そのすぐ後に発車する快速急行・小田原行は5000形でした。

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ここまで撮って、ちょうど開場時刻に近づきましたので移動です。実に充実した午後のひと時でした。

 

 

2023年11月17日 (金)

WVSE写真展

WVSEっていったい何かと思われるでしょう。2編成が製造され、いよいよ引退間近となった50000形VSEが活躍していた記録。しかも本線上を行き交う2編成を同時に撮るという、もの凄いことにチャレンジして来られたKMさんの写真展にお邪魔しました。

「えびなめぐみ町フェスティバル」最終日の11月5日、海老名市文化会館の1室で開催された「VV写真展」でした。エレベーターホールからの廊下に、その一部が展示されています。

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つい、見とれてしまうような写真が入り口を飾ります。

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中には行って見ればいきなりこれらが!

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ちょうど会場内にいらしたKMさんの許可を頂き、写真を撮らせて頂きました。これは渋沢-新松田間でしょうね。

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こちらは? ダイヤを調べていても、当日の運行状況次第でバッチリと行かないことの方が多いと。

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そんなご苦労話は、実は過日のデハ1801保存会主催バスツアーの車内で聞きました。かけた交通費も相当なものです。

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展示されていたのは約300枚の。その1枚1枚に、想像を絶する苦労が重ねられていたのです。

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ダイヤ上で出会う場所が判っていても、思い通りに行かないことの方が多かったとのお話もありました。

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それなのに、展示されていた写真はどれも素晴らしいもの。

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連写が容易にできるデジタルカメラの時代だからこそ叶うものかも知れませんが、そうはいっても同じ場所に何度も出掛けてこそ、ようやく叶うものなのです。

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会場にあったこちらのパネルだけでも64枚ですよ!

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2編成のVSEが大活躍していた“日常”を、気が遠くなるほどの時間と費用を投じて追い続けた熱意に感動しました。

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そんなことを話してくださったKMさんが、「あと10分くらいでVSEが通りますよ」と会場で教えてくださりました。文化会館3階からでも眺められるのですが、急いで厚木街道の陸橋へ向かいます。

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厚木街道の反対車線側に廻ることは叶わなかったものの、海老名構内に進入しようとするVSEの雄姿を捉えることができました。

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多くの苦労話と共に、この日のVSE通過情報を教えてくださったKMさん、ありがとうございました。

 

 

2023年11月 7日 (火)

保存車両と再会!

前夜から降り続く雨の早朝、海老名からの貸切バスに身を任せて向かった先は・・・、

デハ1801保存会のお力によって実現した、群馬県赤城山麓での小田急1800形デハ1801とクハ1851の保存地。今般クハ1851の旧塗装時代塗装復元を期に開催となった見学会でした。

折角なので高校時代からの趣味友であるMK氏と共に、16番のペーパー自作模型と並べることを企てました。この施設オーナーのご協力でテーブルをお借りし、実車の前に並べさせて頂きました。

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右方から時代順に、①車体更新間もない時代、②黄+青塗装化時代、③前照灯2等化時代、④新塗装時代、⑤秩父鉄道譲渡時代と並べて。折しも雨は上がり、青空と白い雲が歓迎してくれているようでした。

次はデハ1801車内、運転室背後に移して。

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ここは100頭近い乳牛を育てる傾斜地牧場の一角。冬は空っ風で相当寒い場所だと伺いましたが、傾斜の向こうに広がる町並みと榛名山が奇麗に見えて、素晴らしい光景でした。

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前夜が雨だったことを証する水溜りに、青い空と白い雲、そして2両の1800形が映っていたのがラッキー。

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今回の行事を企ててくださったデハ1800形保存会の皆さま、牧場主に感謝申し上げます。素晴らしい時間をありがとうございました。

 

2023年10月30日 (月)

悲しい記録

クハ1658の振り子試験車両の見学を目的に、大野工場に出掛けたのは53年前のことでした。

その時工場建屋の横で、1968(昭和43)年川崎車両製の4015×3を多くの職員が取り囲んでいる光景に出合いました。

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この日の朝、踏切事故に遭ったということで、早々に修理に取り掛かっていたところです。側面の傷付けられた箇所は既にパテ状態。

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4065から取り外された側扉も無残です。この扉は交換されたのでしょうね。

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2両目の4115小田原方妻面は雨樋等が外され、鉄部の補修作業中。

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OERの切り抜き文字には痛々しい傷跡。

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側面の傷は、新宿方4015の文字にまで及んでいました。

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翌日の新聞で、この事故は無免許の21歳の製材工が、警報機の鳴っている踏切で起こしたものだと知りました。

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1970(昭和45)年10月31日午前8時35分ころ、神奈川県高座郡座間町入谷の警報機付き踏切。新宿発小田原行急行に座間町入谷、高進木材会社製材工岩井野二平(21)のトラックが側面衝突。約3メートル引きずられてコンクリート製信号柱にぶつかり大破。岩井野は全身打撲の重傷。ほぼ満員の約500名の乗客の内、2両目に乗っていた46歳会社員男性が頭に重傷、30歳と20歳の女性が手足に軽いけがとのこと。

とんでもない輩が起こした事故。この輩、今は74歳の筈。損害賠償も負って、いったいどんな人生送っているのかね。

現場は今の座間9号踏切ではなかろうか。この頃、新宿から4000形3両の急行があったのだろうか? 相模大野で分割した後の事なのか? 

事故後約1時間不通となり、9時20分頃に開通とありますが、今だったらそんなに早く運転再開できないのではないのかな。長閑な時代だったかも知れません。

 

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